いぢめられっ子、雅史くん 投稿者: 紅葉 楓
ども、初めまして。紅葉(Akaba)といいます。
なんとなく、いぢめられっ子な雅史くんを書いてみました。
ただいぢめられるのではつまらないので(^^;、お嬢様にいぢめれもらいましたとさ。
でわでわ。

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「…あ、あぁ…。 ん、…ふぁ…ぁ、綾香様ぁ…もう…だめです…。」
 まるで苦痛に耐えるように顔を蹙めて、雅史は射精感を抑えていた。
綾香の口の中を自分の精液で汚すまいとして…。
 しかし当の綾香は、大胆にくわえ込んだ雅史のペニスを決して離そうとはせ
ず、広げた舌を巧みに動かして裏筋を刺激しながら、時より頭を前後に振って
責め続けた。
「う、はぁ…。く、く、くぅ…。…んぐぅっ。」
 自分を抑えようと食いしばった唇から、喘ぎが洩れる。その唇に、しなやか
に綾香の細い指先がねじこまれた。雅史は一瞬戸惑ってから、それを受け入れ、
舌を使ってぎこちなく愛撫を始めた。
そのことで射精感を紛らわそうとするように。
 思惑が当たり、雅史の腰の緊張が和らいだことを綾香は認め、責めを変えた。
激しい動きを止め、喉の奥までペニスを飲み込んで喉を揺らすようにして締め
上げ、その上でゆっくりとなぶるように動かし始めた。
綾香のような麗人が、どうしてそのようなテクニックを身につけたのか、後に
なって雅史は不思議に思ったが、今はそんな余裕はなかった。
 綾香のペニスに対する責めはいっそうねちっこさを増し、動きも大きくなっ
たせいか、時折雅史の太股に綾香の双丘が押しつけられ、官能に堅く勃起した
乳首の感触を彼にはっきりと感じさせた。その感触は雅史の官能を更に高めて
いった。
「ふあぁ。」
 綾香の指が口から抜かれると、雅史は大きく溜息をついた。
 官能に惚けながら綾香の指先を見つめていると、それは弓の縁をなぞるよう
に緩やかな弧を描いて雅史の股間に消え入った。ぐっと太股が押し広げられ、
股間を通って背中へとまわされた綾香の指先は、雅史の背中をぶすりと差し貫
くかのように押しつけられた後、ゆるゆると背骨を伝って這い降りて、尻の谷
間へ達したと感じた瞬間には雅史のアヌスを犯していた。
ぬぷっと、それはあっけないほど楽々と侵入し、中指の根本まで埋め込まれた。
「ふわぁ〜!」
 雅史は事態を理解するより早く、沸き上がる官能に声を荒げた。
 綾香は押し入れた指を、アヌスを支点としてくるくると弧を描くように動か
し始め、それと同時に奥深く飲み込んでいたペニスを吐き出した。
こんな時でさえ清楚さを感じさせる綾香の口元から、肉の棒がぬめぬめと吐き
出される様子を上から見下ろしている雅史は、あまりに扇情的な情景に、官能
の高まりが躰を押し破ろうとすることを押さえきれなくなっていた。
ちゅるん、と綾香の口からペニスが滑り出た瞬間、その先端から白い体液が肉
棒を脈動させながら噴き出した。2回、3回…と脈動は続き、その度にぴちゃ、
ぴちゃと白濁した体液を綾香の口元に飛ばした。
「…あ、あぁぁぁぁ…。」

 唇を摺り合わせるように動かしカリを愛撫しながら、舌先を窄めるように尖
らせて先端の縦筋を這うようにチロチロと舐め上げる。
「はぅう…。あ、綾香様ぁ、いけま…せん。んっ、はぁ…。もう…ぼくぅ…。」
頃合とみてスパートをかける綾香の愛撫に、雅史は抗することもできなかった。
ピクピクっとペニスが脈動したかと思うと、綾香の舌を押しのけるように射精
が始まった。
 びゅく、びゅく、びゅく…。
力強い射精がしばらく続いた。その間も、綾香は唇を離そうともせず、チュパ
チュパと雅史の精液を残さず吸い上げた。
 射精が終わると、官能が引いた雅史は疲労感にぐったりとした。ちゅぱっと
淫靡な音がして、綾香の口からペニスが解放された。綾香は上目づかいに雅史
を見て口元に悪戯な笑みを浮かべると、ゆっくりと、猫が獲物に近づくような
仕草で雅史に躰を合わせた。
 そして顔を近づけてKissをした。
 雅史は唇を合わせて割入ってくる綾香の舌を受け入れたが、その綾香のしな
やかな舌と一緒にどろりとしたものが流れ込んでくるのに驚いた。
それが自分の精液だと気がついて、雅史は顔を捩って逃げようとしたが綾香の
唇がそれを制した。
驚きに目を見開きながら、雅史は口一杯に精液を流し込まれた。
 最後の一滴まで流し込むと、綾香は唇を離した。どうしたらいいのか分から
ず瞳を潤ませる雅史に、綾香がゆっくりとした口調で
「飲みなさい。」
と言った。
 綾香を見つめたまま雅史が飲み込めないでいると、綾香は表情を変えた。
「飲みなさい、雅史!」
綾香の一喝に、雅史はびくっと身を震わせると…ごくりと口の中の体液を飲み
込んだ。
「はぁ…。」
全てを飲み込んだ後、雅史は深く溜息をついた。
「…良い子ね、雅史。」
綾香は新たな官能に上気した表情で雅史を誉めた。それから、
「今度は私を満足させてちょうだい。」
そう言って唇を合わせ、深く濃く舌を絡め合った。
 這うような舌の感触と押しつけられた綾香の乳房の先に感じる乳首の堅さに、
雅史は一瞬にしてペニスを力強く勃起させた。

…長い夜の始まりだった。

                                     (了)

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