Finの物語6‥‥あかり登場立春の夜 投稿者:フィン
「ピンポーン」
「フィンさーん、いますか?」
私(Fin)はちらっとロリコン変態(フィン)の方を見ました。
寝ています‥‥(実はFinに半殺しにあった)
「まったく、しょうがないですねぇ」
私は出る事にしました。
「はーい、どちら様でしょうか?」
と玄関を開けました‥‥いた人物を見て、不覚にもこおりついてしまいました。
か、かわいい‥‥‥
「あの、私、神岸あかりといいます。いつも浩之ちゃんがお世話になったいるそうで、挨拶に伺いました」
と言っていたように思えます。

考えてみます。
「あかり」さん‥‥「浩之」‥‥
まさか!
あの甲斐性無しの「あかり」さんとは、この人、いやこのお姉様のことなのでしょうか?
おそらく間違いありません。
あの甲斐性無しは、こんなかわいいお姉様を毒牙に‥‥‥
ゆるせません!

「いえ、お世話にだなんて、こちらがお世話になっているくらいですよ」
「あなたがFinちゃんね、これからよろしくお願いします」
(どうやらあかりはFinの事をいい子だなぁ、と思っているらしい)
「いえ、こちらこそよろしくお願いします」
私は深々と頭を下げました。
その時、心では甲斐性無し抹殺計画が練られていた事は、いうまでもありませんね?

夜‥‥
傷一つないロリコン変態(フィン)が言いました。
「おい、今日は立春なんだってなぁー」
その瞬間、対戦車ライフルが発砲された事はいうまでもありませんね‥‥‥