＜前回までのあらすじ＞
突如として現れた謎の強敵（エキストラ）が柏木四姉妹に襲いかかる！！
その頃主人公柏木耕一（俺）はあろうことかボッタクリバーに引っかかっていた！
（注：この場合の「あろうことか」は「四姉妹の危機にボッタクリバーにいる事」
では無く「呼びこみのおじさんにのこのこついていった先がボッタクリバー」
に掛かります、ご注意を）
ボッタクリバーのヤクザを鬼の力で軽く蹴散らすと急いで柏木家に逃げる！！
あそこなら金はあるはず、違った警察に通報するんだ！！
恐怖に震える柏木四姉妹！　走る（逃げる）俺！！　さあ、どうなる！？＞


「きゃああっ！！」
どしん
「あ、千鶴姉！！」
「千鶴おねえちゃん！！」
「くっ…………」
エキストラは満足気にニヤリと笑うと咆哮する。
「グロロロオオオオオオオオオオオオ！！！！！！」
「うるせーーー！！！（近所の源さん）」
空き缶が頭に当たる、ちょっと痛い。


「ちょっと待ったあああああああああああああああ！！！！！」
すすすすす、そそそそ、すすすすす。
（注：最初のすすすすす、はふすまを丁寧に開ける音、次のそそそそは
素早く小走りに中に入る音、最後のすすすすす、はふすまを丁寧に閉める音）

「ああっ、耕一さん！！」
「耕一！！」
「耕一さん……」
「耕一お兄ちゃん！！」

ばばーん！！（スペインの宗教裁判官登場の音、俺はこれをICQの
メッセージ着信音に使っているぞ、ちなみにだが）

「ふ、大方輸血でうっかりエルクゥの血を貰ってエルクゥになったエキストラ！！
エルクゥハーフの俺が相手だ！！」
「グルルルルル」←ちょっと控えめに
「では,行くぞ！！」


じゃーんけーんでほーい

ぐー（耕一）
ぱー（エキストラ）

あっちむいてほーい

↑（耕一）
↑（エキストラ）

エキストラの強烈なアッパーカットがせつなさ炸裂！！

「ぐぅぅ…………強い」
だけど…………俺には守らなきゃならない人達がいる。
彼女達を守るためならば俺の命などお！！

「待った！！」
「グルルルル？」

「この四人はどうなってもいい！！　だから俺を助けてくれ！！」


シ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン


「……………………………………………あ（汗汗）」
背中に冷たい視線が突き刺さって痛いの何のってあーた。
「も、もとい！！（コホン）」


「俺はどうなってもいいからこの四人はどうなってもいい！！
これも違った、えーっとお前はどうなってもいいから俺を助けてくれ！！
うーん、微妙に違っているよーな。
この四人を助けてくれ！！　その代わり俺を助けてくれ！！
おお、大分近いぞ」


「…………コイツヤッテイイカ？」
爽やかに四人は「殺っちゃって☆　（　＾▽＾）ｂ」と微笑んだ。


＜おわり＞

http://www.s.fpu.ac.jp/home/s9712056/www/index.htm