超大作恋愛情熱復讐活劇(自称)ダブルドラゴン第1話「始まりの終わり」 投稿者:パルティア


「ごめんね・・・・・・・・私・・・・好きな人がいるの・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・神岸さん・・・・・・・・・」
「だから気持ちは嬉しいけど・・・・・・・・・・」
「誰?」
「え?」
「神岸さんの好きな人って誰?それくらい教えてくれないか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・やっぱり藤田か?あいつより俺は・・」
「浩之ちゃん・・・・藤田君の悪口は言わないで・・・・お願い・・・」
「俺はそれでも神岸さんの事!・・」
「ごめん」
それだけ言うと、あかりは小走りにその場を立ち去った。
後に残されたのは、彼一人・・・・・・・・・・たった今失恋した男一人だった。

「神岸さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉にならない想いが彼の口から出ていた。あまりにも悲しく、そして切ない・・・
「俺じゃ駄目なのか・・・・・あいつより俺は神岸さんを・・・・・・・・・・・」

・・・泣いてるのか俺・・・そうだよな振られたんだもんな・・・・・・・・・・
幼なじみか・・俺じゃ一生勝てないのか?

「くそっ!くそっーーーーーーーーー!!!!」
叫んでた・・・気が付くと力の限り叫んでた・・・・・・心から叫んでた・・・・・
「藤田っーー!!あのやろう!神岸さんを!神岸さんを・・・・」
俺はさらに泣いた・・・・今泣いてるのは振られた自分より
、藤田を逆恨みする自分が嫌になったからだ。俺は情けない男。それがよく分かった。

「・・・・・・・・・・・藤田浩之に復讐したくねえか?」

「何?誰だ?」
唐突に掛けられた声に、矢島は動揺を隠せない。見られていたのかと思うと、
とたんに羞恥心が湧き出す。

だが、矢島の視界には声を掛けてきた人物の姿は映らない。
「どこだ?誰だ!」

「ここだ!」
「!」
次の瞬間、矢島の目の前にあった樹から、一つの影が彼の前に降り立った!

「あ・・・・あんたは?」
驚きながら、矢島は目の前の男に問いただす。

「俺も、奴に女の事で恨みのある者だ。俺の名は、橋本・・・・・お前より1こ上だ。
だから橋本先輩とでも呼んでくれ。」
「よ、呼んでくれって普通、自分で言いますか?」
「てやっ!」
「ぐふっ」
橋本のパンチが、矢島の腹に命中していた。

「俺に逆らうな。俺の言う通り動けば、藤田浩之に地獄を見せる事が出来る。
そうなれば、あの女もお前の物だ!」
「!!!!!!!」
「ふふふ、どうだ!俺についてくるか?」
彼の前に立つ男は、自身に満ち溢れていた。そう漢としての・・・・・・
「せ、先輩。お、俺、先輩についていきます!」
「はははははは、そうかそうか!よし、共に戦おう!」
「先輩!どこまでもお供します!」

その頃、教室であかりと会話した浩之は、あかりの事をぼんやり考えていた。
「あかり・・・・・・」
彼は、自分を狙う最強の復讐者達が動き出した事など知る由も無く、ぼんやりと・・
「あかり・・・・・・」

次回!第二話!
姫川琴音に接触する浩之に対し、動き出す最強の復讐鬼達!
第六感を否定し、科学を信望する橋本の誤算とは?
矢島は何を狙うのか?琴音は?浩之の運命は?あかりの立場は?

第2話「動き出した復讐鬼」ご期待あれ!・・・・・書かないかもしれないが・・・
ここまで勢いだけで書いた・・・・・・続かないかも・・・・・・

読みたくない。やめろとか言って下さるとほっとします。
でも、読みたいなんて人がいたら・・・・・・・・・・・・