Creators! 第一話『クリエイター由宇』 投稿者:へーのき=つかさ
 そこは、町の片隅の商店街だった。
「なんだぁ、こりゃ?」
「にゃぁぁ……返して下さぁ〜い!」
 三人のいかにもといった感じのガラの悪い男達が、数枚の紙を見てせせら笑っている。
 そして、小柄な少女がその紙を取り戻そうとぴょんぴょん跳ねていた。
 だが、あまりにも身長差がありすぎた。
 少女がいくら頑張っても、その手は紙まで届かない。
「お願いですから返してください〜」
 実力行使が無理と分かると、少女は跳ねるのをやめ、男の服にすがり付いた。
「返して欲しいか?」
「はいぃぃ!」
「じゃあ…」
「ほれ、返したる」
「何ぃ!?」
 何時の間にか男の手にあったはずの紙は消えており、その後ろに現われた女性の手に収
まっていた。
 年の頃は、10代後半から20代前半といったところだろうか?
 ぱっと見て、一番目立つのは大きめの丸い眼鏡。
 髪はふたつに分け、先の方をリボンで縛っている。
 服装は、色あせた皮ジャンに擦り切れたジーパン。
 その上にボロボロの茶色いマントを羽織っていた。
「てめえ何者だ!」
「あんた漫画描くんか?」
「え? はははいっ! 最近描き始めたんですぅ」
 怒鳴る男は完全に無視し、眼鏡の女性は少女と世間話を始めた。
「おいっ! 無視するな!」
「ぱっと見ただけやけど、なかなかいい筋しとるやん」
「ほっ、本当ですかぁ〜!?」
 ぷちっ
 男達の何かが切れた。
「てめえ、ぶち殺す!」
 三人のうち、一番長身の男が拳を振り上げた。
「にゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」
 少女が悲鳴をあげるが、女性の方は落ち着き払っている。
「まあ、アンタ等がこの娘にちょっかい出したのが原因なんやから、ちょっとぐらい派手
にやっても正当防衛やな?」
「へ?」

 バキッ! ドカッ! ゴキンッ!

「こんなもんやろ?」
「は、はあ…」
 パンパンと服の埃を払う女性。
 その足元には先程の三人がだらしなく伸びている。
「なあアンタ」
「は、はいぃぃ!」
 突然呼ばれ、少女は背をピンと伸ばして答えた。
「何かしこまってるんや」
「あ、そ、そうですよねぇ」
 女性はニカッと人懐っこそうな笑顔を見せた。
「アンタ、名前は?」
「名前ですか? 塚本千沙ですぅ」
「千沙……可愛らしい名前やないの」
「えへへ、そうですかぁ?」
 少女──千沙は頬をほんのりと染めてニコリと笑った。
「えっと、そちらの名前も教えてもらえませんか?」
「ん、ウチか?」
 女性は、自分にグッと親指を突き付けた。
「ウチは由宇、猪名川由宇や」


                   〜§〜


 時は世紀末、日本に一人の漫画家が現れた。
 彼はその卓越した画力、ストーリー構築、流行の読みで、あっという間に日本漫画界の
頂点へと登り詰めた。
 その漫画はアニメ、ゲームへと多彩なメディア展開を見せ、それのどれもが大ヒット。
 いつしか彼は、漫画のみならず、日本のあらゆるメディアを掌握するまでになっていた。
 人は彼の事を、尊敬と畏怖の意を込めてこう呼んだ。
 『漫画の神』と…
 彼はさらなるメディアの繁栄を願い、次世代のメディアを模索していた。
 だが、その研究中、彼は突然失踪してしまう。
 既に彼無しには成り立たなくなっていたメディアが崩壊するのは早かった。
 こうして、日本は文明大国から後進国へと転落した。



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                COMIPA THE MOVIE
                  Creators!
              第一話『クリエイター由宇』

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「やっぱりお姉さんは漫画家だったんですね〜」
「ああ、まあ、そういう事になるやね」
 由宇と千沙はすっかり意気投合し、一緒に食堂で食事を採っていた。
「ねえねえお姉さん、今までどんな漫画描いてきたんですかぁ?」
「ん〜、そうやなぁ…」
 由宇は箸を咥えたまま、天井を見上げた。
「熱血物とギャグやな、メインで描いとったのは」
「熱血ですかぁ」
 千沙はやたらと感心したような顔をしている。
「ただ、漫画家って言っても、ほとんど同人活動で商業誌はあまり描いてないんやけどね」
「え? どうしてですかぁ?」
「メディアの崩壊があったやん」
「あ…」
 千沙はしまったという風に顔を伏せた。
「今じゃ正規のルートで出てる漫画雑誌なんてほとんど無いもんなあ」
「じゃ、じゃあお姉さんは今、失業中なんですか…?」
 千沙はおどおどと由宇の顔を見上げた。
「まあ、漫画家としての仕事は無いやね」
 その言葉を聞き、千沙がさらに小さくなる。
「でも今は他にやらなきゃならない事があるんや」
「他の事?」
「ああ、そうや」
 由宇の目が険しくなる。
 だが、それも一瞬の事。
 再びいつも通りの人懐っこい笑みを浮かべた。
「まあ、そういう事や。いろいろやる事あるから、もし漫画の仕事があってもでけへんや
ろうな」
「そうなんですかぁ…」
 千沙はそのまま何か考えていたが、突然席を立って由宇に向き直った。
「どしたん?」
「お、お姉さん! お姉さんはこの町にどれくらいいるんですか!?」
「いきなりどうしたんや……ええと、この町にか?」
 由宇は指を折って何やら数えると、
「そうやな、ここらへんで少し骨休めた方がいいかもしれん。ここんとこ野宿が続いてた
し…」
 ちらりと千沙の顔を覗き見た。
 彼女は期待に満ちた顔で由宇の一挙一動を見つめている。
(なんか気に入られてるみたいやし…)
「安くていい宿があればしばらくいるかな?」
 千沙の顔がぱあっと明るくなった。
「じゃ、じゃあぜひうちに来て下さい! 歓迎しますから!」
「うち? なんや、実家は宿なんか?」
「いいえ、千沙は孤児院でお世話になってるんです」


                   〜§〜


 由宇と千沙は孤児院の廊下を歩いていた。
「いやー 見ず知らずの人間を泊めてくれるなんて、ここの院長は人がいいなあ」
「千沙の命の恩人ですから、恩返しですよ」
「んな命の恩人だなんて大袈裟な…」
 そう言いながら、由宇は周りに目を走らせる。
 点いたり消えたりを繰り返す照明。
 塗装の剥がれかかり、ひびの入った壁。
 セメント地がむき出しの床。
(ここも潰れそうやな)
 それが正直な感想だった。
 由宇は旅の中で、いくつもの打ち捨てられた施設を見てきた。
 いろいろな種類の建物があったが、特に学校、老人ホーム、孤児院といった、教育機関
と弱者を護るための施設が目立った。
 メディア崩壊の影響は、こういうところにも出ている。
「あ、ここがお姉さんの部屋ですぅ」
 いろいろと思考しているうちに目的の部屋まで辿り着いたらしい。
 ノブを回すと、軋んだ音をたててドアが開いた。


「さてと」
 荷物の整理が終わると、由宇はベッドにごろんと横になった。
「久しぶりやな、ちゃんとしたベッドで眠るのは」
「たしか野宿をしてたって言ってましたよね?」
「ああ、宿が見つからん時はしゃーない。でもやっぱりベッドの方がええわ」
 ふわぁとあくびをする。
「あかん、眠くなってきた」
「あの、寝ちゃうんですか?」
 千沙が心無し残念そうに訊ねる。
「ん? 何か用でもあるん?」
「あ、その、夕御飯は食べないのかなって…」
「もちろん食べるで。でもそれとは別にウチに何か用があるみたいやな」
「あ…」
 千沙が驚いたような顔になる。
「何驚いてるんや。顔に思いっきり出とったで?」
「にゃぁぁ…」
 千沙は真っ赤になって下を向いてしまった。
 そして、上目遣いに由宇を見ると、言った。
「その……千沙に漫画の描き方を教えてくれませんか?」
「漫画? まあ、ここにいる間ぐらいならええけど」
「ホントですかぁ!? やったですぅ〜」
 千沙は両手を挙げて、部屋の中をぴょんぴょん飛び跳ねた。
「なあ千沙」
「はい? なんですかぁ」
 バレリーナのように、くるりと回って笑顔を向ける。
「千沙はどうしてウチに漫画を習いたいんや? プロにでもなるん?」
「実は以前、千沙がこの孤児院に来る前にある方から一冊の漫画の本をいただいたんです」
 千沙はぐっと、小さい手を握った。
「それを見て、千沙は凄く感動したんです。そして、漫画には人を感動させ、元気付ける
力がある事を知ったんです!」
「ほお……漫画家としては嬉しい言葉やな。どんな漫画なんや?」
「取ってきますっ!」
 バタンとドアを開け、千沙はパタパタと部屋を出て行った。
 そして、数分後。
「はい、これです!」
「これは…」
 千沙の手にあったのは、本屋で売っているような単行本では無く同人誌だった。
 表紙は単色刷りで本のタイトルが書いてあるだけ。
 かなりシンプルなデザインだ。
「これは千沙の宝物なんですぅ」
「なるほど…………っ!?」
 ひっくり返して裏を見たところで、由宇の表情が凍り付いた。
「これは…」
「どうかしましたかぁ?」
「あ、いや、なんでもないんや。ほれ千沙、大事なモンならちゃんとしまっとき」
「はいですぅ」
 千沙はその同人誌を胸に大事そうに抱え、再び部屋を出て行った。
 ひとりになった部屋の中、由宇はぐっと拳を握った。
「アイツの同人誌か…」


                   〜§〜


 その日の夜、由宇はなかなか寝付けないでいた。
 明日は早く起きなければならない。
 野宿や普通の宿の時は自分のペースで寝起きしていればいいのだが、ここは孤児院、共
同生活の場だ。
 彼女は客人なので皆に合わせなければならないわけではないのだが、自分ひとりのため
に周りに迷惑をかけるのは御免被りたい。
(それに、明日からは千沙に漫画の描き方を教えなあかんしな)
 ふっと頬が緩む。
 由宇はゆっくり深呼吸すると、静かに目を閉じた。
 10分、
 20分、
 30分、
「あかん…」
 目が冴えて眠れない。
(変やなぁ……疲れてるのに眠れないなんて…)
 こういう時は、無理に眠ろうとせずに気分転換するに限る。
 由宇はベッドから降りると、伸びをした。
 その時…

 ズガシャァァァァァァァン!!!

「な、なんやぁ!?」
 物凄い音だった。
 それに、この建物が少し揺れたような気がする。
 由宇はTシャツとジーパンの上にマントを羽織ると、音の聞こえてきた方へと駆け出し
た。



「なんやこれは!?」
 トラックが壁を突き破り、部屋の中にまで進入していた。
「交通事故、か…?」
 崩れた壁を見つめ、ぽつりとつぶやく。
 建物の中がにわかに騒がしくなってきた。
 今の衝撃でみんなが目を覚ましたらしい。
(……?)
 誰かの気配を感じる。
 由宇は壁に空いた穴から外へ出た。
 そこには…

「待ってたぜ、眼鏡の女」



 パタパタパタ…
 千沙は廊下を走っていた。
(お姉さん!)
 何か胸騒ぎがする。



「誰やねん、アンタ等」
「誰とはご挨拶だな」
 暗闇の中、10人近い人影があった。
「昼間の事は憶えてるか?」
「昼間…? ああ、あのチンピラか」
 数人がピクリと反応する。
 もちろん、由宇の挑発である事は分かっているので何もしてはこなかったが。
「それにしてもなぁ、昼間には小さな女の子にちょっかい出して、夜は可憐な女性をフク
ロかい。もうちょっと男らしい事したらどうや?」
 男達が殺気立つ。
(さあこい……誰かが来る前に全員ぶちのめしたる!)
 だが…
「お姉さんっ!」
(あっちゃぁ〜)
 千沙が外に出てきてしまった。


(まあ、仕方ないな)
 由宇はマントの下からスケブとGペンを取り出した。
「なんだなんだ? 今から似顔絵でも描いてくれるのかぁ?」
 男達が馬鹿にしたように笑う。
「いや、今から描くのは漫画や」
 ピッとGペンを男達に向ける。
「アンタ等がぶちのめされる様のなっ!」

 由宇のペンがスケブの上を走る。
 一瞬にして、そこにはひとりの少女が描き出された。
 次の瞬間、虚空からもやのような物が生まれ、一点に集まってゆく。
 そして、それはスケブに描かれた少女の形になった。

 それは、小柄な少女だった。
 鮮やかな、緑の髪。
 華奢な体躯を包む、ぶかぶかした白い上着。
 幼さを強調する、短いスカートと長いニーソックス。
 それだけなら、そのあたりにいる子供とたいして変わらないだろう。
 だが、彼女の肩には巨大なメカメカしいショルダーアーマー。
 背中には身長の半分はあろうかというバックパック。
 足にはノズルやらなにやらがついた金属製のブーツ。
 そして、その耳にあたる部分には銀色に輝くセンサーのような物が付いていた。

「な、なんだ!?」
「幽霊!?」



 漫画の神は究極のメディアを求めていた。
 漫画、アニメ、ゲーム、あらゆるメディアを超えたメディア。
 そして、度重なる研究の末、ついに彼はそれを生み出した。
 その名は『空想実体化システム』!



 再びGペンがスケブの上を走る。
 描かれたのは、銃を構えた少女。
「さあアンタ達、このままおとなしく帰るならよし。もし刃向かうなら…」
 チラリと、『少女』に目を向ける。
「この『カラミティ・マルチ』が相手するで!」
「何おぅ!」
 ひとりの男が由宇に向かって走り出した。
「そんな小娘に何ができる! どんな手品使ったかは知らねえが、そんなモンでびびると
でも思ったか!」
「手品……ねえ」
 由宇は少女の銃口から飛び出す弾丸を描き足す。
「なら、これでどうや!」

 タンッ

 絵にGペンを突き立てる。
 瞬間、スケブに描かれた少女──カラミティ・マルチが輝く。
 そして、静かに佇んでいた、由宇の目の前にいる"現実に存在する"カラミティ・マルチ
が目を開いた。
 マントがバッと開く。
 腰には2丁の拳銃。
 それを両手に取り…

 撃った。

「ぐはぁっ!」
 走り寄ってきた男は、後ろに吹っ飛び動かなくなった。
「テメエ!」
「安心しい、ただの電気ショックや。それに今回は人間相手やから出力も落としてある。
たとえクリーンヒットしても気絶するだけやろ」
「ふざけるなっ!」
 男達は、思い思いの得物を手に由宇とマルチに向かって襲い掛かってきた。
 由宇は横に跳ぶ。
 だが、マルチはその場に佇んだままだ。
「くらえっ!」
 大人の背丈程ある鉄パイプが振り下ろされる。
 マルチは動かない。
(決まった!)
 男は勝利を確信し、ニヤリと笑みを浮かべた。
 が…
「!?」
 鉄パイプは地面を叩いていた。
「消えた!?」
「どこにいきやがった!」
「上だ!」
 彼女はバックパックから青白い炎を噴き、宙に浮いていた。
「さあ、トドメやっ!」
 由宇の声と共に──正確には絵を描き終えると同時に声を出したわけだが──マルチが
銃を下に向ける。
「「スタンガンバースト!」」
 由宇とマルチの声が重なり──見た目通り、マルチの声は幼い少女の物だった──銃口
からマシンガンのように光の弾が撃ち出される。
 それで決着がついた。
 しかし、ひとりの男が最後の力を振り絞りよろよろと起き上がった。
「ただのチンピラ風情が、『クリエイター』に勝てると思ったら間違いやで。おとなしく
寝とき」
「お前……警察か何かか…」
「いーや、別にウチはそういうモンやない」
 ゆっくりと、スケブに次の絵を描きながら、答える。
「ウチは正義の味方なんかじゃーない。ただな…」
 由宇の目が、ギンッと光る。
「ウチの前に立ちはだかるヤツは、容赦しない!」
 そして、最後の銃声が響いた。


                   〜§〜


「お姉さん…」
 由宇の目の前には、千沙がいた。
 そして、ふたりの周りには恐怖に脅える孤児院の子供、職員達がいた。
 その脅えた目は、由宇に向いている。
「スマンかったな…」
 千沙にそう呟くと、ゆっくり後ろを向く。
 そのまま、一度も振り返らずに去って行った。
「お姉さん…」



「しまった…」
 深夜の公園、由宇はベンチに座ってうなだれていた。
「荷物持ってくるの忘れてた…」
 そう、由宇はあのまま自分の部屋に戻らず出てきてしまったのだ。
 一番大事なスケブとGペンは持っている。
 だが、肝心な着替えや宿泊道具などが無い。
 いくら由宇が特殊な力を持っていたとしても、普段の生活には何の役にも立たない。
 これ以上野宿なんぞを続ければ体力が持たないだろう。
「だからって、今からノコノコ戻るわけにもいかんし……どないしよ」
「お姉さんっ」
「千沙!」
 顔を上げると、にっこり微笑んだ千沙がいた。
「なんでこんなところに……あっ!」
 千沙の手には、由宇が部屋に置き忘れていた荷物があった。
「わざわざ届けに来てくれたんか」
「お部屋に戻った時見つけたんですぅ。きっと困ってるだろうなと思って走ってきました!」
「そうか、スマンな……おや?」
 由宇が素っ頓狂な声をあげる。
「どうしましたかぁ?」
「その背中の、なんや?」
「リュックですぅ」
「いや、それは分かるけど。中身は?」
「千沙のお泊りセットですぅ」
「は?」
「千沙、お姉さんと一緒に旅するです!」
 へっ? と由宇の顔に縦線が入った。
「い、一緒って……孤児院の方は…」
「ちゃんと話してきました」
「……ホラ、子供にはちょっとキツイで?」
「千沙、もうすぐ20歳ですよぉ」
「何ぃぃぃぃぃ!?」
 彼女を驚きの声をあげた。
 千沙の事を、ずっと小学生高学年か中学生ぐらいだと思っていたのだ。
 彼女でなくてもそう思っただろうが。
「だから大丈夫ですぅ」
「は、はあ…」
「それに…」
 千沙は、にっこりと満面の笑みを浮かべた。
「まだお姉さんから漫画の描き方教わってないです」



                                第二話に続く

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次回予告!

 由宇はある町の非合法地下闘技場に潜り込み、クリエイターの力を用いて戦い続ける。
 何故彼女は戦うのか、何のために旅をしているのか。
 そもそも『クリエイター』とはいったい何なのか。
 その一片が、明らかになる。

「それが……それがアンタの漫画かぁっ!」

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