ひとりえっち 投稿者:Fool
「…喉が乾いたな」
 夜、自室のベッドの上で寝転がりながら雑誌を流し読みしていた梓は、ふと喉の乾き
を感じ、ぽつりと呟いた。

(なんか飲んでこよ〜っと…)

 梓は読んでいた雑誌を閉じ、首をポキポキ鳴らしながら起き上がると自分の部屋を出て
台所へと向かった。


「…ん?」
 千鶴の部屋の前を通りがかった時、中から人の話し声が聞こえてきた
 声から判断すると、千鶴と楓のようだ。
 好奇心に駆られた梓は、千鶴の部屋のドアに耳を近づけた。

「…ずいぶん遅かったわね」
「ごめんなさい…姉さん」
「まあいいわ、それじゃ早速始めましょうか…」
「姉さん、私…」
「うふふ…大丈夫、優しくしてあげるから…。さ、横になって…」
「あ…」

(オイオイオイオイ…これって!?)

 中で行われている行為を想像して梓の頬が紅潮していく。

「ん…あ、そこ…」
「ココ?」
「…うん。そこが…」
「気持ちイイ?」
「…うん」

(千鶴姉と楓の奴…いつの間に、こんな…)

 普段の二人からは想像も出来ないような秘め事に戸惑う梓。
 と同時に、自分の鼓動が高ぶり、吐息が熱を帯びていくのを感じた。

「それじゃ…この辺は?」
「あっ!」
「クスッ…敏感ね、楓って」

(ヤダ…わたしったら…)

 無意識の内に、梓は自分の豊満な胸に手を伸ばしていた。

(ん…)

 そして優しく揉み始める。

「うっ…ん…はっ…」
 楓の切なげな呼吸が梓の劣情を刺激する。
 己の細い指先で服の上から胸の先端部分を優しく擦る。下着の中で、突起部分が堅くな
っていくのを感じる。
 それが布地と擦れて少し痛かったが、しばらくすると、痺れるような心地よさに変わっ
た。
 臍の下辺りが微かに疼いた。

(ん…)

 梓は左手で胸を揉み、右手を自分の下腹部に持っていった。
 ズボンの上から自分の秘所を触ってみる。優しく、ゆっくりと…。
 ズボン越しでも、そこが微かに湿り気を帯びているのが判る。

(あっ…濡れてる…)

 一番敏感なところを震える指先でなぞる。

(んふ…) 
 体中に電気が走った。秘所から生じたそれは、梓の頭を痺れさせていく。
 
 ドアに寄りかかりながら、梓は行為に没頭していった。
 目の前が霞んでいき、意識が朦朧としてくる。それでも、自分の手の動きとそれが導き
出す快感だけは、はっきりと感じ取れていた。

(わたし…わたし、こんなにイヤラシイ娘だったんだ…)

 心の中で自分を責める。だが、手の動きは止まるどころか、ますます激しくなっていく。

(あふぅ…くっ…ダメ、と、止まらない…)

「どう? こういうのも気持ちイイでしょ」 
「姉さん…私…私…」

 徐々に上擦っていく楓の声が聞こえた。
 それに連られて、梓の呼吸も激しくなっていく。

(あっ…もう…) 

 そして、梓が頂きに登りつめようとする正にその瞬間、
「何やってるの? 梓お姉ちゃん?」
 不意に背後から名前を呼ばれ、慌てて振り返る梓。
「!!!!!!」
 そこには、不思議そうな表情を浮かべ、小首を傾げて自分の事を見ている初音がいた。
「はっ、はっ、はっ、初音ぇぇぇぇぇ!?」
 梓は素っ頓狂な声を上げ、思わず自分が寄りかかっていたドアを力一杯押してしまった。
 メリメリと音を立てて倒れていくドア。当然、ドアに寄りかかっていた梓も一緒に倒れ
込む。
「んきゃあぁぁぁ!」

 どっしぃぃぃんっ!!!

「梓!?」
「梓姉さん!?」
 突然ドアを破壊して現れた梓に驚く千鶴と楓。
 
「イテテ…って、あれ?」
 千鶴の部屋に乱入した梓の視界に一番最初に飛び込んできたモノ、それは千鶴の膝枕の上
で横になっている楓と、彼女の耳掃除をしている千鶴の姿だった。

「梓…あなた何やってるの?」
 そんな千鶴の問いに、正直に答える事など出来るわけもなく、
「あ、あはっ、あははははははっ…」
 梓はバツの悪そうなぎこちない笑みを浮かべた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 うひぃ〜、なに書いてんだろ、俺って(汗)。
 梓Fanの皆さん許してね。