その日、梓は買ってきた少女漫画誌である記事を見つけた。
「第一回 恋する乙女のポエムコンテスト 大賞賞金10万円&連載陣
全員のサイン色紙」
「よっしゃ−!大賞いただきっ!あたしにはこれがあるっ!」
梓が手にしたのは一冊の日記帳。表紙には、
『梓の夢見る恋の日記帳 よりぬき版』
と書いてある。
「耕一が東京に帰ってから幾年月…あたしのこの想いが届かぬはずがないっ!」
というわけで、梓は日記帳から上手く書けたと思えるフレーズを集めて一遍の
ポエムを完成させた。
数ヶ月後…
今日は結果発表の掲載される号の発売日。
梓はいそいそと発表のペ−ジを開けた。そこには…
『大賞 柏木…』
「やっぱ、アタシかぁ?」
『大賞 柏木千鶴さん(15) 題名「あなたに鬼ラブ」』
どかっ!梓は盛大にコケた。
「ち、千鶴姉……あ、あたしより年下になるなぁぁぁぁぁぁっっ!!」
東京では本屋で耕一がコケていた。
「ち、千鶴さん…?でも、15歳?」
その前に何故その本を立ち読みしている?耕一。
千鶴さんはニコニコしながらつぶやいた。
「私もまだまだ気は若いわね♪」
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ども。はじめまして。談話室に出入りしている、まほさろといいます。
ずっと前からROMはしていて「いつか俺も書きたいなぁ〜」と考えていました。
また、なんか書きたいな。ところで「鬼OOO」という言い方が
「超OOO」の次に流行る、とどっかで言っていたんですけど全然広まって
いませんね。俺は気に入っているのですが…