教えてあげないよ 雀 投稿者:ナゾラー 投稿日:6月15日(木)21時22分
放課後、廊下で雅史を見つけた。
「おい雅史。」
「あっ、浩之。」
「帰ろうぜ。」
「うん、いいよ。」
学校を出るとき、俺は雅史に聞いてみた。
「なあ雅史、あかりは?一緒じゃねーのか?」
「ああ、あかりちゃんはバイトらしいよ。」
「バイトォ!?」
あかりのやつ、バイトなんて始めたのか。
初耳だ。
「どこで働いてるんだ?」
「う〜ん・・・、場所ぐらいなら聞いたけど・・。」
「行ってみようぜ、今から。」
どこで働いているのか非常に気になる。
俺は、雅史とそのバイト先に行ってみることにした。

「このあたりだと思うんだけど・・。」
かなり町外れまで来た。
もう、人が住んでるかどうかも疑わしいほど奥地だ。
「本当にあるのかよ・・・。」
「たぶん・・、あっ!あれじゃない?」
雅史の指す方には、古い洋館があった。
不気味だ。
「なんだよここ・・・。」
玄関に来てみる。
「看板に何か書いてるよ。」
雅史が、看板の文字を読み上げた。
「雀鬼の館・・・。」
・・・。
よくわからないが、入ってはいけない気がした。
「お・・・、おい、雅史・・・。帰・・・」
雅史は扉を開けていた。
「ごめんくださーい。」
「アホかおのれ〜〜〜〜!!!!」
「ん?どしたの、浩之?」
「どしたじゃねーよ!こんなとこ入る気かよ!?」
ぬっ。
中から突然、鎧を着た女が出てきた。
「!!!!!!!!!!」
俺はびびって腰を抜かす。
しかし、雅史は笑って。
「2人です。」
俺を連れて中に入った。

中に入るとあかりがいた。
「あ、浩之ちゃんに雅史ちゃん。」
「やあ、あかりちゃん。」
「2人とも、打ちなよ、ここ開いてるから。」
あかりは慣れた手つきで麻雀台を出し、麻雀パイを並べる。
俺はまだ事情がよくわからん。
「なあ、あかり・・。」
「なあに?浩之ちゃん。」
「・・・・ここは・・・なんだ?」
「雀鬼の館だよ。」
「そ・・・、そうか・・・。」
全然わからん。
しかし雅史は、
「3人打ち?それとも4人打ち?」
「う〜ん、今ルミラさん急がしそうだから3人で。」
雅史・・・、こーゆーとこ・・・よく来るのか・・・?
「はやく座りなよ、浩之ちゃん。」
あかりに麻雀台の前に座らされる。
「サイコロ振るね。・・・1、2、3・・・えーと、浩之ちゃん親だよ。」
俺はサイコロをわたされる。
「あ・・・、ああ・・・。」
どーやら麻雀をやらねばならないらしい。
・・・まあいいか、やろう・・。
俺はサイコロを振った。

麻雀が始まって数分後、いきなりあかりがリーチをかけた。
「なんだよ、早いな。」
俺はなんとなく、「発」を切る。
「ロン!!」
あかりが叫んだ。
「へへへ〜、やったよ〜。」
あかりが自分のパイを見せる。
文字がたくさんあって、その他は1と9で統一されている。
ゲゲッ、こいつは国士無双だ。
あかり・・・、強い・・・。
「畜生、負けたぜ。」
俺は麻雀をバラす。
そこであかりが言った。
「浩之ちゃん。」
「なんだ?あかり。」
「脱いで。」
「・・・・・・・・は・・・・?」
「脱がなきゃ、浩之。」
雅史も言った。
「・・・・なっ・・・・なにを・・・・。」

二人同時に「脱いで。」
「・・・・・・・・・・・・。」


数試合後。
俺は全裸にされた。

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あ〜久しぶり。
今までネタがなくて、ぜんぜんカキコしてなかった。
つーか、リーフファイトおもろいわ。
ハマリまくり。