ある科学者の昼下がり  投稿者:日々野 英次


「よう、おっさん」
「ノンノン、私のことはお義父さんと呼んでくれ」
「・・・お義父さん(-_-:)」
「なんだい? マルチに何か不具合でもあったのかい?」
「不具合もなにも。
 こないだ定期点検から帰ってきてから、ちっともドジなことをしなくなったんだけど」
「そりゃそうだ、そのように調整したからね。
 今まではデジタルな処理をアナログに出力していたから、ああだったんだ。
 だから処理も、アナログにしてみたんだよ」
「・・・?」
「要するに、曖昧な思考ルーチンにしてやったらちょうどよくなったんだ。
 ますますいい子になっただろう?」
「じょーだんじゃねぇ、俺のマルチを返せ!」

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よく分からないとお嘆きの貴兄へ。

れす。

>山浦サマ
  感想ありがとうございます。
 『青い電波の降る空に』
  お見事です。
  月島さんとは思えなかったので、どう展開するか気になりました。
  結局いいひとになれるんですね。うんうん。
    
>遊真サマ
 『迷風奏』
  いいとこでひいて、一旦耕一のフェイズですか。
  結構ニクいです。
  やっぱ柳川は耕一たちがあって初めて存在意義を語れますね。
  …脇役の辛さか?

感想のみ
>林 正英サマ
『鬼咬鬼〜鬼喰う鬼』
 完結おめでとうございます。
 最後の戦いのシーン、ぎりぎりの瀬戸際が活き活きしてました。
 色褪せた映画の様な雰囲気が私は一番良かったと思ってます。
 山月記ですか…確かにぴったりあってますね。

>takatakaサマ
『東鳩はコンピューターに卵を生む』
 浩之というキャラクターは二種類あるようです。
 めちゃくちゃ軽い奴か、ぶち切れた奴か。
 多分どちらでもありどちらでもないんでしょーけど。
 あかりにいぢめられる浩之という構図が笑えます。

>ざりがにサマ
『彼女の思い出』
 イスラム。
 衝撃的に笑いました。