Finの物語12‥‥雅史ちゃんハイ!恐るべき罠!? 投稿者:フィン
ちょうどその時、私(Fin)はなぜか(極悪非道)浩之さんと一緒に公園にいました。
すると
「おーい、浩之ー!」
という声を聞いて、そちらの方を向いてみました。
(どきっ!)
しかし、よく見ると男でした、まことに残念です。
「なんだー、雅史かー」
と(極悪非道)浩之さんは言いました。
(雅史さん‥‥一応覚えておく事にします)
「浩之、そっちの女の子は誰?」
「ああ、こいつはFinって言うんだ」
(極悪非道)浩之さんはまことに失礼な方です。
「ああ、君がFinちゃん?噂は聞いているよ。はじめまして、これからよろしく」
礼儀正しくお辞儀をする雅史さん。
そのはにかんだ笑顔を見ると、少しどきっとします。
(ああ、いけないわ。私の心はお姉様方の物なのよ)
「はじめまして、雅史さん。これからどうぞよろしくお願いします」
と言って、ついついお姉様方用の笑顔を見せてしまいました。
「う、うん」
気のせいか、雅史さんはちょっぴり赤くなったように思えました。

(この先全く考えてねぇよ‥‥)

どうしましょう、どうしましょう!
ほんの少しとはいえ、男に好意を持つなんて!!
お姉様方に申し訳が立たないわ!
雅史さんを嫌いにならなくては!!

私は、ロリコン変態(フィン)をサンドバッグにしながら考えていました。

数日後
ロリコン変態(フィン)をサンドバッグにしながら、考え付いた事を今日からしましょう‥‥

ストーカー‥‥

全く気が進みませんが、そうして雅史さんのいやな所を捜すしかありません。

その後、数日間尾行を続けました。

ありません、私が嫌になるような事が、全くといってないんです!
これは困りました‥‥

(作者も困ってるぞ!)

そうこうしている内に、雅史さんからお誘いがありました。
「うちにいるハムスターかわいいんだよ。見に来ない?Finちゃん」
・
・
・
「け、結構です!」
今出来た設定で、鼠系が嫌いと追加されました。
そのおかげで、私は、雅史さんに好意を持つ事はなくなりました。

まさに、恐るべき罠っだったわ。(作者にとっても)
その夜、やはりロリコン変態(フィン)をサンドバッグにしながら思いました‥‥