『 マルチちゃんとセリオちゃん 』第5話 投稿者:まさた
『 即興劇場 〜 夢 〜 』

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「… 来月の第三日曜日にちょっとした運動会をやろうと思う 」
そう言い出したのは、来栖川研究所の主任の長瀬博士でした。
表向きは、研究尽くめで日頃の鈍った体を解きほぐすというもの。
ですが本音は、公認で騒いでお酒が飲みたい、というだけの口実でした。
もちろん、みなさん申し合わせたように揃って賛成されました。
こういう見事なチームワークが、私たちのような高性能のメイドロボを
生み出しているのです。
とても未来が不安です。
それはさておき、私たちも運動会に出場することになっています。
ですが、ただ私たちがでるのでは面白くないという人がいました。
もちろんそれは首謀者である長瀬博士でした。
「… どうせだったら、彼女らに動物を選ばせて代理で出場させようじゃないか 」
とても下らないことでしたが、研究員の方全員が賛成を上げました。
本当に素晴らしく見事なチームワークです。
そして私たちは動物を飼うことを義務づけられました。



「 セリオさん。セリオさんはどんな動物にされるのですか ?」
学校に行く途中のバスの中でマルチさんが尋ねてきました。
どうやらマルチさんは、ウサギにされるようでした。
「… イヌさんもよかったんですが、ウサギさんも早いというんですぅ 」
「… 小さくて、ふかふかで、それでいてとてもすばしっこいんですぅ 」
「… それで耳がこう長くってですね。とても可愛らしいんですぅ 」
ジェスチャーを交えながら、マルチさんはとても楽しげに話されました。
私はというと、まだ動物を決めていませんでした。
だから帰りまでには選ぼうと考えて、同じ学校に通う綾香さまに相談してみました。
「… え? ウサギに勝つ動物 ?  それだったらカメのことね 」
(…… カメ )
「 競争するんでしょう? だったらカメしかいないわ 」
綾香さまはそうキッパリと教えて下さいました。
それで私は帰りがけにカメを購入して帰ったのでした。



私はガラスケースの中に薄く水を張りました。
そして買ってきたカメを入れてあげました。
カメは甲羅の中に閉じこもっています。
頭も足も出てきていません。
 ちょん ちょん
突ついてみました。
 コツ コツ コツ
叩いてみました。
 ガツン ガツン
ぶつけてみました。
しかしカメはピクリとも動きませんでした。
「…… これがカメ 」
綾香さまはカメならウサギに勝てるとおっしゃてました。
ですが、私にはどうしてこのカメがいいのかわかりませんでした。
そこで今度はカメが動き出すのを待つことにしました。
 じーーーーーー
30分経ちました。
 じーーーーーー
1時間経ちました。
 じーーーーーー
3時間経ちました。
しかしカメはピクリとも動きませんでした。
「…… これがカメ 」
本当にカメでウサギに勝てるのでしょうか?
私は疑問を抱きつつもその後も寝るまでカメを見続けていました。
ですが、カメは甲羅に閉じこもったまま出てきてくれませんでした。



――― 翌日、私は再び綾香さまの所に尋ねに行きました。
「 え? 閉じ篭っている人を外に出したいの? … あなたも色々と大変なのねぇ 」
綾香さまはふぅとため息を吐いて私の肩を叩いてくれました。
そして、優しく語り掛けてあげるしかないと教えて下さいました。
だから帰るとすぐにガラスケースの前に行き、カメに向かって話をしました。
「… むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは
  山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯に行きました。ゴシゴシゴシ。お婆さんが
  川で洗濯をしている時のことです。ドンブラコ、ドンブラコと川上から大きな
  桃が流れてきました。『 あれまぁ 』とお婆さんは驚き、その大きな桃を拾い
  上げました。そして、家に担いで帰りました ……… あっ !」
ふと気が付いてみるとカメが動いていました。
甲羅から頭を出し手足を出して、ゆっくりですが歩いていました。
あまりのゆっくりとした歩みにじれったささえ感じます。
きっと走り方を忘れてしまったのだろうと思いました。
ですが、何だか今はカメが出てきたことが、とても嬉しく思えてなりませんでした。
だから私は夜寝るまでカメにお話を読み続けてあげました。



「 え? 今度は遅い人を早く走れるようにしたいの? … セリオ、相談にのるわよ 」
綾香さまは心配そうに私を見つめて言って下さいました。
私にはどうして綾香さまがそう言われるのか理由がわかりませんでした。
なぜなら、今はその相談を持ち掛けているところなのですから。
取りあえず、綾香さまお言葉に甘えて、運動の方法を教えて頂くことにしました。
綾香さまはじっと私を見据えた後、ため息を吐かれて運動メニューを作って下さいました。
私はその運動メニューを綾香さまから頂くと、研究所に戻ってカメの前にきました。
『 綾香ちゃんの運動メニュー ☆ 』
   ・ 準備運動(ストレッチ)10分
   ・ ジョギング 1キロ
   ・ 筋力トレーニング5種目×3ターン
   ・ ランニング 10キロ
   ・ 整理運動(ストレッチ)20分
(…… これが運動メニュー )
私はカメをガラスケースから取り出すと、テーブルの上に置きました。
「…… カメ、まずは準備運動から始めましょう 」
私はカメだけにやらせるのではなく、一緒にメニューをこなすことにしました。
… いっち にぃ さん しぃ
… ごぉ ろっく しちぃ はち
… いっち にぃ さん しぃ
… ごぉ ろっく しちぃ はち
私は屈伸やら背伸びやらをこなしていきました。
そして、チラとカメの方を見ます。
… のびぃぃぃ のたり のびぃぃぃ のたり
… のびぃぃぃ のたり のびぃぃぃ のたり
どうやらカメも運動をしてくれている様子でした。

「 よし、カメ。次はジョギングをしましょう 」
私はスポーツウェアに着替え、ランニングシューズを履きました。
カメに手作りのウェアを着させ、小さなシューズを履かせました。
そして、私たちは外に出ました。
カメがどんな走りをするのか楽しみでした。
ところがです。
  のた のた のた のた ……
「………」
  のた のた のた のた ……
それは間すら持たないモノでした。
本当に真面目にやっているのか、疑わしく思います。
この分では1キロのジョギングに何時間かかるか分かりません。
「… 仕方がありませんね。今回だけですよ 」
私はカメを持ち上げて抱えると、代わりに走ってあげました。

「 それじゃあ、カメ。次は筋力トレーニングをしましょう 」
綾香さまのメニューには5種目と書かれていました。
そこで幾つか考えられる方法をチョイスしてみました。
ですが、カメに合うものは中々ありませんでした。
仕方がなしに、私は鉄アレイを持ってきてゴトゴトと床に置きました。
そして、そのうちの一つをカメに括り付けてあげます。
  …… ず …… ず …… ず ……
カメが歩き出すと、鉄アレイが動き出しました。
  …… ず …… ず …… ず ……
「… これなら良さそうですね 」
  …… ず …… ず …… ず ……
カメはこうして筋力トレーニングを続けました。
もちろん、その間も私はカメと同じく鉄アレイを振り回していました。

その後、ランニングと整理運動は、ジョギングや準備運動と同じでした。
本当にこれでいいのかしら?と思いながら、私はメニューを何とかこなしました。
さすがにバッテリーが少し加熱気味です。
「… カメ。明日は頑張りましょうね 」
私はカメをガラスケースに戻すと、その日はグッスリと眠りました。



… そうして私とカメの特訓は毎日続きました。
 雨の日も 風の日も 雪の日も ヤリの日も …
過酷な日々でした。
カメは相変わらずでした。
私は何度も諦めようかと思いました。
ですが、カメが必死に頑張る(ような)姿を見て、私も頑張りました。
こうして日は流れ、運動会の前夜になりました。

その日は明日のことを考えて、早めに寝ることにしました。
私はカメが寝るのを確認すると床に付きました。
そして、体の機能を停止すると、深い眠りへと入っていきました。
朦朧とするデータ処理の意識の中、私はひとつの夢をみました。
それは、マルチさんのウサギと私のカメが競争をする夢でした。
その勝負はカメの圧勝でした。
ゼロヨン並みの走りを見せたカメは、ぶっちぎりで優勝しました。
みんな喜んでいました。
長瀬博士も喜んでいました。
綾香さまも喜んでいました。
マルチさんも喜んでいました。
ウサギも喜んでいました。
私も喜んでいました。
カメも喜んでいました。
とても気持ちのいい楽しい夢でした …。



翌朝、私はカメを連れて会場に向かいました。
その日はとても晴れやかで、気持ちのいい日でした。
「 フフフ、カメ。みんなあなたの走りを見てきっと驚くでしょうね 」
私は手に抱えていたカメに話し掛けました。

私たちが会場に着くと、みんなは走る前からカメを見て驚きました。
いえ、驚いたというよりも、どよめいたと言った方がよろしいでしょうか?
「… セリオ。そいつを走らせるつもりなのか ?」
そう質問してきたのは取仕切り役の長瀬博士でした。
私はコクリとうなずき、何か問題があるのか尋ねてみました。
「 いや、問題ということは無いのだが、な …」
長瀬博士は困ったような顔つきで言われました。
「 セリオ ! もしかしてそのカメって …」
長瀬博士を押しのけながら出てきたのは綾香さまでした。
綾香さまもこの運動会に参加されのです。
私は綾香さまに「 そうです 」と答えると、いままでのアドバイスのお礼を言いました。
「… って。じゃあ、閉じ篭っているとか、足が遅いとか、カメのことだったの …?」
「 はい。綾香さまには、ウサギに勝つにはカメが良いと教わりましたので、密かにカメ
   を飼って特訓していたのです 」
綾香さまは顔に手を当てられると空を仰がれました。
そして、大きなため息を吐かれると「 わかったわ 」と言われました。
「 その代わり、そのカメにハンデを付けさせるから、いいわね ?」
確かにカメのあの走りでは勝負にならないかも知れません。
私はその旨を了解すると、綾香さまは長瀬博士たちと仮設テントの方に向かわれました。
何か重要な話をされている様子でした。
「 フフフ、カメ。あなたは早くも注目の的のようですよ 」
私は手中にあるカメに向かって微笑みました。



 パーン と辺りに鳴り響く銃声。
「 いけ〜 」「 そこだ〜 」と激しい応援合戦。
 人々の陽気な笑い声。
 流れる汗に漂う熱気。
運動会は予想以上に大反響のようでした。
綾香さまは華麗な走りを見せて、ダントツの一位を取られていました。
長瀬博士はひぃこら言いながら、何とか完走されていました。
そして、運動会も盛り上がりも最高潮を見せ、ついに私たちの出番がやってきました。
「 カメ。あなたの力をみんなに見せてあげましょうね 」
私はカメにそう言うと、仮設のコースへと向かいました。

コースには既にマルチさんやガーネットさんたちが来られていました。
それぞれ思い思いの動物を連れて来られている様子でした。
「 お互いに頑張りましょうね、セリオさん 」
「 そうですね、マルチさん 」
私はマルチさんの隣のコースに付こうとした時でした。
「 あ、セリオ。あなたはこっちのコースよ 」
綾香さまが大声で私のことを呼びました。
そういえば、綾香さまはカメにハンデを付けると言われていました。
私はカメを連れて特設のコースへと行きました。
そこには、1メートル程度のテーブルがありました。
「… これは何でしようか ?」
私は綾香さまに尋ねると、これがカメの特設コースだと言われました。
私はこれでは勝負にならないので、みんなと同じコースに戻して欲しいと言いました。
しかし綾香さまは首を振って、私の願いを受け入れてくれませんでした。
「… セリオ。カメはね、本当は全然早くないの。他の人たちが連れてきた動物のどれ
  よりも、話にならないくらい遅いわ。私もあなたの話をもう少しでもちゃんと聞いてい
  れば、こんな事にはならなかったと思う。ウサギがカメに勝つのは童話の話であって、
  本当の競争では勝負にならないわ。本当のカメは全然早くないの。ごめんなさい 」
綾香さまは私とカメを見ながら、そう言われました。
私にはそれがどういうことなのか、混乱していてよくわかりませんでした。
私は綾香さまに夢の話をしました。
とても早く走るカメの様子を事細かに話しました。
だからカメはちゃんと走れるのだと言いました。
綾香さまは何かとても驚かれている様子でした。
しかしカメのコース移動は認めてくれませんでした。
ただ最後に、綾香さまは優しく微笑むと「 あなたも夢を見るのね 」と言われました。

パーンという音と共に、各動物たちが一斉に走り出しました。
 ウサギ  イヌ  ネコ  ネズミ  イタチ …
もちろん私のカメも走り出しました。
 のた のた のた のた …
いつもと同じペースです。
 のた のた のた のた …
「… カメ。どうしたの、カメ ?」
 のた のた のた のた …
「 カメ。早く走らないと、負けてしまいますよ 」
 のた のた のた のた …
「 カメ、早く走ってごらん。あの夢のように早く …」
 のた のた のた のた …
「 カメ !!」

  パーン …

乾いた音が鳴り響きました。
私は「 あっ 」と顔を上げてみました。
遠くのゴールの先でマルチさんが喜んでいました。
どうやら優勝したのはマルチさんのウサギのようでした。
みんなが喜んでいました。
長瀬博士も喜んでいました。
綾香さまも喜んでいました。
マルチさんも喜んでいました。
ウサギも喜んでいました。
そこには私とカメがいませんでした。
私は再びカメを見下ろしました。
カメはまだ、のたのたと走っていました。
1メートルのコースの半分も、まだ来ていませんでした。
 のた のた のた のた …
「… カメ。負けてしまいましたよ 」
 のた のた のた のた …
「… もう、いいのですよ、カメ 」
 のた のた …
私はコースを走るカメを持ち上げました。
そしてそのまま、みんなに黙って会場を後にしました …。



私は研究所に戻ってきていました。
カメはガラスケースの中で泳いでいます。
私はそのカメをただボーっと眺めていました。
どのくらい時間が経ったのでしょうか ?
それもわからなくなるほど、カメをじっと眺めていました。
「… カメ 」
「… あなたは負けてしまったのですね 」
「… 本当は早くなかったのですね 」
「… 言って下さればよかったのに 」
「………」
「………」
「… 話ができませんでしたね 」
「… まったく困った方ですね、あなたは 」
私はカメに向かって呟いていました。

  コンコン

小さな音がするのに気付いたので、私はそちらを見ました。
そこには部屋の入り口に立っている綾香さまがおられました。
「 ドア開いていたから、入らしてもらったわよ 」
綾香さまはそう言いながらすたすたカメの前まで来られました。
「 へぇぇ、これがあなたのカメなのねぇ。ふふ、こうして見ると可愛いわねぇ 」
綾香さまは優しく笑いながら、カメに対してそう言って下さいました。
そして、カメをちょんちょんと突つかれては、無邪気に笑っておられました。
「… 綾香さま 」
私が話し掛けようとすると、綾香さまは「 残念だったわね 」と言って下さいました。
私は首を振りながら答えました。
「 いえ、いいのです。カメも頑張ったのですから 」
「… そうね 」
「 それより綾香さま。この辺りにカメが住めそうな池はありませんか ?」
「 池 ?」
私はコクリとうなずいて、カメを池に返してあげることを話しました。
綾香さまは黙って私の話を聞いて下さると、近くに丁度良い場所があることを教えて
下さいました。
「 私も一緒に行くわ 」
私は綾香さまにその場所を案内してもらうことにしました。
「… カメ。行こうね 」
私はケースの中で泳ぐカメをそっと持ち上げました。

その場所は、さほど研究所から離れていませんでした。
とても静かで緑の多い、自然に優しい場所でした。
遊歩道をしばらく歩くと、少し大きな池がありました。
とても蒼くて吸い込まれそうな美しさでした。
私はそっとカメを水の中に浸けてあげました。
そして静かにその手を放しました。
「… カメ。ありがとう 」
カメはゆっくりゆっくりと沈んでいきました。
そしてそのうち池の色で見えなくなりました。
「… いっちゃったわね 」
静かに綾香さまがそう言いました。
「… 綾香さま、申し訳ありませんでした。せっかくアドバイスを頂いたのに、勝負に
  負けてしまいました 」
私はお詫びをしましたが、綾香さまは首を振ってこう言われました。
「 ううん。確かに勝負に負けたかも知れないけど、あなたはそんなことよりも大切な
   ものを得ることができたと思うわ 」
「 大切なこと ?」
「 そう。セリオ、あなたは本当に人間に近い、いえ人間とまったく変わりないわ 」
「 人間と ?」
「 そうよ。だから私はあなたのことを人間と思うことにするわ。そして、これからは
   あなたを親友と思うことにする。いいわね ?」
綾香さまはそう言うとにっこりと私に微笑みました。
綾香さまは最後までその大切なものが何かを、教えてはくれませんでした。
ですが、綾香さまが私のことをそう言って下さるのが、私にはとても嬉しく思えました。
私は再び深い蒼の池を向いて見ました。
そして、心の中で優しく呟きました。

… カメ。ありがとう。



                                                  < 終わり >
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ま「 どうも、こんにちは。まさたです 」
か「 こんにちは、かおりです 」
ま「『 マルセリ 』の第5話『 夢 』をお届けしました。みなさま楽しんで頂けましたで
    しょうか ?」
か「 ねぇ、これってまた別物なんじゃないの ?」
ま「 そんなことないですよぉ。でも、みなさまに切なさがお届けできれば幸いです 」
か「 やっぱり、違うじゃないのよ 」
ま「 あははは。まあまあ、あまり堅いこと言わないで 」
か「 きっと、久々野さまも怒っているわよ〜 ??」
ま「 あははは。でも、『 可愛いセリオを 』っ声もあったからさぁ。今回は、ね 」
か「 今回も、でしょう ?」
ま「 あははは。まあ、それはさておき、業務連絡があります 」
か「 はい、今後まさたは、自分の作品の投稿をりーふ図書館にしようかと思っています 」
ま「 というよりも、もうこれもりーふ図書館に投稿しているんだけどもね 」
か「 もし、気が付いて下されましたら、どうもありがとうございます 」
ま「 今後は、作品の感想だけリーフ即興小説コーナーに投稿しようと思います 」
か「 やっぱり分散化を提唱している本人がやらなければ、信憑性にかけるものねぇ 」
ま「 そうそう。もしかしたら、まったくの無意味なのかも知れないけどね 」
か「 でも、いいんでしょう ?」
ま「 うん、ダメならダメでいいんだ。自分がそう思ってやっているんだもの 」
か「… 昔っからそうだけど。ホント、まさたって馬鹿ね 」
ま「 あはは、だって僕ってバカだもの 」
か「 まあ、そういうことだそうです 」
ま「 ごめんなさいね、みなさん。そして、これからも、応援をよろしくお願いしますぅ 」
か「 では、みなさま 」
ま「 また、りーふ図書館で 」
二人『 お会いしましょう 』