ロマンスワールド外伝(仮題) 投稿者:ゆき


 あんまり意味無いけど、前までのあらすじ。
 
 私、柏木耕一、痕高校テニス部の一年生☆
 柳川コーチの厳しいしごきにも弱音なんて吐かないわ、だって、女の子だもん☆
 その努力のかいあって、関東大会では、宿敵、トゥ・ハ高校の藤田主将を大外刈(狩)りで
一本とって初優勝っ!
 ところが対戦相手の関東毒グモ団の団員が生き別れの兄と聞いて大ショック!!
 ちょうどその頃、X星人の円盤軍団が地球侵略を企んでいたっ!(つづく)

耕一:ちょっと待て
ゆき:はい?
耕一:『はい?』じゃねぇだろーがあっ!なんだよこれっ!いつからこんな話しになったんだぁっ
    (その程度の問題じゃないと思うが)!
ゆき:ちょっとしたお茶ッぴいじゃない
耕一:お茶ッぴいじゃねえよ、書くならちゃんとかけえっ!
ゆき:うう、女の子にそんなこと言うなんて…(核爆)
耕一:いつから女の子になったんだ、おまえは
ゆき:耕一君こそ…(ちょっと流し目)
耕一:てめえが勝手に書いたんだろっ!さっさとちゃんと書けえっ!(耕一君、マジ切れ)

 改めてあらすじ
 ご飯食べてたら、変なところに来ちゃッたっ☆(耕一:これだけかい)
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「こ、耕一お兄ちゃん、落ちついてっ!」
 初音ちゃんの声で、俺は我に返った。
「こ、ここは…?」
 慌てて周りを見る、初音ちゃんだけでなく、他のみんなも俺を見ていた、あれ?ちょっとまて。
 あの…二人は誰だろう、一人は男で、蒼い髪に、二枚目な顔、ジージャンに黒シャツ、ジーパン
と言ったラフスタイル…そして、腰に差した刀…
 もう一人は女の子で、エメラルドグリーンの髪と瞳が印象的な美少女だ(初音ちゃんには及ばな
いけど)、イエローのシャツ、オレンジのスカートをはいている。
 誰だ、この二人は、いや、それだけじゃない、あの刀はなんだ。
 何だ、どうなってるんだ、ここはどこだっ!
「耕一お兄ちゃん、しっかりしてっ!」
 またしてもその声で我に返る俺、そうだ、気をしっかり持たなくては。
「ふ、ふう、大丈夫みたいだ」
 自分に言い聞かせるように俺は言った、自己暗示も大切なことである。
 その時、欠落していた記憶が戻ってきた、そうだ、俺達は…食事をしている最中に、強烈な光を
浴び、こんな妙(失礼)な世界に来てしまったんだった、
そして、あの二人は、ルカとメグちゃん…だったな。
「ほんとに大丈夫ですか?」
 ルカが、そう言って水の入ったコップをくれた、ぐいっと一気に飲む、…冷たい。うぐぐ、どう
やら、夢ではないらしい。
「あ、ああ、本当に大丈夫だ、それより、さっさと整理をつけてくれ、あ、そうそう、ここがどこ
の町…なんて話はもう良いからな」
 俺は、顔を俯かせながら言った、自分の経験外の事柄が起こると、俺はかなり情緒不安定になっ
てしまうようだ…(アウターストりーしかり)
「…じゃあ、何から言ったらいいかな」
 少し困ったような調子で、ルカが言った、すると、
「それじゃ、何であたし達がここに来ちゃったかって事についての説明は?」
 と、梓が言った。メグちゃん以外の全員が、ルカに顔を近づける。
「それは…その…」
 少し俯き、困ったように口ごもるルカ、するとメグちゃんが、
「お兄ちゃん、今言わなくても、どうせすぐ分かっちゃうんだし、全部言っちゃったら?」
 と、少し呆れながら言った。この娘も、『お兄ちゃん』と呼ぶようだ、ところで、この二人の関
係っていったい?って、それどころじゃない、いったい、何が『分かる』んだ?まさか、ルカが原
因なのか?
「…そうだね…でも、初めにいっときますけど、はっきり言って、かなり長い話になりますよ、良
いですね?」
「「「「「いいよ」」」」」
 全員の声がシンクロする、もっとも、正確には「い…いでよすよよ」になるのだが。
「これを説明するには、まず、この世界の「常識」を理解してもらわなきゃいけません、全てのこ
との起こりは、600年前にあります、600年前、この世界に、魔王が降り立ったんです」
 それを聞いて、俺は唖然とした。
「ま、魔王?あの、ゲームとかに出てくる?」
「ええ、たぶんそう言うのだと思います…で、その魔王ですが、どうやら宇宙から飛来してきたそ
うです、…そして、圧倒的な威力の魔法で、この星の半分を破壊しました」
 こ、今度は魔法?…でも、宇宙から飛来したって言うのは、ちょっと信憑性がある…現に、俺達
の祖先はそうだった訳だし。
「そしてその後、たくさんの魔物を呼びだしてきたんです」
「魔物…」
「その魔物達には、銃器が全く効かないため、人間も剣技、格闘技、魔法を開発したんです」
 もはやRPGの世界だ、だが、肝心の『俺達がここに来てしまった理由』は?
 ところで今の台詞、少し他人事っぽくなかったか?
「で、肝心の、『あなた達がこの世界に来てしまった理由』ですが…あの、まずは…ごめんっ!」
 おいおい、何だよ、まさか本当に…?
「この世界の魔法には、白き魔法と、黒き魔法があります、白き魔法は、自然の力を借りた魔法で、
黒き魔法は異世界から力を召喚する魔法なんです、それを踏まえて、冷静に聞いてくださいね」
 ルカは、いったん言葉をきった。顔には、困ったような引きつった笑顔が浮かんでいる。
「さっき、魔物と戦ってたんです、その時、僕が黒き魔法を使ったんです、そしたら、何を間違
えたか…魔法の変わりに、あなた達が来ちゃったんです」
 さぁーっと、部屋の気温が5度くらい落ちた、既に、俺と千鶴さんと梓は、鬼としての力を解
放している。やっぱおまえが原因かいっ!
「さ、三人とも、冷静になって…」
 ルカの声を完全に無視した俺達三人は、声を合わせて、
「「「どーすんだよっっっっっ!!!!!!」」」
 と、叫んだ、キーンと、空気が揺れる。
「そんなに怒らなくても…」
 意外と冷静に、ルカは嘆いた。
                     すいません、まだ続きます。
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 どうもっ!今年最後の書き込みの、ゆきです。
 実はまだ続くこのお話、皆さん、呆れないで、最後までつきあってください、お願いだから。
 
 Siさん
 面白かったので、どんどん書いてくださいね。
 僕も、もっといいお話を書けたらいいのに(卑屈になってる)。

 でわでわ・・・(次に書き込めるのは、来年の五日くらいかな)

                 皆様、良いお年をっ!