Finの物語5‥‥(極悪非道)浩之との出会い〜ToHeart 投稿者:フィン
私の名前はFinといいます。
アフロでぃーて12歳、セーラ服着用、はっきりいって美少女です。
今日、私を何故か養ってくれているロリコン変態(フィン)とこの町に引っ越してきました。
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忘れていました、私は「百合」です。

お隣は藤田さんと言います。
一応、挨拶しておくのが礼儀でしょう。
「ピンポーン」
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「おかしいわね?」
「ピンポーン」
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「設定(何のだ?)では、いるはずなんですが‥‥‥」
「ピンポーン」「ピンポーン」「ピンポーン」「ピンポーン」「ピンポーン」
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(がらがらと2階の窓が開いていく)
「うるせぇ!あかり!今日は日曜だろ!」
彼はそう言いながら、私を見おろしました。
「お前、誰だ?」
どうやら、人違いに気づいたようです。
「今日から、お隣に住む事になったFinといいます。よろしくお願いします」
私は、深々とお辞儀をしました。嫌味です。
彼は
「ああ、こちらこそよろしく‥」
と言って、上体を軽く曲げました。

これだから男というのは‥‥ロリコン変態(フィン)をはじめ、いい人は少ないですね。
本心です。
それにしても「あかり」さんとおっしゃる方は、毎日起こしくるのでしょうか?
奇特な事です。
「あかり」さんに会ったら、こんな甲斐性無しはやめなさい、というべきですね。

「じゃあ」
と言いつつ、お隣の男子は部屋に引っ込みます。
「ふぅ、やれやれ‥‥」
「そう言えば、あの男子の名前は聞いていませんね」
「藤田浩之」
「!」
いつのまにか、さっきの男子が横に立っていました。
ほとんど音速です。
私は愕然として振り向きながら
「ど、どうも‥」
間抜けな返事しか出来ませんでした。
「Finお前、中学生だろう?」
いきなりため口です。
「ええ、そうです、藤田さんは高校生ですか?」
「浩之って呼んでくれ」
「はい、あの浩之さんは高校生ですね?」
「ああ、そうだぜ。まぁ、これからよろしくな!」(スカっとさわやかに)
「よろしくお願いします」
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これが(極悪非道)藤田浩之との最初の出会いだった‥‥‥
そして、この日より、ロリコン変態(フィン)の悲鳴が夜毎繰り返されるようになる‥‥‥