以下 WAのネタバレなのでご注意ください。 --------------------------------------------------------風鈴華 ゥ 1998 「どうしてそんなこと...」 聞こえてきたのはあかりの声だ。 困ったみたいな、無理して笑ってるみたいな、そんな感じだった。 「そんなこと、どうしていうの...?」 「聞いて」 深く落ち着いた声は、志保だ。 「まじめな話よ」 「だ、だって浩之ちゃんは...」 「聞きなさい...!」 落ち着いたままだったけど、その声は重く、戸惑うみたいなひかりの声を完全 に抑えつけた。 「私の気持ちは本当なの。遊びだとか興味本位なんかじゃないって、それは自 信を持って言えるわ。自信を持ってひろを...」 俺の名前で、言葉は一瞬中断される。 「私、ひろが好きなの。私、ひろと寝たの---」 パアァ......ン.........。 彼女が言い終わらないうちに、その乾いた音は暗いスタジオに鋭く響いた。 ひかりが、志保を平手で打ったのだ。 「どうして...!どうして、志保!志保、私と浩之ちゃんのこと知ってたの に、どうして...私が...私が浩之ちゃんのこと好きなの...愛してるの知っ てるのにどうしてそんなこというの...!?」 --------------------------------------------------------------------- 「どうしてそんなこと...」 聞こえてきたのは楓ちゃんの声だ。 困ったみたいな、無理して笑ってるみたいな、そんな感じだった。 「そんなこと、どうしていうの...?」 「聞いて」 深く落ち着いた声は、千鶴さんだ。 「まじめな話よ」 「だ、だって耕一さんは...」 「聞きなさい...!」 落ち着いたままだったけど、その声は重く、戸惑うみたいな楓ちゃんの声を 完全に抑えつけた。 「私の気持ちは本当なの。遊びだとか興味本位なんかじゃないって、それは 自信を持って言えるわ。自信を持って耕一さんを...」 俺の名前で、言葉は一瞬中断される。 「私、耕一さんが好きなの。私、耕一さんと寝たの---」 パアァ......ン.........。 彼女が言い終わらないうちに、その乾いた音は暗いスタジオに鋭く響いた。 楓ちゃんが、千鶴さんを平手で打ったのだ。 「どうして...!どうして、千鶴姉さん!千鶴姉さん、私と耕一さんのこと知 ってたのに、どうして...私が...私が耕一さんのこと好きなの...愛してるの 知ってるのにどうしてそんなこというの...!?」 --------------------------------------------------------------------- 「ふっ、ゲームが違っていても結局やることは同じか」 俺は自虐的な笑みを浮べながらそうつぶやくと、そっとその場を立ち去った。 ///////////////////////////////////////////////////////////////////// あ、はじめまして、初投稿の風鈴華です。 # 投稿の仕方とかミスってないかな(汗 上のシーンですが結構ショッキングな例のアレです。 他にもグサッとくるシーンはいっぱい有りましたが現実味(笑)のあるシーン としてはとしては「 私、冬弥君と寝たの」が最高でしょう。 もっとも実際にこんな事を言えば 周りから全人格を否定するようなことを ぼろくそにいわれるでしょう(自業自得か...)。 ところではるかシナリオってキャラ設定からいってもっと深みの有るものに できたと思うんですが...