受話器を手に取り、ダイヤルを回す。 ジーコ..ジーーコ... 最後の数字を回す前に、いつも私の指は止まる。 そして、終わりはいつも『0(ゼロ)』。 絶対に1には繋がらない。 いっそ破いてしまえれば、どれだけ楽になれるか。 でも。 恐いのだ。 返ってくる言葉が。 破けてしまったら、もう元には戻れないから。 いたずらに時間ばかりが過ぎていく。 こんなことの繰り返し。 後悔。 また、後悔。 聞かない方が良いのかもしれない。 そんな事も頭に浮かぶ。 でもはっきりさせたい。 私の事をどう思っているのか。 こんな我が侭、許されるわけないよな。 微かに笑う。 自虐だ。 私はいつも電話の前。 あいつが、後ろから押してくれるのを待ってる。 でも、あいつは電話の向こう。 想いと現実は決して交差しないのだ。 また、笑う。 自分の情けなさに。 涙も、零れる。 私は...弱すぎる... 頬を伝い、私を伝い。 床に落ちて、雫は消える。 儚き想いの様に。 跡形も、残りはしない。 ----------------------------------------------------------------------- 緑です。 すいません、あれだけ感想を貰っておきながら、私には書く事が出来ません。 言葉が出てこないのです。 総スカン食らった、感想が欲しいなどと言っておきながら、とんでもない奴です。 実に申し訳ないです。 書こう、書こうと思っているうちに、どんどん流れ、過ぎていく。 そして、書けなくなる。 情けない奴です。 と、言うわけで、私は感想は書けません。 ですから、私のSSへの感想もいりません。 感想を貰うと、こっちも感想書かなきゃ、という強迫観念めいたものにとらわれるからです。 ノルマにしてしまうのが嫌なのです。 自分勝手なのは解ってます。 本当に申し訳ないです。 これからは、「あ、こいつ書いとるわ」ぐらいに思って下さい。 こんな例えしか浮かびません。 すみません、失礼しました。