──あらすじ── ルカ:ねえ、メグちゃん、僕時々思うんだけど。 メグ:え?なに? ルカ:耕一さんてさ、何か他人じゃないような気がするんだよね… メグ:うん。それ分かるよ。メグも、初音さんが他人じゃないように思えてしょうがないもの。 ルカ:ひょっとして… メグ:あの人達って… 二人:お父さんとお母さんッ!?(つづく) ごすっ!(ルカの刀が、ゆきにヒットした音) ルカ:安心しろ、峰打ちだ。 耕一:ちょっとやりすぎじゃ… ルカ:耕一さん、甘いですよ。前のはそれでもあらすじの形を取っていたとい うのに…今回はあらすじにもなってない…それどころか── 耕一:それどころか? ルカ:──今回、僕もメグちゃんもノーギャラだっ、時間外出勤を尊重し ろッ給料払えええっ!このバカあっ! 耕一:それより、こいつ生きてんのか? ルカ:殺しちゃいませんよ…こんなバカでも「お父さん」ですから。 耕一:おまえも、苦労してるんだなあ。 ゆき:じゃあ、本編行ってみよーーっ!ぐふっ…(刹那、画面は赤くなる) ------------------------------------------------------------------------------------------ 3 「耕一お兄ちゃんっ!耕一お兄ちゃんってばっ!落ち着いてよっ!前の時と同じ書き出しなんて嫌だよっ!」 初音ちゃんのそんな楽屋落ちネタで、俺達はルカに手を出すのを踏みとどまった。──だが、怒り がおさまったわけではない。腑は煮えくり返ったままだ。 「…ルカよ、どう落とし前付けるつもりだ?」 俺は、ドスを利かせていった。すると、ルカは脅えて、 「そ、そんなこと言われても…困りますよう。僕だって、何であなた達が来ちゃったんだか解らない んだから…」 などと、無責任なことを言う。 「──こう言う事って、「この世界」ではよくあることなんですか…?」 ここに来て以来、ずっと黙っていた楓ちゃんが口を開いた。それによって、俺達の殺意(本気) も辺りに散らばる形になった。ルカは、少しほっとした顔をして、 「はっきり言って、全然聞きません…というか、異世界から召喚できるものって言うのは普通、精神 体だけなんです」 と、答えた。 「精神体…俺達にとっては、エルクゥか」 俺は、独り言のように行った。もっとも、これが解決策の道しるべになるとは思えない。 「…召喚魔法や何かだと、精神体だけ呼び出すわけで…「生身の体」を呼び出したって言うことは前 例がないです…そういう意味で、…貴重な事例ですね」 「そういう問題じゃないだろ。結局、何もわかんねえんじゃねえか」 「はっきり言うと、そうなります。僕は何も分かっちゃいない」 自分で話していて、「木場」君と「降旗」君の会話を思い出してしまった。 それはともかく、この自体をどうするか…そうだ、こう言う場合、いきなり話が進展するもんだ… もう少し待ってみよう… それに、俺はもう一つ聞きたいことがあった。 「なあ、おまえらの関係って…何なんだ?見たところ…兄妹って訳でもなさそうだし…そもそも、二 人とも未成年だろ?ましてそっちのメグちゃんなんか12歳ぐらいじゃないか…」 俺が素直にそう言うと、二人はボッと赤くなって俯いた。うぬぬ。そう言う反応をされると、益々 気になるぞ。 「…なあ、どうなんだよ」 「あ、あのっ!」 俯いたまま、メグちゃんが口を開いた。 「め、メグは、十四歳なんですけど」 俺は、──いや、俺達は、本気でのけぞった…まさか、責任能力のある男女が、二人きりで旅をし ているとは… 「そ、そんなこと、ど、どうだっていいじゃないですかっ!それより、この自体をどうするかで──!!!」 ルカが、驚いたように外を見やった、ルカだけではない、俺達も、それに気が付いた、それは── 「──外に、とてつもなく強い「鬼」がいるっ!」 おっしゃあっ!まだつづくぞおっ!皆さん、もう諦めた方がいいぞおっ! ------------------------------------------------------------------------------------------ 遅ればせながら、皆様、明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いしますね。 新年早々(でもないか)だ、駄文。駄文です、でももうイイ。諦めるの。僕は僕だから(爆)。 アルルさん 読点が多いのは、口に出した感じに書いてるからです。息を切るところでは、基本的に読点を入れてます ただ、多いのは完全に事実だし、おかしいな、と、自分でも思う箇所があります。 でわでわ・・・(おやすみなさい、皆様)