五月に事起こり・・・ <こみパSS:番外編> 投稿者:見ずかみ
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五月に事起こり・・・ 

<こみパSS:番外編>

by 見ずかみ
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お久しぶりです、見ずかみです。
初めての方は初めまして。
さて、SS初心者が陥り易いパターンとして、いきなり長編を書く・・・ということがある
のだと、身を持って体現してます。

このおはなし、久々野様から「シリアス」の認定を受けましたが、果たしてそうなので
しょうか?
私も書いてる途中で混乱してます。

それはさておき、始めたからにはどんなに無様でも終らせないと、人道から外れると
散々言われましたので、お話の続きの始まりです。
さて、どうなることやら・・・。
 
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さて、今回はお話の本筋から少々外れて、このお話における各キャラの近状報告に移りまする。
本編を読む上での手助けになれば幸いです。

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本編主人公、千堂 和樹。
可も無く不可も無く、無事進級(個人的には所属は経済学部だと思う)。
綾との仲も睦まじく、半同棲状態に陥るのを理性で制しているかは不明。<文内容も不明瞭・・・。
綾に群がる害虫(野郎虫)の退治に余念が無い日々を送っている。

70P+フルカラー表紙を3週間で書き上げ、こみパでも数千部の同人誌が終了までには完
売するまでに個体進化した、同人の神様(希望:全次元全能神)。
ハッキリ言って、キミ人間じゃないぞ☆(見ずかみ妹談)な状態。

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その伴侶、長谷部 綾。
和樹と同じ大学に入学(恐らく同じ学部ではないかと思われる)。

大学での定位置は図書館のお日様の当たる場所(晩秋〜初夏限定)。黙々と様々な本を
読破していった。入学から一ヶ月ちょっとで蔵書の10%を読破した彼女に対して、図書館
管理室より、「図書館の黙主」の称号が授与される予定(関係筋の話)。

和樹の部屋で半同棲生活を送っているが、親には内緒のまま(言い出せない)のため罪
悪感もヒリヒリ。母子家庭である為になおさらであろう。

詠美と組んだ際に学んだ技術を嫌悪していたが、和樹の説得・指導で自分なりにアレンジ
・吸収している日々を送る。

ただ・・・
学内で例の鞄を持ち歩くのは、目立つから(対象:野郎ども!)控えようね・・・
(和樹談)

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和樹のラブ・ぶらざ〜、九品仏 大志
信じられないことだが、なんとオール「優」で進級する。何らかの裏取引が行われたの
ではないか?・・・とは学内のスポ新研(スポーツ新聞研究会)の会見。

計画の第1段階である「和樹の同人作家化」の成功を持って、第二段階「業界への人脈
浸透化」に進む。 どうやら、和樹・綾等に書かせた同人誌を軸に、ゲーム・雑誌など
の各メディアと積極的に接触を図っているらしい。今回のテストプレイの件もこの成果
だと思われる。
間違えなく、作品中、最も人生を楽しんでいる漢。

「死して屍、拾うもの無し」〜大志・座右の銘〜
・・・どうやら、大江戸捜査網(初期放送分)のファンでもあるらしい・・・。

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落日の女帝、大庭 詠美
本SS中、もっとも経歴が起伏に飛んでいる、”元”大手サークル主催者
綾を陣営に引き込み手駒とすべく、自らの手法をインプリンティングするも、如何せん
主従関係より恋愛関係の方が強かった!(笑)
綾が亡命した先は、かつて自分が「この上なく腰を低くして」迎え入れようとした和樹
の元であったのが女帝の怒りにニトログリセリンを注ぐことになってしまう。 
そして「コミパ冬の陣(1月の販売部数対決は関係者間でこう呼ばれている。ちなみに、
命名者は大志・・・)」へと雪崩れこむことに・・・。

勝敗は「試合に勝って勝負に負けた」。
結果、詠美のサークルは弱体化、おたく世間からも黙殺されるほどの扱いを受ける。
彼女の築き上げた帝国は一切崩壊していったのである。
そんな彼女の元には、真に彼女のことを思っていた人々。
そして忘れていた「「本を作る事」の本当の意味」が残された。 

かくして下克上にさらされた女帝は、かつての盟友・由宇の元で再起を図っている。
同人誌を始めた、そしてはじめて本を手にとって貰らえた、あの頃の想いと共に・・・
 
・・・っと、話が長くなったが、最後に彼女の進学について。
彼女も和樹と同じ大学に進学している。
あの学力でどーやって進学できたかと言うと、じつはこの大学、「一芸入試」を今年から
導入しており、詠美はそこで審査員一同の似顔絵をすらすらカラーで描き上げるという職
人芸を披露。・・・見事合格と相成った(この色紙、各教授の研究室に行くと額縁にいれ
て飾っている)。
 ただし、卒業できるかに関しては、一同疑問を隠し切れない様子・・・。

「ふ、ふふん! 日はまた昇るのよぉぉぉぉー!(日本海に向って雄叫び)」 

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難波の女傑、猪名川 由宇
本SS中もっとも変化に乏しい女性(爆)
詠美と激しい口喧嘩は、詠美の本作りに対する姿勢を正せなかった、自分の非力さ故か?
その想いは和樹に伝わり、果たして「こみパ冬の陣」において、陽の目を見たのかもしれ
ない。

オタクたちの情け容赦無い中傷から、詠美を真っ先に庇ったのも彼女であった。 
かくして、詠美と由宇は和解することとなる(ただし、表層上のやりとりは相変わらずだ
が)。このことを一番喜んでいたのは、二人のことを古くから見守っていた牧村女史であ
ったと言う。

春こみ以降、和解した詠美の本を自分のスペースで扱うなど、保護者としてあれこれ世話
を焼きつつ、ときどきワガママ没落女帝への「ヤキ入れ」も実行しているらしい・・・。

詠美に一芸入試を一緒に受けようと誘われる。・・・が、「マンガ一筋」の彼女には、
「学問」に時間を割くのは「マンガ」にも、そして「学問」にも失礼なことだと、これを
断る。
彼女こそ、真にマンガを愛し、惚れこみ、精進する女傑である!

そんな彼女の目下の楽しみは、和樹と綾を茶化して遊ぶこと・・・。
・・・寂しいぞ、由宇・・・。
「じゃかぁしぃいい!(すぱこーん)」

思うに、和樹と綾の関係が、比較的悪性の方に向ったのが由宇と詠美であったのかもね。

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とりあえず、メインメンバーはこんな感じになってます。
瑞希等の他のメンバーはいまのところ出てくる予定が無いため、ご了承下さい(鬼)。
それでは、次回は本編で〜

<つづく>
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数日振りです、見ずかみです。
比較的まともに見えるよう書いたSSの続きです。

今回はいきなり番外編です。
卑怯ですね、自分。

連絡
沢村さまへ>これを見る暇があったら、綾CG早く仕上げてね☆

では、本編の続きを気長にお待ち下さい。
以上!(異常?)