私の名は、長瀬・・・苗字しかない・・・ そう、しがない脇役キャラだから・・・ でも、そんな私にも心ときめく瞬間がある。 それは通勤途中のほんのひととき・・・ 今日もあの娘に会える・・・そう思うだけで私の胸ははちきれんばかりの鼓動を鳴り響かせるのだ! そう・・・いままでは見ているだけで満足だった。だがもう、私は自分の中のどす黒い感情を 押さえることができなかった・・・・ 私がそっと触れると、彼女はその膨らみをポッと桜色に染めた・・・ そして彼女が言う・・・ 「次、止まります。」 ・・・あぁ、やっぱりバス通勤って楽しいなぁ。