イヤな、物理講座=鳩編1= 投稿者: ARM(1475)
長瀬源五郎「――みなさま、ご機嫌いかがでしょうか?今日のテーマは、「孤立波」です。
 さて、みなさんは、電子レンジが調理物を温める原理をご存じでしょうか?電子を調理物に放射し、その調理物を構成する分子を振動させることで加熱させるのです。

 ただし、調理物を入れる陶器が加熱しないコトから判るように、振動する分子は特定の分子だけです。電子レンジは主に水の分子を限定して振動させているのですが、ではいったいどうやって、水の分子だけを振動させているのでしょうか?

 ――実は、物質を構成する分子にはすべて、固有の振動周波数というものがあって、その周波数に合わせた、孤立波(ソリトン)の性質を持つエネルギーウェーブを連続放射することで、分子が振動し、場合によってはその分子結合も維持できなくなるのです。もし、人間の固有振動周波数に合わせたソリタリーウェーブライザーが作られたら、それこそ核兵器以上の最悪の兵器となり得ましょう。建物は一切破壊されず、人間のみが死滅する悪魔の兵器として。

 …………何故、このようなコトを申し上げるのかというとですね、実は、問題のソリタリーウェーブライザー、作ってしまいまして(SE:おいおい)、その実験途中で、私は信じられないデータを発見してしまいしまた。…………前々から気にはしていたのですが、まさか、と思いつつ、物は試しとシミュレートしてみた結果判明したコトなのですが……ある人物が……その、ですね…………「とある食物」と同じ固有振動周波数を持っているコトが判明したのです。それが、問題の食物でして」

 そういって長瀬が指した、テーブルの上に乗っている食物とは、

   「カツサンド」

 であった。

長瀬「…………いや、本人の名誉のために、問題の人物の名前はあえて伏せさせていただきます……まぁ、仮にマツ・フィールド・ブルー嬢、とだけ申しておきましょうか…………しかし…………まぁ…………ひととして…………その面白いくらいに…………げふんげふん(笑)それではまた」

http://www.kt.rim.or.jp/~arm/Hatohato.htm