互いの呼吸が荒い。 密着した身体と、流れる汗。 俺の胸の上に先輩の頭がある。 柔らかな匂い。 乱れた髪を、手を使ってそうっと梳く。 そうして、心地よい重さと軽さを味わっていた。 両手を横に広げ、目を瞑り、一度深く深呼吸をする。 目を開けると、俺の顔を先輩が見てる。 じっと見詰めてくる瞳を覗く。 もう一度ゆっくりと髪を撫でてやる。 先輩は顔を赤くしながら、俺の左腕に頭を置く。 「先輩ってさあ」 天井をむいて、髪を撫でたまま、言葉を続ける。 「普段喋らないのに、する時は声がよく聞こえるよな」 言い終わってぱっと左を向く。 耳まで真っ赤にして俯いてる先輩。 俺は、へへっと笑い、そのまま左にもたれ掛かる。 汗も引いてきてるのに、なんだか妙にあったかい。 「・・・・・」 俺の耳元で、彼女はそう囁いた。 ----------------------------------------------------------------------- お久しぶりの緑です。 やっと、本当にやっとテストが終わりました。 これからは、忘れられない程度の早さで投稿していきたいです。 またまた、SSS作家としての面目を保つ短さになりました(笑) いや、笑い事じゃないです。 どうやっても長編になるネタが5個くらいある(^^; 甘い薬にレスくれたゆきさん、無口(無駄口?)の人さん、 ありがとうございました。 洩れてる方、ごめんなさい。 レスは後日必ず。 それでは。