なんとなくこみパ 投稿者:ふぃん
☆初めに☆読まない方がいいと思う、怒るから(笑)


「トゥルルルルートゥルルルルー」
 ん?こんな正月の朝っぱらから誰だ?
「トゥルルルルートゥルルルルー」
 ハイハイわかったよー(ガチャ)
「もしもし〜?」
『おはよう。 同志和樹。』
「なんだ、大志か。 朝から一体何のようだ?」
『うむ、実は大事な用件があるのだ。』
「大事な用件〜? なんか、やな予感がするんだが…」
『当たりだ。さすがは同志和樹。』
「…え?」
『実は、同志瑞希の身柄は吾輩の許にある。』
「ち、ちょっと…」
『無事返して欲しくば、これからすぐに駅前まで来るのだ。』
「え、駅前?」
『そう、駅前だ。それでは待っているぞ、同志和樹よ。(ガチャ)』
「……」
 一体何だったんだ?
 大志が瑞希を拉致監禁している?
 しかも、俺を駅前まで来させるために?
 良くわからんが…

1 仕方ない、とりあえず行ってみるか。
2 どうせ、いつもの悪ふざけだろう。行くこと無いか。
3 まず神社にお参りに行こう。

(3を選択)

 まずお参りに行こう。
 正月だしかわいい巫女さんに会えるかもしれない。

 さて、神社に着いたぞ、さすがに正月だけあって込んでるな。
 何をお願いしようかな?

1 瑞希の安全を祈願しよう。
2 大志が普通になることを祈ろう。
3 巫女さんと仲良くなれるように声をかけよう。

(3を選択)

 あそこに居る巫女さんに声をかけよう。
「ねぇねぇ、ちょっとそこの君〜」
「はい、何ですかぁ?」
「あれ? 千紗ちゃんじゃない、どうしたの?」
「あ、お兄さん。あけましておめでとうです☆ 千紗は、今、巫女さんのあるばいとをしていますです☆」
「アルバイト?」
「はい、千紗があるばいとをして、少しでも家計の助けになればと思ったですよ。」
 うう、相変わらず不憫な子だな…

 ここはひとつ…

1 「がんばってね。」と応援して帰ろう。
2 いい子にお年玉をあげよう。
3 巫女服があまりにもかわいいから、抱き着こう♪

(3を選択)

 それにしても、み、巫女服が…
 もう我慢できん!
「ち、千紗ちゃん!!(ガバッ)」
「にゃああああああああああ!!」
「猫耳つけてあげる♪」
「え?ね、猫耳っ?」
「うん……ほら、良く似合ってるよ☆」
「にゃあ…」
(千紗が猫耳を着用した かわいさが50UP、人外度が100UP、一般度が50DOWN、信頼度が100DOWNした)
「猫グローブも着ける?」
「いいですぅ…」
「そうかい、残念だなぁ」
「あのぅ…これ、いつも持ち歩いているんですかぁ?」
「まぁね、漢の必需品というやつさ☆」
「はぁ…」
(千紗の男への不信感が200UPした、攻略難易度が200UPした)
「それじゃ、アルバイトがんばってね。ばいば〜い。」
「またですぅ…」
 いい事した後は気持ちいいな〜
 さてと、これからどうしようかな?

1 お参りも済んだし、そろそろ駅前に行こう。
2 家に帰って、寝正月を再開だ!
3 猫耳を補充するためにバイト先に行こう。

(3を選択)

 おお、やってるやってる。
 しかし、バイト先も正月くらい休めばいいのに…
 まぁ、俺みたいな人間が沢山居るということか。
「いらっしゃいませ〜! あ、千堂くん、あけましておめでと〜」
「店長、あけましておめでとうございます。いい猫耳ありますか?」
「うん、いいの入ってるよ。 いやぁ、それにしてもいい所へ来たね〜」
 う、嫌な予感がする…
「実はバイトが足りなくてね、夕方まで入ってくれないかなぁ? バイト代と、あといい猫耳をただであげるから。」
「はい、わかりました…」
 あ〜あ、明らかな選択ミス。
 まぁ、猫耳がただで手に入る分まだましかな?

「いらっしゃいませー あ、由宇!?」
「なんや和樹、こないなところにおったんかいな。」
(注:作者は名古屋出身なので関西弁は良く知りません、あしからずご了承ください)
「ちょっとバイトでね、ってなんで由宇がここに?」
「初詣や、実はおまえさんの部屋に置いてもらおう思って、さっきまでおったんや。」
「俺の部屋に?」
「窓から入ってしばらく待ってたんやけど、ぜんぜん帰ってこーへんから土産を買いにきたんやけど… 泊めてくれるやろ?」

1 「別にかまわないよ。」
2 「うーん、やっぱり駄目だよ。」
3 「猫耳をつけてくれたらいいよ☆」

(3を選択)

「猫耳をつけてくれたらいいよ☆」
「…なんやて?」
「だから猫耳。バイトが終わったらいいのが貰えるんだぁ♪」
「人をなめとんのかいっ!!(ボカッ!!)」
「いたひ…」
「よそに泊まるからもうえー! ほんま見損なったわっ!」
「ありがとうございましたー」
 うーん、失敗失敗。
 しかし、千紗ちゃんと由宇では反応がぜんぜん違うな。
 やっぱり、男にとって女心は永遠の謎というわけか。

 おっと、いつのまにかバイトの終了時間だ。
「店長、お先に失礼します。」
「おう、お疲れ様。 また頼むよ。」
「はい。」
「じゃあ、これバイト代と猫耳ね。」
「ありがとうございます。 またよろしくお願いします。」
(和樹は8000円といい猫耳を手に入れた)
 うーん、心地よい開放感!

1 さて、帰るか。
2 飯でも食うか。
3 「世界は俺様のためにあるのだ! はっはっはっはっはー!!」

(3を選択)

 …………
 やっぱり止めよう。

(改めて2を選択)

 どこにする?

1 駅前の喫茶店
2 いつもの漫画喫茶
3 瑞希の家

(3を選択)

 よっしゃ、いっちょただ飯をたかりに行くかー!
「ピンポ〜ン♪」
「はーい。(ガチャ)」
「よぉ、瑞希。」
「あーっ、和樹っ! よくのこのことやって来れたわねっ!!」
「どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないわよっ! 何で朝来なかったの!?」
「朝? …って、大志からのヘンな電話?」
「そうよっ! こっちは寒空の中2時間も待ってたのよっ!?」
「だって、大志の用件ってろくなものじゃないから… なんで瑞希が電話しなかったんだ?」
「え? それは… その…」
「しかも、脅迫電話みたいな内容だったろう? 普通行かないって。」
「でも… だって、それは…」
「ん?」
「と、とにかく! あんたの所為で大志の奴にさんざんからかわれたんだからっ!」
「だから、なんで?」
「そ、それは… あーっ、もうとにかく、あんたを信用したあたしが馬鹿だったのよ。」
 瑞希はあの脅迫電話で俺が来ると思ったが、俺が行かなかったからそれを大志の奴に馬鹿にされた…
 つまり、俺は賭けの対象にされたということか?
  なんとなく理不尽さを感じるが…

1  「ごめん、悪かった。許して。」
2  「そんなことより飯くれ。」
3  無言で猫耳をプレゼントしよう。

(3を選択)

「なによ?  これ…」
「猫耳というものだ。 お詫びの印にあげるよ。」
「猫耳は知ってるわよ。 でもなんでこれがお詫びなの?」
「これをつければかわいくなれるからね。  ほら、瑞希も…  なんか変だ…」
「あ、あのねぇ?」
「これは、素材が悪いのかな?  それとも年くってるからかな?」
「ちょっと、ねぇ?…」
「ああ、それにしても千紗ちゃんにはあんなに似合ったのになぁ  瑞希は全然だめだな。」
「(ぷちっ)もう二度と来るなっ!!(ドカッ!!)」
「うげぇっ!」
  追い出されてしまった…
  なんとも気の短いやつだ…
  うう、それにしても今日は寒いな…
  帰ろう…

(この一日で千紗、由宇、瑞希の攻略が不可能になってしまったのは、言うまでもないだろう)

〜Fin〜


☆作者より☆
まず、これを読んで下さった奇特な方、ありがとうございます。
読めばわかる通り、内容はありません。わかってます。できれば石を投げないで…
なぜそんなものを投稿したかと言うと、「へぼSS作家の意地(維持)」と言うやつです(謎)
ご迷惑をおかけしましたが、許してください。