慌てん坊 祐也 投稿者:日々野 英次
「柳川さん」
 貴之はいつものように、笑みを浮かべて言った。
「俺、犬を飼ってみたいんですよ」
 なに?
 お前も狩猟者か?
 柳川は貴之の肩をぽんぽんと叩いて、
「嫌なことがあったのか?犬にいじめられたのか?」
「え、いや…違うっスよ?どうかしたんすか?」
  あ、
  ああ、狩ってみたいんじゃないのか。
「いや、気にするな」

 次の日。職場で長瀬警部が言った。
「柳川、お前、今度頭刈ってこい」
 何?
 お前、俺が狩猟者だって事を何時から気づいていた?
 …次の獲物はこいつか…
「お、おい、何を睨んでいるんだ。お前の髪の毛はいくら何でも長すぎる
だろう?鬱陶しいから切ってこい」
  あ、
   なんだそうか。
  髪を刈ってくればいいのか。
「は、はい。分かりました」

 とある、休日。つり場にて。
「餌が切れたな。柳川、ちょっくら餌買ってきてくれ」
「…ああ…」

 その時の柳川の目は鋭く冷たかった。

     ―――――――――――――――――――――――――

 ども。
 思いつく端に下らないの書いとかないと、腐りそうで。
 でわ。

 >MIOサマ。
  ふっかーつ!
  …おめでとう御座います(遅い!)
 
                       BGM:Breakdown(GN'R)