渡辺 投稿者:ナゾラー 投稿日:5月15日(月)23時10分
時は放課後、場所は通学路!
見つめ合う二人の姉妹がいた!!
鬼の柏木家の次女梓と、三女楓である。
あたりは異様な空気が立ちこめている。

「姉さん・・、どうしてもやるんですね・・・。」
遠い目で梓を見つめる楓。
「怖じ気づいたかい?楓!」
梓が怒鳴る。
「・・・いえ・・・。」

うわっ、なんか雰囲気見る限り、マジっぽいぞ!
・・・え、これQOHなの?
なーんや、緊張して損した。

どうやら二人、対決するつもりらしい。
まあ、QOHなので、どーゆー経緯でこーなったのかは知らんが・・。
・・・ん、向こうから誰かやってきましたよ。

「おい、コラ待て!!」
学生らしき男がやってきた。
「誰だよあんた・・。」
梓が訪ねる。
「俺は浩之っちゅーもんだ!このゲームにも出てるぞ!コラ!(背景として)」
「・・・。はいはい、その浩之さんが何の用?」
浩之と名乗る男は、梓をビシッと指さして言った。
「お前らが戦うのは勝手だが、俺たちのとこまで巻き込むな!!」
「はぁ・・・。」
男はハイテンションで語り続ける。
「お前らのせいだぞ!あのおとなしいあかりが突然『私、愛のために戦うよ。』とか言い出したのは!!」
「・・・・。」
「おかげで毎日稽古につき合わされるわ、俺の家のおたまと鍋は全部なくなるわで・・・。」
「・・・おい・・。」
「最近は志保の奴まで格闘技おぼえやがって・・、あいつの蹴りをいつも喰らう俺の身にもなってみろ!!」
梓はキレた。
「ツバをとばすなっ!!」
グシャァッ!!
梓の大攻撃がクリーンヒット。
「ひでぶ!!」
男は悶絶の表情で、地面をのたうち回った。
しかし、10秒ほどで回復。
「く・・くっそー!綾香に言いつけてやる!!葵ちゃんにも言いつけてやる!!」
男は足を渦巻きにして逃げた。
「何だ、今のは・・・。」
「姉さん、始めましょう。」
「あ、そうだったな。」

ラウンド1レディーゴー!
(どーでもいーけど、この声って可愛いよな。筆者・談)

サササッ!!
開始直後、梓は壁はしに後ずさんだ。
梓は「自分から飛び込んだら不利だ。相手が来るのを投げでかえそう。」と考えていた。
楓が梓のとこに飛び込んでくる。
「チャンス!」
梓が楓を投げようとしたそのとき。
「タンデムアタック。」
「・・・へ・・・・。」
楓はタンデムアタックを発動した。
「弱、弱、弱。」
ビシバシドカ
1ヒット2ヒット3ヒット・・・
「な・・・、ちょっ・・・。」
タンデム発動中・・。
「弱、弱、弱。」
バキ ボコ ドス
10ヒット11ヒット12ヒット・・・
「あ・・・、楓っ・・・。」
タンデム発動中・・。
「弱、弱、弱。」
ボガ ゲシ ガキ
37ヒット38ヒット39ヒット・・・
タンデム発動中・・。
「弱、弱、弱。」
ガシ メキ ゲス
53ヒット54ヒット55ヒット・・・
「・・・・・・。」
・・・・・・・・・・・。

K.O.
(だからこの声可愛いんだってば。)

対決後・・・・。
「なあ・・・、楓・・・。」
梓が聞いた。
「私のこと嫌いなのか・・・?」
「・・・・・・。」

「血を分けた姉妹でも譲れないときがあります。」
チャーンチャーンチャー チャラララーン♪

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やりたかったQOHネタ。
持ってる人でも意味不明な部分がある、マニアネタです。