あいつと出会ったのは、大分前のことだった。
あたしとあいつ。
お互いに憎まれ口もたたくけど、なんだか憎めない、そんなあいつ。
そんなあいつに、あたしは惹かれていった。
あかり。
あいつの中に住んでいる女の子。
あいつ自身は気付いていないだろう。
けど、あたしには分かる。
あいつの心は、あたしには向いていない。
悔しいけど、それが事実。
あたしは悩んだ。
あいつを取るか、それとも…
あたしにとって、あかりはかけがえのない友達。
あたしはあかりを失いたくはない。
あたしは、決めた。
あくまで友達として、あいつを見ているだけで良かった。
それで満足しよう。
そう自分に言い聞かせながら…
そして、あかりとあいつの本当の気持ちを…
そう自分に言い聞かせる日々。
けど、限界だった。
あいつと離れる前。
あたしは、あいつの家に押し掛けた。
最後に、あいつのことを体に染み込ませたい。
そう思った。
純粋に。
ヒロ…うまくやんなさいよ…
<完>
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こっちに来るのは久しぶりなHi-waitです。
で、「トルエモ」シリーズの第三弾です。
僕の中では、彼女はこういうキャラクターですが、人によって取り方はいろいろでしょう。
もし「自分の中の彼女はこんなんじゃないぞ!」と思っても、笑って見逃して下さい。
それでは、レス。
(中略)
今回はこんなところでしょうか。
え? 手を抜くな?
だって、今までサボりたおしたせいで、何がなんだかさっぱり…
まあ、今回は笑って許すと言うことで(ぉぃ)
それでは、この辺で。