「あ、浩之さん」 と、廊下を歩いていると聞き覚えのある声で呼び止められた。 「よ、マルチ何やってんだ?」 「調査です」 「・・・調査?」 「はい、もうすぐ地球はほろびますから・・・」 「な、何言ってるんだマルチ。故障か?」 「狂牛病でみんな脳がスカスカになったり」 「お、おいマルチ?」 「1999年のグランドクロスで・・・」 「・・・」 「人類の性格は反転してしまうのだ!!!!!!!」 ババーン!!!!!! おお!後光が! 「ど、どういうことなんですかキ*ヤシさん!・・・じゃなかったマルチ」 「それは・・・」 「それに急にそんなこと言い出してどうしたんだ?」 「仕方ないんですよ・・・わたしはマルチという名前のメイドロボですから・・・」 マルチという名前のメイドロボ。 マルチというメイドロボ。 マルチメイドロボ・・・はっ! 略すとMMR! 「ついに、気づいてしまったようだね、浩之君」 「あ、あんたは死神博士!」 「・・・長瀬だ」 「ああ、よくみりゃ長瀬主任じゃないか」 「それよりも・・・マルチの23の秘密の中の一つを知ってしまったのか」 「もしかして略すとMMRってことか」 「そうだ、極秘機密を知られた以上、君をそのままにしておくわけにはいかない」 「・・・天下の来栖川にしては情けない極秘機密だな」 「と、いうわけで君には改造人間になってもらう」 無視ですか。 「ものどもいけえ!」 「ヒー!」 そして、確かここは学校のはずだったのだがわらわら出てくるJACのみなさん。 「来栖川の研究員だ」 どこからこんなに出てきたんだ? 「さあ!浩之君を捕まえるのだ!」 「ヒー!」 「ぐわあ!は、放せえ!」 い、いやだあ!改造人間なんかになりたくねえ! 「マルチ、マルチィ!助けてくれえ!」 「・・・」 「マ、マルチ・・・」 「メイドのMはまほろさんのMなんていうから・・・」 「そ、それは俺じゃなくて八塚さんが・・・」 「エッチなのはいけないと思います!」 たたたた・・・・ そう言い残し走り去っていくマルチ。 「ふははははは!無駄な足掻きはすんでかね」 「くっ!」 「さあ、浩之君を連れて行けえ!」 「ヒー!」 「う、うわああああああああ!!!!!」 ―次回予告― 卑劣な魔の手にかかり捕われてしまった藤田浩之。 彼はこのまま改造人間となってしまうのか。 次回、脇役!横恋慕男。ご期待ください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はっきりいって全て思いつきで書いてしまいました。 ノリがよかったらそれでいいかなと(笑)