悲しみを越えてα−2 投稿者:


今日は1日中歩き回ったが「鬼」に関する情報は何も得られなかった。
夕方になったので一度家(とは言っても俺は居候なのだが。)に戻ることにした。
「ただいまー。」
「おかえりなさい!耕一お兄ちゃん。お腹すいてるでしょう。
もう用意できてるよ。」
「いや、いらないよ。外ですませてきたから。それよりも風呂入ってる?」
「今楓お姉ちゃんが入ってるから・・・」
「うーん・・・じゃあ、もう少し外をブラブラ歩いてくるよ。」
「お兄ちゃん、私もいっしょに行っちゃだめ?」
「いや、初音ちゃんは家にいた方がいい。変な事件がおきてるし・・。」
「でも危険なのはお兄ちゃんも同じだよ。」
「俺は大丈夫だよ。でも初音ちゃんを守り切れるかどうか自信がないんだ。」
「・・・うん。分かった。でも、必ず帰ってきてね。私との約束だよ。」
「うん、帰ってくるよ。でもおおげさだなー。ただ散歩に行くだけなのに。」
「うん、でも何だか嫌な予感がして・・・。」
「大丈夫だよ。すぐ戻ってくるって。じゃ、行ってきます。」
そう言って俺は柏木家を後にした。
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3話目どうでした?
予定としたらあと2話ぐらいで完結させたいなぁと・・・。
ちなみにBGMは
Prologue:ためいき
α−1:長瀬刑事
α−2前半:ためいき
α−2後半:初音
ぐらいで読むといいかと・・・
ではまた次回に会いましょう。