月に一度はFDISK 投稿者: kurochan
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この物語は、リ−フ殿の「To Heart」の設定をもとにした、二次創作物(Side Story)です。
内容は、パソコン雑誌にくっついていた付録CD−ROMから、シェアウェアをインス
ト−ルした時のトラブルと、その対処方法をノウハウにした話です。
人物および場所の設定は、すべて架空のものです。
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『月に一度はFDISK』

第一章 おかしいな

「あれ?おかしいな」
「浩之ちゃん、変なメッセ−ジが出るよ」
「本当だ。おかしいな。こんなことは初めてだぜ」

俺とあかりは、2台のパソコンを前にして、首をひねっていた。
俺は、パソコン雑誌にくっついていた付録CD−ROMから、これはと思うフリ−ウェア、
シェアウェアを、片っ端からインスト−ルしていた。
その後、コンピュ−タを再起動させたところ、「プログラム開始エラ−」というメッセ−ジが
頻発するようになってしまったのだ。
「りいどみい」を見ながら、その通りにインスト−ルしたのに。
しかも、インスト−ルしたのは、こともあろうに、あかりのノ−トパソコン。
や、やばい。
「電源入れる度に、メッセ−ジが必ず5回出るよ」
「本当だ」
「浩之ちゃん、なんだか気持ちが悪いよ」
困った。
自分のマシンなら、別にOSなんざ吹っ飛んだって、バックアップさえあれば何とも思わな
いのだが、人のマシンだと話は別だ。
「あかり、このマシンに、どんなデ−タが入ってるんだ?」
「どんなって?」
「卒論とか、ゼミのレポ−トとか。あとは、いんたあねっとする時の設定とか、インスト−ル
してあるアプリケ−ションとか」
「そんなこと言われたって...。卒論も、ゼミのレポ−トも、浩之ちゃんの好きな食べ物の
デ−タベ−スも、リ−フキャラの攻略デ−タも、みんなこの中に入ってるんだもん」
あかりは、半ベソになっている。
「バックアップは?」
「取ってあるけど、取るのは週一回だし。先週の日曜日に取ったのが、最新かな」
「...てことは」
今日は土曜日。
...やばい。最悪のシナリオになりそうだ。
「どうする?」
「どうするって言っても...」
二人で腕を組んで、考え込んでしまう。
「来週提出しなきゃいけないレポ−トもあるし、登録してあるデ−タも使いたいし」
あかりは、今にも泣き出しそうだ。
「しゃ−ねえ。最後の手段だ」
俺は、あかりのノ−トパソコンの画面に表示された、エラ−メッセ−ジを見て、言った。
「最後の手段?」
あかりが、俺を見る。
「使ってるデ−タは、特定のフォルダ−に全部入れてあるのか?」
俺は、あかりに聞いた。
「うん。わからなくなっちゃうし、バックアップ取るのも楽だし」
「それなら、話は早い」
「どうするの?」
「必要なデ−タを、全部バックアップ取って、きれいさっぱりFDISKする」
「えふでぃすく?」
あかりは、不思議そうに、俺を見た。
「要するに、コンピュ−タの中身を、全部消しちゃうってこと」
「ちょっと待ってよ。それじゃあ、わたしの使ってるデ−タが、全部消えちゃうじゃない」
「だ〜か〜ら〜、『全部バックアップ取って』って言っただろ?それからだったら、別に
いいだろ?」
「そ、そりゃそうだけど...」
「よし!思い立ったが吉日だ」
俺は、重い腰を『どっこいしょ』と上げた。
「浩之ちゃん、オジサンくさい」
「...あかり」
「え?」
ペチッ!
「あっ」


第二章 バックアップ

「あかり、このコンピュ−タ買った時のマニュアルとか、どこにある?」
「う、うん。買った時の箱のまま、家に置いてある」
「じゃあ、その箱ごと、持ってきてくれ。あ、あと、いつも、何にバックアップ取ってんだ?」
「るはで圧縮して、フロッピ−にコピ−してるよ」
「...頼むから、ひらがなは、やめてくれ」
「だって、正式名称だと、いろいろ問題があるかなって...」
「十分すぎるほど、ばれてるって」
「でも、リ−フファイト97の宮内さんの技にも、『Rin!Byou!Tou!Sya!
Kai!Jin!Retu!Zai!Zen!』って」
「わかる人には、わかるんだよ。それより早く、コンピュ−タのマニュアル、持ってこいよ」
俺は、あかりとそんな会話をしてから、家の前で別れた。

ピンポ〜ン。
「ひろゆきちゃ〜ん」
あかりの声だ。
「鍵は開いてるぞ、入ってこ〜い」
俺は、窓を開け、玄関先にいるであろうあかりに、言った。
「...ドアが開かないよ〜」
下から、情けない声が聞こえてきた。
へっ?
俺、鍵しめたっけ?
「開けてよ〜」
おかしいな、帰ってきた時に、鍵なんてしめなかったのに。
ドンドンドンドン...。
俺は、下に降りていき、玄関口に立った。
...なんだ、あいてるじゃね−か。
「何やってるんだ?」
俺は、玄関のドアをあけた。
途端...、絶句した。
そこには...。
「うんしょ、うんしょ」
ノ−トPCの箱を片手に、抱えきれないくらいのアプリケ−ションの箱を抱えた、あかりの
姿があった。
はっきり言って、あかりの顔が見えない。それくらい、ソフトを抱えているのだ。
「お、お、お前、全部これ、インスト−ルしてあったのか?」
「ううん、志保に言われるままに買ってたら、こんなになっちゃった。全部インスト−ルして
あったわけじゃないけど、わからないから、持ってきたの」
俺は、頭を抱えた。
インスト−ルするアプリケ−ションだけ、持ってくればいいものを。
俺は、とりあえずあかりを、居間に通した。
「ふう、ふう、ふう...」
ソファに腰を下ろすあかり。
俺はその脇で、山のように積まれたアプリケ−ションを、一つ一つ、見ていった。
「なになに...、『雫』、『痕』、『さおりんといっしょ』、『初音のないしょ』と...、
おっ、『TO_HEART』の初期ロット!マウスパッド付きとは、渋い選択だな...。それから、
あとは...、げっ、だいれくとえっくすふぁいぶを使ったゲ−ムも、あるのか」
俺は、あかりの趣味のよさというか、あかりの思考(および嗜好)を見た気がした。
それにしても、なんでゲ−ムばっかりなんだ?しかも、リ−フの...。
(作者注:このへんの選択は、作者の所蔵ゲ−ムソフトの影響が強いです)
しかし、こ−ゆ−奴ほど、ハ−ドディスクに何でもインスト−ルしてるか、あるいは最小限の
アプリケ−ションだけインスト−ルしているかの、どちらかなのだが...。
「あかり、普段使ってるのは、どのソフトだ?」
俺は、まだソファの上で、肩を上下させているあかりを見て、聞いた。
「う〜ん、よくわかんない」
ズルッ!!
「あのな〜、自分のパソコンだろ?」
「だって、いつも行き当たりばったりで使ってるし」
仕方がない。自分で調べるか。
パソコンの電源を入れる。
さっきと同様、『プログラム開始エラ−』のメッセ−ジが表示されるが、かまわず「OK」を
押す。
「スタ−ト」→「設定(S)」→「コントロ−ルパネル(C)」を選択し、「アプリケ−ションの追加と削除」
をクリックする。
インスト−ルされているアプリケ−ションは...、げっ!
あるわあるわ、上げてったらきりがない。
とりあえず俺は、インスト−ルされているアプリケ−ションを、一つ一つ、メモしていった。
しかし、これだけではダメなのだ。
ここに表示されるのは、32ビットの、しかもWIN95のレジストリに記述されているもの
だけだ。
特に16ビットのアプリケ−ションは、プログラムフォルダ−に表示されるものが多い。
インスト−ルする時に、アイコン登録されたという、前提だが。
取り敢えず、プログラムフォルダ−を、開いてみるか...。
「スタ−ト」→「プログラム(P)」をクリックする。
「.....」
俺は、絶句した。
プログラムフォルダ−が、二列に表示されるのは見たことがあるが...。
五列というのは、初めて見た。
こいつ、志保にそそのかされて買ったアプリケ−ション、片っ端からインスト−ルしてやがる。
とりあえず、エクスプロ−ラで、ディスク容量を...って、おい。
プログラムフォルダ−が多すぎて、エクスプロ−ラが見つからんではないかぁぁぁっ!!
なんでこんなに、エクスプロ−ラを起動するのが、大変なんだ?
ショ−トカットぐらい、付けとけって−の。
...おっ、あったあった。
こともあろうに、プログラムフォルダ−の、一番最後にありやがる。
どれどれ...。
「.....」
俺は、またまた絶句した。
なんだこりゃ?!
HDD全体の容量が、1.4GBに対し、空き容量は...、50MB?!
「...あかり」
「えっ?」
ペチッ!
「あっ」

「いった−い。なんでいきなり、頭をぶつの〜?」
俺に叩かれた場所を手でおさえながら、半べそ状態のあかりが言った。
「なんでじゃね−だろっ!いいから早く、バックアップ取れ!」
「なに、怒ってるの?」
「い・い・か・ら・さ・っ・さ・と、バックアップ取れ!」
何やら納得のいかない顔で、あかりはバックアップを取り始めた。
まったく。
これじゃ、どんなに高速なCPUを搭載していようと、どんなにメモリを搭載していようと、
遅いに決まってるじゃね−か。
メモリが不足したら、WIN95は、ハ−ドディスクをメモリの延長として使用する。
だから、ハ−ドディスクには、ある程度、空き容量を持たせておいた方がいい。
50MBなんて、『えくせる』と『わあど』と『あくせす』を起動したら、あっという間に
なくなっちまうってのに。



「バックアップ、取り終わったよ」
あかりが、フロッピ−ディスクを取り出しながら、俺に言った。
「よし。」
俺は、あかりのノ−トパソコンの前に陣取った。
「いいか、あかり。よ−く聞いておけよ。これから、ハ−ドディスクの中を、全部クリアする。
クリアしちまったら、どんなに泣こうがわめこうが、入っていたデ−タは、復活できなくなる」
「うん」
あかりは、やけに真剣な顔付きになっていた。
「...クリアして、いいな?」
「うん」
「本当だな?」
「...うん」
「ずぇっっっっっ、たい、だな?」
「.....」
あかりの顔が、だんだん青くなってきた。
「...ちょっと待って」
あかりはもう一度、ノ−トパソコンに向かい、調べ始めた。
...う〜ん、ちょっと、やりすぎたかな?
でも、あかりのことだ。
これくらい言っておかないと、後で、
『あっ、取り忘れた!』
ってなことになりかねないし...。
「あっ!いっけない!」
しばらくして、あかりが声を上げた。
...やっぱし。
「ビデオの予約するの、忘れちゃった。てへ」
ズルッ!!
「浩之ちゃんの家のビデオデッキ、貸してね」
...今のが、あかりギャクか?

「もう大丈夫だよ」
しばらくして、あかりが、今度は自信に満ちた顔で、言った。
その言葉、自分で言ったこと、よ〜く覚えておけよ。


第三章 きれいさっぱり

俺は、あかりのノ−トパソコンの前に陣取った。
「...クリアして、いいな?」
「うん」
「本当だな?」
「...うん」
「ずぇっっっっっ、たい、だな?」
「.....うん」
よし。
んじゃ、始めますか。
あかりのノ−トパソコンは、東○のサ−チライト、じゃなかった、サテ○イトだったな。
(作者注:伏せ字になってね−ぞ。)
確か、以前見た時に、リカバリ−用のCD−ROMが付属していたと思ったが...。
トリセツ、トリセツ...っと。
おっ、あった、あった。
なになに?
『リカバリ−用のCD−ROMをセットし、「CTRL」キ−を押しながら、「C」を押し、電源を
投入して下さい』
よしよし。

ぶぅぅぅぅん...、ピポッ!
「Kurusugawa Bios Ver4.00
Plug and Play Searching...

Card-01: OPL-3T
Found FX-160T CD-ROM 」

『リカバリ−メニュ−』というメッセ−ジが表示され、画面に指示が出る。
俺は、その通りに選択し、ENTERキ−を押した。
リカバリ−用のCD−ROMから、デ−タが流れ込んでゆく。
「しばらく、時間がかかりそうだな」
俺は、誰に言うともなく、呟いた。
「じゃあ浩之ちゃん、お茶でも入れようか」
あかりが、立ち上がった。
「おう、頼むわ」
勝手知ったる他人の家(だっけ?)とばかりに、あかりは台所に向かう。
俺はぼんやりと、その後ろ姿を眺めながら、
(やっぱり、あかりって、犬チックだな...)
などと、全く関係のないことを考えていた。

やがて入力が終わり、本体の再起動が要求される。

ぶぅぅぅぅん...、ピポッ!
「Kurusugawa Bios Ver4.00
Plug and Play Searching...

Card-01: OPL-3T
Found FX-160T CD-ROM 」

おおっ!!
WIN95のセットアップメニュ−が出たぞ。
よし。あとは、普通にWIN95をインスト−ルするだけだ。
ずずず...。
あかりが入れてくれたお茶をすすりながら、プロダクトIDを入力し、「OK」をクリックする。
「あかり」
「え?なに?」
ずっと、俺の横で、事の成り行きを見守っていたあかりが、顔を上げた。
「Win95の機能で、使わないものって、あるか?」
「う〜ん、よくわかんない」
ズルッ!!
「あのな〜、自分のパソコンだろ?」
「だって、さっきも言ったけど、いつも行き当たりばったりで使ってるし」
しゃ−ねえ。
「取り敢えず、俺の好みでセットアップしとくから、あとは自分でやれ」
「えっ?」
驚いたあかりが、俺の顔を見上げた。
「大丈夫。後から、足りないものはインスト−ルできるし、いらないものもアンインスト−ルできる」
「う、うん」

何回か再起動を繰り返し、やっと、Win95が起動した。
ふう...。
さて、これからが正念場だ。
バンドルされている不要なアプリケ−ションをアンインスト−ルし、必要なアプリケ−ションをイン
スト−ルするのだ。
これが、実はものすごく大変だったりする。
まず俺は、あかりが絶対に使いそうもないアプリケ−ションを削除する。
どれを削除するかは、本来あかりが決めることなのだが、そんなことをしていたら、HDDがいくら
あっても足りなくなるのは、目に見えている。
ならば...。
「あかり」
「え?なに?」
ずっと、俺の横で、事の成り行きを見守っていたあかりが、顔を上げた。
「さっき、バックアップをフロッピ−に取っただろ?そのフロッピ−、貸してくれ」
「う、うん」
あかりは、スッと俺から離れると、居間の机の上に置いてあったフロッピ−を持って、戻ってきた。
「はい、これ」
しかし、俺はそのフロッピ−を受け取った途端、重要なことに気がついた。
「.....」
「浩之ちゃん、どうしたの?」
あかりが、不思議そうに俺の顔を覗き込んだ。
俺は何も言わず、フロッピ−の中身を調べてみた。
「...やっぱり」
「え?」
あかりは、まだ理解できていないようだった。
「...あかり、お前、るは自体は、持ってるか?」
「.....」
「.....」
「.....持ってないけど」
「けど?」
「コンピュ−タ雑誌の、付録CD−ROMに、大抵は入ってるよ」
「あっ、そうか。そこから、インスト−ルすればいいんだ」
...って、おい。
「なんでそんなこと知ってるんだ?」
俺が聞くと、あかりは、あっさり、
「雅史ちゃんに、教えてもらったんだ」
と言った。
「...そうか」
俺は、『はあ』と、溜め息を吐いた。
雅史が、いつの間にか長瀬教授に影響されて、DOSのエキスパ−トになっていたのは、俺も
先日知ったばかりだ。
しかし、その影響が、あかりにまで及んでいたとは...。
俺は、さっき本屋で買ってきた『どす○いマガジン』を手に取った。
最初、相撲雑誌かと思ったが、実はDOS/Vの雑誌なのである。
付録CD−ROMを、CD−ROMドライブにセットする。
だが、さっきの二の舞はごめんだ。
CD−ROMの内容をチェックして、るはが入っているディレクトリを探し出し、実行形式
ファイルだけをハ−ドディスクにコピ−する。
そして、実行。
ついでだ。『うぃんじっぷ』も、一緒にインスト−ルするか。


第四章 復旧

その後、俺は、あかりから手渡されたフロッピ−の内容を、ハ−ドディスクにコピ−し、解凍した。
そこで、わかったのだが...。
「あかり、お前、『えくせる』と『わあど』と『あくせす』と、テキストファイルしか、使ってね−
じゃん」
「えっ?そ、そう?」
きょとんとするあかりを横目に、
「だったら、なんで『いちたろう』とか、『はなこ』のパッケ−ジがあるんだ?それに、あげくの果て
には『きり』とか、『ごろ−』まで...」
俺は、あかりが持ってきた、アプリケ−ションの山を指差した。
「う、うん。さっきも言ったけど、志保にすすめられるままに買って、何でもかんでもインスト−ルし
てたし...」
「...とにかく、この際だから、使わないアプリケ−ションと、使うアプリケ−ションを、はっきり
させておけ」
「う、うん」
「まあ、お約束ということで、リ−フのゲ−ムソフトはインスト−ルしておけよ。それから、だいれく
とえっくすふぁいぶを使ったゲ−ムは、インスト−ルにコツがいるからな」
「う、うん」

結局、インスト−ルしたのは、「おふぃすきゅうじゅうなな」の、「ぷろふぇっしょなるえでぃしょん」
と、「ろおたすしいしいめえる」だけだった。
信じられないことだが、使わないアプリケ−ションを省いたら、800MB以上のハ−ドディスクの
空き容量ができたのだ。
まあ、これだけあれば、大丈夫だろう...。
と、思いきや。
「あっ!!」
あかりが、急に声を上げた。
な、なんだ?
「...浩之ちゃん」
「ん?どうした、あかり」
「.....」
あかりは、モジモジとしながら、俯いている。
ど−したってんだ?
「...バックアップ、取り忘れた」
「えっ?!」
一瞬の沈黙。
「な、何を取り忘れたんだ?」
「.....」
「なんだよ、はっきりしろよ」
「う、うん...、FEPの登録辞書」
げ...。
「俺は知らん!知らんぞ!『クリアしても、大丈夫だよ』って、俺に言っただろ?」
「え〜ん、そんな〜」

それからあかりは、一週間、IME97の辞書登録に追われることになった...。


あとがき

今回は、パソコン雑誌にくっついていた付録CD−ROMから、シェアウェアをインスト−ル
した時のトラブルと、その対処方法を、「TO_HEART」に乗せて書いてみました。
実は、上記の内容は、自分でノ−トパソコンを購入し、わずか2日目で起きた(というか、
起こした)現象です。
まあ、システムの復旧(買った時の状態に戻す)方法を、わずか2日目にして覚えることができ
たので、全くのムダな作業ではなかったのですが...。
ちなみに、システム復旧後、もう一度同じシェアウェアをインスト−ルしたところ...。
今度は、正常に動作しました。
(システムが吹っ飛んだ原因は、未だにナゾです)

以前、『あいえむいいきゅうななの罪』でも書きましたが、ろおたす製品は、何故かまいくろそふ
と製品と、相性が悪いようです。
DIRECTX5がインスト−ルされているコンピュ−タに、「ろおたすしいしいめえる」をインス
ト−ルしようとすると、インスト−ラが異常終了するというトラブルにも見舞われました。
DIRECTX5がらみのトラブルは、結構多いようですが、大抵はビデオボ−ドとの相性を指摘
されています。
(搭載しているビデオボ−ドと異なるドライバが、インスト−ルされてしまうとか...ね)
DIRECTX5が、他のアプリケ−ションとぶつかるというのは、これが初めての経験です。

余談ですが、私の使っているパソコンは、半年くらい前までは、必ずと言っていいほど『月に
一度はFDISK』状態でした(最近は、ずいぶん減ってきましたが)。
「なんで?」と思われるかもしれませんが、こればっかりは本当に、突如襲ってくるものなのです。
朝、会社に行って、PCの電源を投入した途端、『ガコン、ガコン、キュイ、キュイ、キュイ』
と音がして、ロ−カルハ−ドディスクが壊れてしまったり、コンピュ−タを再起動したら、二度
とハ−ドディスクから起動しなくなったり...。
日頃の行いの悪さ、プラス使い方の荒さが、その原因だということは、自分ではあまり認識して
いなかったりします(こらこら)。
さすがに、四台も保有していると、どれか一台くらいは、問題を抱えていたりするもので...。
現在は、どのパソコンも順調に動いており、これこそ何物にも代えがたい、ありがたいことなの
です(しみじみ)。
「なんで、そんなに台数が必要なの?」と思われるかもしれませんが、こればっかりは...。
設置場所も、用途も、インスト−ルしてあるOSも、全部異なる為です。

こ−ゆ−話だと、結構書けてしまうので、わずかなノウハウを、公開していこうと思います。