『天使シリーズあらすじ』
開始のきっかけは、当時の伝言板で話されていた「周りが年老いて逝く中、
一人残されるマルチ」の可能性に対する意見(?)です。
以下、あらすじになります。ご存知の方は文末へ読み飛ばして下さい。
『天使創造』
マルチEDより後の話。
諸事情によるロボットの生産中止が決定されパーツ不足の状況の中、マルチは事故による致命的な損傷を受ける。彼女は部品を
妹達へ使ってくれと静かに拒否。そして眠りに着いた。(遺体は浩之に、DVDは源五郎の手に。双方この事件で喧嘩別れ)
それから5年後。源五郎はマルチを生命ある存在として復活させるべく、来栖川グループの裏の顔である『日本魔術協会』の総元締め
芹香社長を訪問。
彼は、生命創造の禁断・次の再生は無い条件を聞かされた後、協力を得て誕生した娘に『マルチナス(通称:マルチ)』と名付ける。
彼女は植物因子を組み込まれた(その為に髪が若草色)ホムンクルスで、その記憶はマルチのDVD情報をオズム電波で移植したものであった。
補足として、芹香の第二秘書 兼 日本魔術協会・超能力ギルド総責任者の琴音が登場。
『天使邂逅』
舞台はロンドン。エクストリーム第6回大会の取材を行うジャーナリスト、志保の登場。
彼女の本当の目的は、度重なる「綾香嬢・襲撃事件」の真相である。そして現れる襲撃犯のロボット。
綾香嬢の護衛と間違われて一戦を交えたのが、この地で傷を癒していた柳川であった。彼は事件の黒幕とおぼしき人物と接触。
その顔は金属で半分覆われていた。転移で逃れた黒幕に怒りつつ、柳川は日本へ帰国を決意(理由は『貴之』)。
一方、志保は綾香襲撃に遭遇。綾香の護衛・芹香の右腕たる魔術ギルドの総責任者、長瀬第一秘書(セバスチャンの実娘)の助けで事無きを得る。
事件後に綾香の話す未公開情報に驚く志保。それは綾香と葵嬢の大会辞退。理由は、非公開でルール制限無しの引退試合を行う為であった。
そして襲撃事件の真相。真の標的が芹香であり、ガードの高い姉から自分に標的変更がされている・・・・これを話そうとして口ごもる綾香。
しかし志保は、笑って話すのを止める。友情を結んだ2人は、引退試合を行われる日本へ。場所は葵嬢が山ごもりとして使っていた雨月山だった。
注)この頃『初音のないしょ!!』が発売され、セバスと源五郎の設定に青くなりました(長瀬秘書と源五郎が作中で出会わないのは、その為)。
『天使流転』
再びマルチナスの話。彼女の記憶は、身体の負担を避けた同化を目的とした徐々に開放されていく時限式のものである(『創造』より)。
その為、源五郎は娘に、不明瞭な過去は記憶喪失によるものだと教えていた。
なお、髪の色を気にする娘に彼は「植物に縁のある証だ」と慰めている。それは植物を愛する彼女に嬉しい言葉であった。
1人っ子であった琴音はマルチナスを妹のように可愛がっており、ある日の午後、街中でお茶の約束を交わす。待ち合わせ場所へ向かう
マルチナス。その時にすれ違ったのが、お腹の大きくなったあかりを気づかう浩之であった。この街に居ないはずの2人は、あかりの出産に
備えて実家に戻っていたのだ。
浩之を見て衝撃を覚えるマルチナス。記憶封印の暴走と昏倒。そして彼女はオゾムパルス(電波)を放出し始める。その事態を救ったのが、
その場を通りかかった祐介。駆けつけた琴音の前で制御を試みる彼の電波は、精神世界のマルチナスの目に赤い稲妻と映った。
病院で源五郎から事の深刻さを聞き、泣き崩れる琴音。目を覚ましたマルチナスは、自分の失われている記憶に不安を覚えていた。
源五郎は娘に隆山市への慰安旅行を提案する。その真意は街に居る浩之からの引き離し(記憶保護)である。
一方、綾香を襲った襲撃者達は、新たな標的(マルチナス)を狙うべく動き始めていた。
補足。あかりの発言で、浩之がマルチの遺体を母校の桜の木の下に埋葬した事が判明。また、マルチナスを源五郎・琴音など親しい者は
「マルチ」と呼ぶことが説明されています。
『天使共鳴』
隆山市が舞台。マルチナスは旅立つ際に琴音から、救援信号を発するペンダントを送られる。
彼女はそのペンダントが縁で、柏木 楓と知り合う。寒椿を見に山寺を訪れたマルチナスは、次郎衛門の墓を訪れていた楓と再会。
相手の「楓」という紅葉樹の名前に、父の「植物に縁のある証だ」という言葉を噛み締めるマルチナス。
過去の自分の記憶について悩む身に共感を覚えた両者。そして交流。楓は先達としての助言をするのであった。
帰ろうとする2人の前に現れる襲撃者達。2人を救ったのが、山寺を留守の住職から預かっていた葵である。
ペンダントの救援信号をキャッチする琴音。作戦最中の『日本魔術協会』で戸惑う彼女を芹香は促す。
救援に向かおうとする琴音に、帰国した綾香も同行を申し出る。綾香の目は発信源として表示された雨月山を見ていた。
襲撃者の後続として現れる、巨人サイズのロボット3体。葵と楓は1体を倒すものの、2体目の爪に傷を負う。
窮地に陥る2人に駆けつけた琴音と綾香。その頃マルチナスは、記憶の発作による眠りを迎えていた。精神世界の中で助力を
申し出る謎の声。彼女は楓の言葉を思い出し、助力を受け入れる。更に深い眠りに就くマルチナス。それは目覚める為の眠りであった。
補足。葵と楓を襲ったロボットの爪は『邂逅』で綾香の帽子を切り裂いたものと同類です。
以下、続きます。
見通しとして『集散・哀笑(仮)・?』の3つで完結(予定)です。
我が侭を言います。
以降の『天使』に関しては、完結まで感想レス無しをお願いします(汗)。
レスしにくい進行(区切り悪い展開)になる等、様々な理由からの事です。
この発言に不愉快になられましたら申し訳ありません。
ですが、どうかこの件をお許し下さい。 m(_ _)m
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『感想レス(順不同そして期間非限定)』
OLHさん:続編の「夢の中に」です。一度目はあかりのハッピーと思ったのですが、読み方を
変えると怖いとも感じました。私個人のあかり像では「離さない」でなく「付いて
いく(離れない)」が強いので。
西山さん:絵本の内容を知らない(題名は聞いた事がある)ので的外れな感想かもしれませんが、
百万回ないたねこに対し、耕一に泣かないで下さいと想うシーンが印象的でした。
でも2人はあの後、悲しくない涙を流すんですよね。
Runeさん:貴之が活躍(?)する作品って・・・これまた珍しい。次の新薬は「葉っぱ」だったり
して。たぶんココの校長はセクシーコマンドーが使えるんでしょうね(笑)。
自分にとってスマッシュ・ヒットだったのが千鶴さん登場時の柳川の言い訳です。
健やかさん:最近のサクシャマン、気のせいか作者さんの暴露が少し出ていて個人的に知識が
増えたような気がします。私の各皆さんのイメージは当作品をベースに再形成
されつつありますので、続編ヨロシクです(笑)。
風見さん:シリアスのみならず、『雅史、覚醒す!』みたいな作品を書けるとは羨ましいです。
夜中に笑い声を抑えるのが苦しかった。時折に入る突っ込みやセリフがツボを突いて
いて。続編(?)の登場といい、雅史の受難は始まったばかりだったんですね(笑)。
SRSさん:Sメモ「Fool編」完結おめでとうございます。「ワルチ」と「わるち」の
設定は驚きました。あの文章の流れをまたぜひ。それと静さんへお伝え下さい。
月島姉妹って牛種でなく、やっぱり熊種(笑)なんでしょうか?と。
ゆきさん:『終わりと始まり ―誰か・・・助けて― 』千鶴さんもだけど、梓が涙を誘います。
私の勘違いでなければ、ゆきさんは四姉妹のうち3人は書かれた事になりますが、
梓のSSも予定にあるのでしょうか?(読んでみたいです)
UMAさん:『人と鬼の戦い』前編のヒントでオチが少し読めたものの、ジャッジ(長瀬父子)の
登場は予想してなかったです。副賞は耕一の手に渡ったんでしょうね、やっぱり。
同じ日付内に後編を間に合わせるあたり、お疲れ様でした。
へーのきさん:『藤田家子育て戦記』ミルクのオチが効いてます。『真瑠』もスゴイけど(苦笑)。
赤ちゃん、それぞれ育ての親に似るんでしょうね・・・(想像)・・・(中断)。あっ、
父親似もあったか・・・。「MISSION3」をお待ちしております。
久々野さん:デンパマン完結・・・黒幕・香奈子や最終兵器・瑞穂に笑うものの、ラストが近づくに
つれてホロッと来つつ・・・大団円にしみじみ。「また・・・きっと」のセリフ、自宅接続
を願ってお返しします。ご自身の納得のいく梓SS、まだ読ませて頂いてませんから・・・
今回はここまで。
追伸:現状に対応できないので、緊急・長文など一部を除きメール・レスは
封印しようと思います。それでは、おやすみなさい。