雪降る夜 〜序章〜 投稿者:J.B 投稿日:2月23日(日)21時04分
「静かだな…。」
 満天の星空。
普段の街とは違う、澄み切った空気。
一人で居ると、自分がちっぽけな存在に思えてくる。
「ヒローッ!アンタがそんな所で黄昏たって似合わないわよ!」
 ちっ!うるさい奴に見つかったぜ。
「あのなぁ…お前こそ雰囲気を大事にしろよな。」
「そう言うのはソレが似合う人がするべきなのよ。
 明るく可愛い、この志保ちゃんにはそんな雰囲気は似合わないのっ!」
「……自分がやかましい事は自覚してるんだな。」
 それ以上付き合う気もないので歩き出そうとも思ったが、どうせしつこいコイツ(志保)の事だ、
絶対追いかけて来るに違いない・・・そういう訳で、話題を変えてさっさと別れる事にした。
「何か用があったんじゃないのか?」
「あんたねぇ!人の事バカにして・・・ってそうそう、皆が待ってるから、って呼びに来たのよ。
 アンタが戻って来ないから、食事も出来ないって。」
 もうそんな時間なのか…もう少しこの感じを楽しんでみたかったんだが。
「ねぇヒロ、あんたいつも以上に変な感じがするけど…本物のヒロ?」
 志保が突拍子も無い事を言い出した。
「本物って…偽者が居るのか?」
「いつもと思いっきり雰囲気が違うんだもん、ラルヴァがまた変身しているのかと思ったわよ。」
 このまま話をするのも馬鹿らしいので、とりあえず宿に戻ることにした。



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二度目の書き込みです
別口でやっていたものが完結したので、
自分の思いつくまま新シリーズ書き始めてしまいました(^^;;
のんびりと仕上げていきますので、気になった方は気軽にご連絡ください

あ、今回は志保ですが、彼女はヒロインではありません
って言うより、たぶん初めしか出番が無いかも
(気分で出てくるかもしれませんけど)
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