俺は、藤井 冬弥。
さっき目が覚めて、横で寝ている由綺の寝顔を眺めている。
窓の外には、雪がちらついていて・・・寒い。
でも、由綺が寄り添って寝ているから温かい。
(結局どっちだって?それは、教えられないな・・・)
可愛いなぁ・・・。
アイドルだとか、ひいき目だとかそんなのナシにして、由綺は可愛いと思う。(のろけ?)
眠っている姿は、とてもじゃないけど他の男に見せたくはない。
由綺が隣で眠っていると、こっちの方が安心してしまうくらいだ。
それは、可愛いとかっていうのとは違うのか・・・。(^^;
「んん・・・?」
そんなことを考えていたら、俺のお姫様・由綺が目を覚ました。
「冬弥・・・くん?もう、起きたの・・・?」
眠そうに、気怠そうに話す。
ゆっくりと思考をめぐらせて、口を開いた眠り姫・・・。
「・・・寒い?」
俺がなにげにそう訊くと、そうかも・・・と曖昧に答える。
由綺らしいな、ホントに。
俺が窓を指さして、ほら・・・というと由綺はまだ眠い目をこすりながら視線を向ける。
「あ、雪だ・・・!」
そう言った瞬間、由綺の顔が明るくなる。
本当に嬉しそうだな・・・。
「雪が降ると寒いのに、楽しそうだね?」
俺の言葉に、由綺は不思議そうな顔をする。
「どうして?寒かったら私が暖めてあげるよ?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
俺の無言状態を見て、由綺はますます首をかしげる。
「だから、私が寒いときは暖めてね☆」
あー・・・。
なんで純粋な瞳でそういうことを言ってのけるんだ、こいつ・・・。
ある意味小悪魔だぞ、由綺。
「わかってて、言ってるのか・・・?」
恐る恐る訊くと、ん?と言って首を傾げる。
やっぱり天然だな・・・。
その日は、由綺のたっての希望とあって、雪の中を買い物に出ることにした。
>何となく続く<
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あはは・・・。
由綺とのラブラブストーリーを書こうとしたら、野望の話になって
る気がしてならない・・・(^^;
ちゃんと続くのか・・・。 by D.おぐ でした!
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