「ピンポーン」 「フィンさーん、いますか?」 私(Fin)はちらっとロリコン変態(フィン)の方を見ました。 寝ています‥‥(実はFinに半殺しにあった) 「まったく、しょうがないですねぇ」 私は出る事にしました。 「はーい、どちら様でしょうか?」 と玄関を開けました‥‥いた人物を見て、不覚にもこおりついてしまいました。 か、かわいい‥‥‥ 「あの、私、神岸あかりといいます。いつも浩之ちゃんがお世話になったいるそうで、挨拶に伺いました」 と言っていたように思えます。 考えてみます。 「あかり」さん‥‥「浩之」‥‥ まさか! あの甲斐性無しの「あかり」さんとは、この人、いやこのお姉様のことなのでしょうか? おそらく間違いありません。 あの甲斐性無しは、こんなかわいいお姉様を毒牙に‥‥‥ ゆるせません! 「いえ、お世話にだなんて、こちらがお世話になっているくらいですよ」 「あなたがFinちゃんね、これからよろしくお願いします」 (どうやらあかりはFinの事をいい子だなぁ、と思っているらしい) 「いえ、こちらこそよろしくお願いします」 私は深々と頭を下げました。 その時、心では甲斐性無し抹殺計画が練られていた事は、いうまでもありませんね? 夜‥‥ 傷一つないロリコン変態(フィン)が言いました。 「おい、今日は立春なんだってなぁー」 その瞬間、対戦車ライフルが発砲された事はいうまでもありませんね‥‥‥