ロマンス・ワールド外伝(仮題) 投稿者:ゆき


 それは、柏木家の楽しい団欒の最中に襲ってきた。
                                 1
 ぜってー何か起こる、こうやって、みんなで楽しくお食事してるときに限って、何かがおこる、そ
れも、今までの話を完全に放棄したストーリーに変わるんだ、前にもあったじゃないか、セイカクハ
ンテンダケのせいで、みんな(とくに初音ちゃん、あんなの、俺の初音ちゃんじゃなかったぞ)がお
かしくなっちゃった…とかさ。
 ほらほら、カウントダウン開始だぜ、3,2,1…
 その時だった、目が潰れるんじゃないかと思うほどの眩い光が俺達を襲った、ぐおお、なんだよこ
いつはッ!どうなっていやがるんだっ!
「な、なによ、これぇっ!(梓)」
「な、なにが、おこったんですかっ!?(千鶴さん)」
「お、お兄ちゃんっ!どうなってるのぉ!?(初音ちゃん)」
「……(か、楓ちゃん?)」
 みんな、それぞれの叫び声(俺と楓ちゃんはあげてないけど)をあげながら、よく分からない物に
吸い込まれていった、…俺達を飲み込んだそれは、大きな穴のようなものだった。
 俺は、意識が薄れていく中で、…俺達は、これからどうなるんだろう…と、考えていた。

 …目が覚めると、俺はベッドに寝ていた。ここは、どこだ?
「あ、目、覚めました?」
 誰だろう、男の声だ、まだ、あどけなさの残る…俺は、上半身をあげた。
「大丈夫ですか?」
 その男は、ジージャンに、ジーパン、黒いシャツ…という格好をしていた、…「男」と言うには、
少し幼いかもしれない、
13,4ぐらいか。
「…君は?」
 他にも聴きたいことは山ほどあったのだが、俺はまずそう聞いた。
「僕はルカ、ルカ・アークウェル、旅の剣士です」
 男は、にっこりと微笑みながら答えた、しかし、変な名前だな、それに、旅の剣士?
なんだよそりゃあ。
「どうかしたんですか?まさか、どこか打ったとか?」
 俺の顔を見て、男…いや、ルカがそう言った、どうやら、顔を思いっきりしかめていたらしい、俺
は、話を変えるように、
「…他のみんなは?」
 と、言った。
「ええと、そろそろ帰ってくると思いますよ」

 それからすぐに、みんなは帰ってきた、…ルカの連れの女の子と一緒に。買い物に行っていたらしい。
「みんな集まったところで、あなた達に起こったことを整理しましょう」
 と、全員を集めた真ん中で、ルカが言った、頼む、早く整理をつけてくれ、頭がおかしくなりそうだ。
「その前に、全員の自己紹介でもしませんか?耕一さんも今起きたところですし」
 ええ?千鶴さん、ちょっと待ってよ…でもま、このままじゃ不便か。
「とりあえず、私は、柏木千鶴です」
「わたしは、柏木梓」
「柏木初音です、よろしく」
「…柏木楓です」
「俺は、柏木耕一」
「次は僕ですか、さっきも言いましたけど、ルカ・アークウェルです」
「メグ・アジェモアプラです」
 こんなもんだろ、名前は分かったよ、早く、この状況がどうなってるのか説明してくれ〜(心の叫び)
「さてと、何から説明しましょうか」
 と、ルカは言った、やはり笑顔を絶やしていない、俺は、さっきから気になったいたことを聞くことにした。
「一つ聞かせてくれ」
「はい?」
「ここは、どこだ、君の家か?」
 …この部屋、12畳くらいのスペースで、それにベッドが5個と、小さな机がおいてある(ルカは、
その机の上に腰掛けている)、結構大きな部屋だ。
「ここですか、ここは、『ゼム』の町の宿屋ですよ」
「ぜむ?どこだ、それは」
「『ジャムト』地方の代表的な町…」
「じゃむとってなんじゃぁーっ!」
 俺はついに叫んだ、いったい、ここはどこだぁーーっ!
 どこなんだぁーーーーっ!何で俺は、ここにいるんだっ!誰か助けろぉーっ!
                  無謀にも、つづくっ!
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 ネタも時間もない、ゆきです、「ある日シリーズ」をいったん中断して、こっちに移ってしまいました。
 
 で、ルカ君、メグちゃんについてですが、これは僕が書いてるお話の主人公達です、結構気に入っ
ているキャラなんで、どうぞよしなに…(良いのか?オリキャラだしちゃって)
 ちなみにこのお話、続きます。ごめんなさい、続いちゃうんです、お願いだから、石投げないでね☆
 
 静耶さん
 メール、ありがとうございました、とりあえず、質より量で頑張りましゅ。
 やっぱり、感想もらうと嬉しいものです。
 でもいつか、グロテスク系(ダークではない)を書こうかな、初音ちゃんとのバッドエンド後の話とか。
 
 でわでわ・・・(ストーリー決めずに書いてるので、どうなるか自分でも分かりません)