卒業式(「競作シリーズその弐NTTTVSその他大勢」「お題:会話文のみ」) 投稿者:柄打 投稿日:5月18日(木)01時19分
「・・・・こんな感じですか?月島さん」
「これはこれは・・・・すごいね。感無量だよ」
「そう言って貰えると嬉しいですね。苦労した甲斐がありましたよ」
「かなり大変だったんだろうねぇ。しかし、長瀬君。なんだって君がこんな事を?」
「・・・・・・僕なりの、せめてもの罪滅ぼしのつもりですよ。
あの時は、お二人に酷いことをしてしまいましたからね」
「二人?・・・・・・君は・・・・」
「何か?」
「・・・・・・・まあ、いいか」
「?そうですか」

「・・・・おや?あれは確か、新城君・・・じゃないかったか?あの夜にいた。
・・・・まだ、学校にいたんだ」
「ええ。今日のために、あの時の記憶は消しておきましたから」
「へえ。なかなか気配りが利いているね。と、いうことは藍原君もいるのかな」
「ええ。彼女のことだから、休んでいるはずは無いと思いますけど・・」
「ああ、いたいた」
「どこです?」
「ほら、在校生の島の左奥の辺り」
「本当だ。あーあー、二人も。瑞穂ちゃん、体が小さいから大変だろうなぁ」
「何を他人事のように」
「え?だって、他人事でしょう?」
「・・・・・太田君に聞かれたら、ただじゃ済まないよ・・・」
「その太田さんの側にいることを望んでいるんですよ、瑞穂ちゃんは。
だからあの夜、学校にいたんです」
「・・・長瀬君・・・」
「確かに、太田さんには怒られるかもしれないですけど、多分瑞穂ちゃんは
喜んでくれますよ。
だって、この式が終われば、いつだって太田さんの側にいられる様になるんだから。
朝起きてから、夜寝るまで。瑞穂ちゃんが望んだ以上に、いつだって一緒に。
そうだ、どうせなら同じベットにしてあげた方が良いかな」
「へえ。ずいぶんと気が利くんだな、君は」
「やめてください。そんなこと無いですよ、僕は」
「そうかい?あまり謙遜しなくても・・・おっ、長瀬君。手前の子」
「えっ?ああ凄い、下半身真っ赤だ。生理中だったのかな?」
「だろね。なのにわざわざ卒業式のためだけに学校に来るなんて、
見上げた心がけじゃないか」
「でも、おかげで一生忘れられない思い出ができたでしょうね。
いや、逆に何もかも忘れちゃうかな?まあ、でもそれはそれで幸せだろうし。
どちらにせよ、君の真面目さは報われたんだ。良かったね、名前も知らない君」
「・・・ウウッ! ウウッ!」
「まったくだ。ほら、見たまえ長瀬君。涙を流して喜んでいるよ」
「いやッ! いやああああああッ!」
「五月蝿いなぁ。いくら感動したからって、卒業式で叫んだりしたらダメじゃないか。
ああ、そこの君。そう、君だよ先輩。あれ、先生だっけ?まあ、どっちでもいいや。
彼女、五月蝿いから口塞いじゃって」
「い・・・いやッ! いっ・・・モガッ・・・んーーー、んんーーー!!」
「良かったね君。たくさんタンパク質を飲ませて貰えるよ」

「まったく大した人だな、君は。これこそ僕が思い描いていた卒業式だよ。
フフフ・・。セックス、セックス。右を見ても左を見ても、セックスセックスセックス!
そうだ。みんな、そのままセックスし続けろ!激しく!もっと激しく!
ペニスとヴァギナをこすり合って、愛液と精液を混ぜ合って、肉と肉とがとろけ合うまで
交わり続けろ!善人面した教師達もだ!学校中の女達の穴という穴すべてに、精液を流し
込め!校長も教頭も、みんな家畜のようによがりながら、可愛い教え子達の膣にペニスを
ぶち込み続けるがいい!
セックス!!そうだセックスだ。セックスセックスセックスセックスセックスセックス
セックスセックスセックスセックスセックスせックスセッくスセックすセっクスセッく
すせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっ
くすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせ
っくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくすせっくす」

「ははは。ノッてきましたね、月島さん。じゃあ、こんなのはどうです?」
「?・・・・・・・仰げば尊し!!・・・・・・
フッ・・フフッ・・・フフフ・・・・・ハハハハハハハハハハ!!
参った。凄いよ、凄いセンスだよ、長瀬君。ここまでは流石に僕も思いつかなかった」
「卒業式の定番ですからね」
「本当に・・・・・大した、キチガイだな君は」
「酷いなぁ。それもこれも、みんな月島さんのためにやっているんですよ」
「僕のため!?ハハハ・・・また見え透いた嘘を。君は・・・・」
「僕は?」
「・・・・・・まあ確かに、これは僕が望んだ光景だ。・・・・・・・・・・しかし、
今、ここで、『これ』を引き起こしているのは・・・・・・・・長瀬君。君なんだよ」
「・・・・・・・・・・狂ってないって、自分では言うんですよね、キチガイは。
・・・ええ。確かに僕は狂っていますよ。だってこうして、

	『ここにいるはずのない月島さん』と会話しているんですから・・・」

「「「「「「「「「「「「「「『   』」」」」」」」」」」」」」」

「・・・・・・・月島さん?・・・・・・・・・・・・・・ああ、消えちゃったんだ。
でも、またすぐ来るんだろうな。・・・・・瑠璃子さんは何で来てくれないのかな?
僕が、こんなにも電波をとばしているのに。ひょっとして、校内で騒いでいるだけじゃ
もうダメなのかな?そうなのかな?そうだ!そうに違いない!!
よし。じゃあ、外に出よう。今度は、この街全体が目標だ!!
町中が騒ぎ出せば、流石に瑠璃子さんだって気がつくだろう。
じゃあ、とりあえずは月島さんの好みに合わせて、ただすれ違っただけの見ず知らずな
奴ら同士をいきなりセックスさせてやろう。
たとえそれが親子だって、子供だって、老人だって、赤ん坊だって、全員残らず性器を
くっつけさせて、愛液と精液にまみれさせよう・・・・
・・・・・・瑠璃子さん。瑠璃子さん。瑠璃子さん瑠璃子さん瑠璃子さん瑠璃子さん。
ねえ、瑠璃子さん・・・待ってるから・・・いつまでだって待ってるから・・・・・

			早く僕を助けに来てよ			」