この闘いは、最初から私(Fin)が不利でした‥‥ 物理的な攻撃力ならば、肉弾戦、銃撃戦どちらも私の方がうえです。 しかし、今度の闘いは、そんな単純な物ではありません。 セバスチャンのように、力で排除する訳にはいかないのです。 そして、情報戦では互いに致命的な事柄を押えている為に、致命的な情報は使えませんでした。 私の情報は、もちろん彼の女性関係、証拠も押えておきました。 彼の情報は、うかつにも宣戦布告時に見せた私の本性です。 これは、(極悪非道)浩之さんを排除した後に、お姉様達とむふふな関係になる為には、知られてはならない事だったのです。 私が不利な点とは、私の知り合いはすべて彼の知り合いであった事です。 しかも、お姉様達は、(極悪非道)浩之さんの事を少なからず好いている‥‥ この事は、今の時点ではどうしようもなかったのです。 普段の嫌味の応酬。 これさえも私にとって不利でした‥‥ 彼の口の悪さは、周知の事実でしたが、私はお姉様方の前で、あまり辛辣な事はいえません。 私は、ストレスがどんどん溜まっていきました。 私は、ストレスをもっぱらロリコン変態(フィン)を半殺しにする事で解消していました。 しかし、そんな普段からしている事をしても、たいした解消にはなりません。 ある日、とうとう私は我慢できなくなって、(極悪非道)浩之さんを裏山に呼び出しました。 もちろん、いざという時に埋めれる様に、裏山にしたのです。 私は丸一日待ちました‥‥ 彼は来ません。 フラフラになりながら家に戻り、ロリコン変態(フィン)を軽く痛めつけ、隣を訪問しました。 もちろん、私は彼に文句をいいました。 しかし、彼はこう言うのです。 「しかたねえだろ、あかりのやつが寝込んじまったんだから」 私はその言葉を聞き、非常に衝撃を受けました。 し、しらなかった‥‥ まぁ、当然の事ですが私には大変ショックだったのです‥‥‥ その日以来、私は(極悪非道)浩之さんに攻撃を加えるの止めました。 少しばかり、彼も事も認めるつもりでした。 幸い、彼の方も何も仕掛けてきませんでした。 その日以来、前の通り日々が過ぎて行きます‥‥ そう、ロリコン変態(フィン)に対する暴行の度合いが増した以外は‥‥