もしもエルクゥになれたなら 投稿者: 八塚崇乃
  其の壱

 もしもあかりがエルクゥになれたなら
「浩之ちゃん。私、行くね」
「あ、ああ……」
  あかりは旅に出る。歴戦の兵(つわもの)を倒すため……
  打倒、赤カブト(笑)!!


  其の弐

 もしも理奈ちゃんがエルクゥになれたなら
「兄さん。ちょっとこっちにいらっしゃい☆」
「ち、ちがうんだ理奈。こ、これには深いわけが……あぁぁぁ〜〜〜っ!!」
  緒方兄妹のいつものケンカ。
  今日は一味違うようだ……


  其の参

 もしもマルチがエルクゥになれたなら
「お掃除は楽しいで〜す♪  って、あれ……?」
「マルチ……お前が一番汚してる……」
  いきなり力が強くなったので、窓を拭こうとすれば窓が割れる。
  質量保存の法則を無視して体重も増えているので、
   モップで廊下を掃除するために廊下を歩けばマルチの重みによって廊下にヒビがはいる。
  ……意味がないようだ……


  其の四

 もしも瑠璃子さんがエルクゥになれたなら
「長瀬ちゃん。浮気したね?」
「え……」
  まず祐介に電波を防御されないため、鬼の力でビンタ。
  意識集中のできない祐介。さらに追い討ちでデンパ、ビンタ、デンパ、ビンタ、デンパ、ビンタ……
  つよいよルリコさん(笑)。


  其の伍

 もしもマナちゃんがエルクゥになれたなら
「藤井さんっ(怒)!!」
――ゴスッ!
「…………(悶絶中)」
  結局、その日は救急車を呼んだ……
  冬弥の右足のスネの骨は折れていて、全治3ヵ月ということだった……


                                98/09/02
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≪アトガキ≫
 刹那「……【もし電】ってシリーズだったのか?」
 八塚「いや、ただ思いついただけで即興で書いた。正味30分」
 刹那「ふ〜ん」
 八塚「さて……どうも、八塚崇乃で〜す」
 刹那「刹那久遠で〜す」
 八塚「はぁ。もう九月か……」
 刹那「そういや高校以下の学生は、やっと二学期なんだよな」
 八塚「俺は半月前から二学期始まってたぞ……」
 刹那「大変だねぇ、専門生」
 八塚「けどそのおかげで土曜と日曜以外、
        毎日ここ(即興小説コーナー、リーフ図書館)に通ってたし……」
 刹那「しかも何時間やってもタダ」
 八塚「おかげで授業がマトモに頭の中に入ってない……」
 刹那「バーカ」
 八塚「それよりもっ、今回のSS、いかがだったでしょうか?」
 刹那「……なんか、毎回↑のセリフ言ってる。たまには変えろ」
 八塚「嫌。えっと、今回は感想なし。感謝のみです。
        いつものように時間順。

        AEさま。感想ありがとうございました。
          人間たちとの電波での意志の疎通……
          マルチが電波を使えるようになったら、こういう風に使うんじゃないでしょうか?
          彼女たち――メイドロボたちなら、きっと使い方を間違えないでしょう。
          ……ちなみに、後輩SS作家――ESPに言わせると、
            マルチが電波を使えるようになったらバグってしまうそうです(苦笑)。

        カズさま。感想ありがとうございました。
          いやぁ。こんなトコロで『ジオブリ』知ってる人がいるとは……
          けど【The次回予告シリーズ】は本編を書くわけではないので……
          期待させちゃって、ゴメンっ!!

        vladさま。感想ありがとうございました。
          えぇ〜〜〜!?  『ジオブリ』、CMやってんのぉ〜〜〜!?  知らなかった……
          ちなみに、どこのレンタル屋を探しても『ジオブリ』置いてないんだよねぇ、下関は。
          それと矢島の事ですが、別に好きなわけじゃありません。
          矢島に基本的人権を与えてるSSが珍しかっただけなんですがね……(笑)

        UMAさま。感想ありがとうございました。
          一応ゲーセンのゲームもやってるし、
            古いゲームも適当に知っているので、なんとかネタにはついていけてます。
          ……俺のあかりも強くなっちゃいました(笑)。
          赤カブト、何人知ってるんだろう……

        よしっ、今回ここで終了!」
 刹那「そーいやぁ」
 八塚「?」
 刹那「なんで今回のSS、『即興小説コーナー』だけでなく『りーふ図書館』にも投稿してんの?」
 八塚「前に一度、私情で『りーふ図書館』の方に昔のSS投稿したらさぁ、
          何人か感想くれて……一応その人たちに告知しておこうと思って……」
 刹那「どんなの?」
 八塚「(コホン)え〜、
        戦艦冬月さま。アルルさま。睦月周さま。AEさま。UMAさま。
        感想、どうもありがとうございました。
        『りーふ図書館』で書いてくださった感想への御礼は、
          すべてリーフの『即興小説コーナー』の方で過去に掲載していましたのであしからず。
        (AEさま、UMAさまのは今回のSSですが)
 刹那「それだけ?」
 八塚「これだけ」
 刹那「・・・・・・」
 八塚「・・・・・・」
 刹那「……次、なに書くの?」
 八塚「え?  あ、えっと、【Lメモ】は……まだ無理か。
        【The次回予告】。これは連動モノにしようと思ってる」
 刹那「連動モノ〜〜〜?  なにを無謀な事言ってるかね、この口は」
 八塚「イ、イヒャイイヒャイ。ヒッヒャルヒャ〜〜〜。(い、痛い痛い。引っ張るな〜〜〜)
        ごめんなさい。冗談です」
 刹那「さて、そろそろ終わるか」
 八塚「(頬をさすりながら)そーだな」
 刹那「司会は僕、刹那久遠と」
 八塚「(でっかい金槌を背中から取り出しながら)八塚崇乃でした」
 刹那「(崇乃の金槌には気づかず)再見!」
 八塚「(久遠の後頭部を狙い、振り下ろしながら)SeeYouAgain!」
――ゲシャッ!!