今日は1日中歩き回ったが「鬼」に関する情報は何も得られなかった。 夕方になったので一度家(とは言っても俺は居候なのだが。)に戻ることにした。 「ただいまー。」 「おかえりなさい!耕一お兄ちゃん。お腹すいてるでしょう。 もう用意できてるよ。」 「いや、いらないよ。外ですませてきたから。それよりも風呂入ってる?」 「今楓お姉ちゃんが入ってるから・・・」 「うーん・・・じゃあ、もう少し外をブラブラ歩いてくるよ。」 「お兄ちゃん、私もいっしょに行っちゃだめ?」 「いや、初音ちゃんは家にいた方がいい。変な事件がおきてるし・・。」 「でも危険なのはお兄ちゃんも同じだよ。」 「俺は大丈夫だよ。でも初音ちゃんを守り切れるかどうか自信がないんだ。」 「・・・うん。分かった。でも、必ず帰ってきてね。私との約束だよ。」 「うん、帰ってくるよ。でもおおげさだなー。ただ散歩に行くだけなのに。」 「うん、でも何だか嫌な予感がして・・・。」 「大丈夫だよ。すぐ戻ってくるって。じゃ、行ってきます。」 そう言って俺は柏木家を後にした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3話目どうでした? 予定としたらあと2話ぐらいで完結させたいなぁと・・・。 ちなみにBGMは Prologue:ためいき α−1:長瀬刑事 α−2前半:ためいき α−2後半:初音 ぐらいで読むといいかと・・・ ではまた次回に会いましょう。