ある日、けんたろがおかしくなった。 何を血迷ったか、怪しげな物ばかり集め始めた。 骨董の価値など考えていないのか、やたらといかがわしい物ばかり。 『目玉商品』とか、どう見てもなまくらな西洋風の刀を置いてた。 「けんたろ」 「おおぅ、スフィー、丁度良かった。これに着替えろ」 だぶだぶの、ローブとしか言いようのない服。 まぁ、エプロンみたいのが可愛いんだけど。 「ちょっと、このいかにもって帽子は何?」 「ええい五月蠅い!お前は今日からサラ…」 「やめんかい」 どげし いつの間にかけんたろの後ろに結花がいた。 手に『…けん、はじめました』と書かれた紙を握って。http://www.interq.or.jp/mercury/wizard/index.htm