東鳩王マルマイマー第17話「激突!鬼界四天王(Bパート・その3)」  投稿者:ARM


【警告!】この創作小説は『ToHeart』『雫』『痕』『こみっくパーティ』『WHITE ALBUM』『DR2ナイト雀鬼』『フィルスノーン〜光と刻〜』(Leaf製品)の世界及びキャラクターを片っ端から使用し、サンライズ作品『勇者王ガオガイガー』のパロディを行っております…って逆か(^_^;Leaf作品のネタバレも含みますのでご注意。
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【承前】

 撃獣姫とゴルディ、そして霧風丸がそれぞれコピーマルマイマーたちを撃破したその頃、メインオーダールームでは、同様にコピーマルマイマーたちが襲撃していた。

「ウィルナイフ!」

 〈レミィ〉が飛び交ってきたコピー超龍姫の首を瞬時に刎ね落とし、それでもまだ動いて掴みかかってくるその胴に綾香が跳び蹴りをくらわせ、ようやく沈黙させた。

「はよ、空いているところから逃げや、主査、あかり!」

 超スピードで飛び回り翻弄するコピー霧風丸相手に、ショットガンで応戦していた智子が怒鳴っていった。

「――くそっ、ゴルディまで行かせたのは失敗やった!――あー、ちょろちょろとウザい!」

 ドゴンッ!霧風丸の動きを予想して飛び上がったそこへ、智子は怒鳴りながらショットガンを撃ち放つ。散弾はコピー霧風丸に命中し、撃ち飛ばしたのだが、コピー霧風丸のボディには傷ひとつ与えることが出来なかった。

「……材質まで同じかぃ!」
「智子、後ろ!」

 綾香の叫び声。慌てて振り返ると直ぐ真後ろには、智子を狙ってブロゥクンマグナムの発射態勢をとっていたコピーマルマイマーが立っていた。

「――あかん!?」

 智子はショットガンを抱えたまま横へ飛び退こうとしたが、この距離では避けきれなかった。
 だが、次の瞬間、コピーマルマイマーの真横から、非常用の電磁警棒を両手に持って振りかぶっていたあかりが、回転している右腕の二の腕にそれを振り下ろした。発射態勢をとっていたコピーマルマイマーのブロゥクンマグナムはその衝撃でバランスを失い、丁度テコの原理で反対側に曲がって自分の胴体に当たり、そのまま自分の身体をぶち抜いてしまった。

「あかり――」
「これでお終い」

 智子の背後で立ち上がったコピー霧風丸の首を、〈レミィ〉はその背後から身体を回転させながら刎ね落とし、これを沈黙させた。

「……とりあえず、ここに来た3体。……〈レミィ〉が居なければ全滅していたところね……あかりさん?」

 ふぅ、と安堵の息を吐いた綾香は、そこで、自滅して粉々になったコピーマルマイマーのそばで、電磁警棒を振り下ろしたまま硬直しているあかりに気付いた。

「……あかり、サンキュ、な……あかり?」

 智子があかりに近づくと、あかりが涙を溜めているコトに気付いた。

「……酷いよ…………なにも……マルチちゃんたちの格好させなくったって…………酷すぎるよ!」
「……ああ」

 やがて爆発したようにわんわんと泣き出したあかりを、智子は抱きしめて宥めた。

「……あかりの気持ち、わたしも判るよ」

 ウィルナイフを鞘に仕舞いながら綾香のそばに近づいた〈レミィ〉も、複雑な心境を隠しきれずにいた。綾香もあかりの悔しそうな泣き声にやりきれなくなっていた。

「長官、Dブロックのほうが先ほどの襲撃で大夫破壊され、これ以上は進むことが出来ない」

 そこへ、Dブロックへ通じる通路へ避難していた長瀬主査が慌てて戻ってきた。

「そうですか。……仕方ない、みんな一度ここに戻って下さい。ここを何とか死守するしかないようね。――みんな、配置に戻って!すべての戦術飛空挺を発進OKにするわよ――――?!」

 その時だった。突然、メインオーダールームの天井で、奇怪な放電が生じたのである。

「何――、あ!」

 上を見上げた智子は、その放電が一瞬にして人の形を成し、その姿を見て仰天した。

「……月島瑠璃子!」

 なんと、メインオーダールームにあの月島瑠璃子が出現したのである。瑠璃子は薄笑いを浮かべて、上空から綾香たちを見下ろしていた。

【……愚かな。どこまで足掻くか人間ども】
「ちぃっ!」

 あざ笑う瑠璃子を狙って、飛び上がった〈レミィ〉がウィルナイフで突き刺そうとした。しかし瑠璃子の身体から放たれた電撃が〈レミィ〉の身体を射抜き、撃ち落としてしまった。

「〈レミィ〉!」

 綾香は慌てて床に倒れている〈レミィ〉に近づいた。ボリュームのある胸が上下に動いていることに気付くと、綾香はホッとした。

【……無駄だ。お前たちに妾を倒せる術はない】

   *   *   *   *   *   *   *

 メインオーダールームにオゾムパルス体の月島瑠璃子が出現した頃、TH壱式のメンテナンスルームでは、観月とアズエルが超龍姫の修理を行っていた。
 まもなく、新しい腕部と脚部を装着されて修理が完了し、メンテナンスベッドに横たわっていたレフィがようやく目を覚ました。

「……あれ?」
「?――お、レフィも起きたか」

 レフィの声に気付いた観月が嬉しそうに声をかけた。

「あ……は、はい――――――?!」

 目覚めたレフィがぎょっとしたのは、その観月の隣に、自分を倒した鬼女、アズエルが立っていた為である。慌てて立ち上がろうとしたレフィだったが、慣らし終えていない新しいパーツがうまく動作せず、バランスを失ってベッドから落ちそうになった。
 それを、咄嗟に飛び出したアズエルが、レフィを抱きかかえて受け止めた。

「大丈夫か?」
「あ……あ、ああ――って、何で?」

 アズエルの行動が全く理解出来ないレフィは、アズエルの手を借りながらベッドに腰掛けても錯乱気味であった。

「とりあえず、彼女とは休戦中と言うコトだ」
「……何で?」

 観月が苦笑して説明しても、まだレフィは困惑したままであった。
 するとアズエルが肩を竦め、奥の方にあるメンテナンスケイジのほうを指して言った。

「観月と約束して、超龍姫(お前)と再戦するコトになった」

 言われて、レフィはアズエルが指した方を見た。
 そこには、奇妙な姿のロボットが居た。
 竜だ。西洋のおとぎ話に出てくる、巨大な黒い翼を背負った、成人男子より頭ひとつ大きい、おそらくは2メートル半はあろう、巨大な竜――のロボットであった。

「それは――」
「見覚えの無いのも無理はない」

 観月が説明した。

「私的な研究で完成させただけで、登録をしていない超龍姫の新しいボディ、いや、本当の超龍姫のボディなのだからな」
「超龍姫――」
「正確に言うと、これはアルトのボディ――戦闘能力を特化した、戦闘用の超龍姫だ」

 それを聞いたレフィは、思わずベッドから立ち上がって驚いた。

「アルトの……戦闘用の超龍姫?」
「……そうらしい」

 答えたのは、そのメンテナンスケイジにいるロボット竜であった。

「アルト!」
「自分もさっき再起動したばかりで驚いた。――バイクの自分も良いが、この竜のボディはなかなか素敵だ」
「ふっ、よくいう」

 レフィは軽口を叩くアルトを見て、ふっ、と笑いながらベッドに腰を下ろした。
 だがその笑みは直ぐに消えた。

「……だが何故、その女が?」
「再戦をしたい、と彼が言ったハズだが?」

 アズエルは意地悪そうに言った。それでいて嫌味を感じない。浮かべているその笑顔が、レフィにはとても懐かしく感じられた所為もあった。
 少なくとも、敵意はない。――むしろ、好意さえ感じる。
 そう感じた途端、レフィはますます混乱してしまった。

「……しかし、再戦とは」
「本気だ」

 アズエルは頷いた。

「俺は”もうひとりの自分”を取り戻さねばならん。……次郎衛門の謀を止めるために」
「え?」

 きょとんとするレフィの前で、アズエルの顔が次第に険しくなっていく。

「……次郎衛門の鬼界昇華は、リズエル姉さまが望んだものでないと判ったからだ」
「「なんだと――」」

 これには観月も驚いた。

「リズエルが鬼界昇華を望んだ?」
「その通り。――真なる鬼界昇華は、我が母、クイーンJの脅威から全宇宙の未来を救うため、人類という種の可能性に賭けた、リズエル姉様の計画。それを次郎衛門は、別の目的で果たそうとしている」
「どういうコトだ?」

 観月が戸惑いながら訊いた。

「何故、そんなコトが――」
「こいつだ」

 そう言ってアズエルはレフィの肩を、ポン、と軽く叩いた。

「……超龍姫の中で眠る、”もうひとりのわたし”が答えだ」
「……え?」
「次郎衛門は、この超龍姫には柏木梓の魂が収められていると言った。――しかしどうだ、次郎衛門はかつてお前たちに協力した男、この中に何が収められているかすべて判っていたハズだ!」
「……え?」

 思わず驚くレフィ。レフィは自分のTHライドの中に柏木梓の魂が封じられているコトは知らされていないのだ。

「やつはそれを承知で、この俺にロボットたちの完全破壊を命じた。――柏木梓と一緒に封じられている”もうひとりのわたし”の魂もろともな!」
「「――――」」
「わかるか?――次郎衛門は、この俺、アズエルの完全復活を望んでいないのだ!このアズエルの力なくして、真なる鬼界昇華など果たせないコトを、あの男は知っているのだ!」
「真なる……鬼界昇華……!」

 うわごとのように呟くレフィを、アズエルが睨み付けた。

「そして恐らく、あのエディフェルも、あの男が仕立て上げた偽者に相違あるまい!もはや疑う余地もない!――だからこそ、俺はお前の中にある”もうひとりのわたし”の魂を取り戻し、ヤツの野望を防がねばならない!その為に俺は、超龍姫、最高状態のお前を倒さねばならぬ!」
「最高状態――」
「そうとも!前のような本来の力も押さえられている状態で、お前の中に眠っている”もうひとりのわたし”の魂が活性化し、覚醒するコトは叶わぬ!超龍姫よ、お前は全力を、いや、それさえも超越してこの俺に立ち向かうがいい!それによって”もうひとりのわたし”は確実に覚醒する!さあ、真なる竜の鎧を纏いて、俺と決着をつけるのだ!」
「……仕方ない」

 そう答えたのは、竜のボディを得たアルトであった。

「アルト――」
「調整はもう完了しています。――お望み通り決着をつけましょう」

 そう言ってアルトはメンテナンスケイジから身体をゆっくりと起こし、ケーブルを力任せに引き剥がしながら前進し始めた。

   *   *   *   *   *   *   *   *

 舞台は、エディフェルと霧風丸たちが対峙する通路へ移る。霧風丸の必殺技、回転剣舞・百花繚乱によってあっけなく粉砕されたコピーマルマイマーたちの残骸は、気絶している初音を担ぐエディフェルの足許にまで転がった。それを見てエディフェルは、進退窮まったコトを理解して、いっそう困却の相を濃厚にした。

「……廊下の方もそろそろ決着が――ん?」

 ルミラが勝ち誇ったように言ったその時、廊下の方からイビルとエビルの悲鳴が聞こえ、驚いた。

「どうした――――お前は!」

 振り返ったルミラと霧風丸は、ボロボロになっているイビルとエビルを両手で担ぎ上げ、ゴミのように足許に放り投げたワイズマンの姿を捉えた。

「ワイズマン――――!」
「――柏木耕一さん?」

 ワイズマンの容姿からその名を口にしたのは霧風丸であった。そしてその容姿を見た途端、再び霧風丸は奇怪な満月の映像が思考回路内に割り込み、頭を押さえてその場に膝をついた。

「霧風丸――」
「……また……あの……奇怪な……映像が……おかしい……エディフェルと対峙した時には出てこなかったのに……」
「無理もないことだ、霧風丸」

 優しくそう言ったのは、ワイズマンであった。

「お前が幻視している映像は、俺が封印したお前の記憶が限界を超えて甦ったもの――やはり覚醒しかけているらしいな」
「なん……だと……?」
「――――それに比べてエディフェル!なんとぶざまな!」

 今度はワイズマンは、奥にいるエディフェルを一喝した。まるで敵味方が逆のようである。

「愚か者が!せっかく俺が用意したものを、”まだ”使用していないのか?」
「は…………はい!」

 エディフェルは、ワイズマンを前にして怯えていた。雨月山伝承の真実を知る者なら、これを異常な光景と思うかも知れない。エディフェルが愛する次郎衛門の配下として服従している。盲愛と解釈しても良いのだが、しかしどう見てもこの雰囲気からは愛情など微塵も感じられないではないか。

「――柏木初音は俺に渡せ!お前はこの場を見事、片づけて見せろ!」
「はい!」

 エディフェルが怯えながら返事すると、ワイズマンが霧風丸たちの頭上を飛び越え、エディフェルのそばに立った。そしてエディフェルから初音を受け取ると、右拳を振り上げ、奥の壁をぶち抜いたのである。

「くそっ!逃さない――」

 霧風丸はふらつきながらも立ち上がった。

「そうはさせない!」

 そこへ、エディフェルが両手を広げて立ち塞がった。

「このエディフェル、全霊を尽くしてワイズマン様、いえ次郎衛門様の行く手をお護りする――――」
「――止すんだ、楓ちゃん」

 その声は、霧風丸たちの背後、通路の方から聞こえた。
 その声を耳にした途端、エディフェルの顔が蒼白した。
 そして霧風丸とルミラも驚いて振り向いた。
 ワイズマンを除く、その場にいた者たちは、通路の方に立つ二つの影を見て唖然となった。
 右の方に立っていた、マルルンが戦闘体型にチェンジしている柏木千鶴を見て驚いているわけではない。
 千鶴の隣、左側に立つ偉丈夫の顔を見て、エディフェルも霧風丸も驚いていたのだ。

「「…………柏木……耕一がもう一人」」
「――柏木耕一、だな」

 そう訊いたのはルミラであった。たとえ反対側に同じ顔を持つ男が居ても、それが本人であるのを疑いもなく。

「楓」

 千鶴が呼びかけた。

「……可哀想に。……再生された時、マインドコントロールを施されていたようね」

 辛そうにいう千鶴に、耕一は横目で見て唇を噛んだ。

「千鶴さん。あとは俺に任せて、マルチの元へ行ってあげて」
「でも……」
「今はあの娘の力が必要だ。――判ってくれ」
「…………はい」

 千鶴は頷くと、その場をゆっくりと離れた。後ろ髪を引かれるような雰囲気に見えて、しかしそれでいていたたまれなくなって離れた、そんなふうだった。

「――来たか、耕一」

 奥から、初音を肩に担ぐワイズマンが、耕一の顔で、ちらりとその横顔を見せて、にやり、と笑った。それを見て耕一は歯噛みした。

「――よくも初音ちゃんを――リネットを利用する気だな」
「いかにも」

 ワイズマンは颯爽と翻り、耕一のほうへ振り返った。

「リネットの力なくして、鬼界昇華は果たせぬ」
「それは、お前の望む鬼界昇華だろうが!」

 耕一が怒鳴った途端、室内の空気が膨れ上がった。耕一は柳川同様に、人体の変貌を行わずに鬼の力をものにしているようである。

「――そこまで進歩していたとはな。爆発で塵とかしたその身体を再生させた甲斐があった。…………おや?」

 ワイズマンが気を取られたのは、抱えている初音がようやく目覚めたからであった。

「…………ううっ……こ……ここは――――?!」

 虚ろげな初音の視界が、奥にいる耕一の顔を見て、はっ、と驚いた。何故なら間近にも同じ顔があったからだ。初音は途端にパニックを起こした。

「初音ちゃん――」
「なななななななななななななな――なんで耕一お兄ちゃんが二人も居るの?」
「そいつは柏木耕一ではない」
「さよう」

 答えたのは、初音を抱えているワイズマンのほうであった。

「本物は、あすこさ、初音ちゃん」
「え…………」

 優しく微笑んで答えるワイズマンに、初音は目を白黒させる。全く自体が掴めていないらしい。

「ワイズマン。そろそろ、その紛らわしい仮面は外したらどうだ?」

 ルミラが忌々しそうに言った。

「もう少し、この顔で立ち回っても良かったんだがな――本物が現れたのだ。潮時だ」
「ふざけやがって……!」

 耕一は通路のほうから、エディフェルが空けた穴を潜って部屋の中に入った。

「…………今日こそ、決着をつけてやる……!」
「やれるかな、お前みたいな青二才に?」
「人の顔を借りなければ何もできない貴様が、何をえらそうに!」
「そうだな」

 そう言った途端、ワイズマンの顔が光に包まれた。先ほど、コピーマルマイマーたちを造り出した光と全く同じものであった。
 それを見て、耕一はワイズマンを、きっ、と睨み付けた。

「……そうやって貴様は自分のコピーを造って身代わりにし、姿をくらました。――そして、EI−01、クイーンJを俺たちが死力を尽くして倒し、弱り切ったその隙をついて、俺と初音ちゃんの目の前で楓ちゃんと梓を殺害したんだ!」
「!」

 耕一の言葉に、初音は慄然となり、そしてまだ光に包まれているワイズマンの顔を見つめた。
 やがて、ワイズマンの顔を覆う光が薄らぎ、その下から新たな――本当のワイズマンの顔が現れた。

「――――――」

 人間は、余りにも意外なものを目にしたとき、表情を失うという。まさに今の初音がそうであった。
 それは、初音には見覚えのあった顔であった。

「……う……そ……?」
「……やっと元の顔に戻ったな――――二度と見たくないそのツラを!」
「そう邪険にするものではないぞ、耕一」

 ワイズマンは、にっ、と笑った。
 耕一がもう少し歳を取るとこんなふうになるのかも知れない。変化したとはいえ、化けていた耕一とは全く似ていないわけではなかった。
 似ていないハズもないのだ。

「…………ふざけるな、親父!」

 耕一は、とても辛そうな顔で怒鳴った。霧風丸はその顔を見て、堪らなく泣き出しそうな顔にも見えてならなかった。
 絶句する初音は、9年前、飲酒運転で崖から落ちて死んだハズの、耕一の実の父である「柏木賢治」、そしてその息子である耕一と、緊迫した異常な状況下で再会するコトとなった。

(画面フェードアウト。ED:「あたらしい予感」が流れ出す)

          第17話 了

【次回予告】

 君たちに最新情報を公開しよう!

 ついに正体が明らかになったワイズマン=柏木賢治。自殺したハズのこの男に、いったい何が起こったのか?今、明らかになる、耕一たちと、EI−01との闘いの全貌!初音を連れて逃走するワイズマンを追う耕一たちの前に立ちはだかる、生機融合体と化したエディフェル!マルチは千鶴と合流し、ついにマルマイマーとなるが、暴走するエディフェルが、マルマイマー破壊に全力を向ける。この凶暴ぶりの理由は?そしてついに耕一の口から明かされる、マルチの秘密とは、果たして?

 東鳩王マルマイマー!ネクスト!

  第18話「鬼哭」!

 次回も、ファイナル・フュージョン承認!

 勝利の鍵は、これだ!

 「柏木耕一と、ボロボロになった霧風丸」

http://www.kt.rim.or.jp/~arm/