ああ、今日も気持ち良い朝だ。あの事件以来狂気染み夢もみない。 あれはもう過ぎたことなんだ・・・ そう、鬼の力を覚醒させたあの事件は・・・ 「おはようございます」 ふと障子の向こうから声がした。この時間は決まって千鶴さんが起こしに来る。挨拶しとこう。 「おはようございます、千鶴さん」 ・・・あれ?返事が無い。具合でも悪くなったかな? 「ひ、ひどいよお兄ちゃん!いくら胸が低いからってお姉ちゃんと間違うなんてひどすぎるよぉ〜」 「は、初音ちゃん?!」 しまった!この展開は?! 「・・・(BG鬼神楽)なぁんですってぇ〜!!!」 そらきた! 冷たい怒気を纏って千鶴さんが現れた。 「キー!初音!待ちなさい!私の方が大きいわよ!」 ・・・そうか?