よく晴れた放課後。 校庭の片隅に、浩之と理緒がいる。 ここは、いつも人の気の少ないところで、浩之と理緒の二人きりだ。 「・・・・・。」 「・・・・・。」 二人とも無言である。 理緒は照れて下を向いている。 「・・・・なあ・・・。」 浩之が言う。 なおも理緒は下を向いたまま。 「・・・・・。」 浩之は、突然、理緒の髪を優しく触りだした。 さらに照れて、横を向く理緒。 「理緒ちゃんの髪・・・・。」 理緒は浩之のほうを向いた。 浩之は、少し間をあけて言った。 「妖怪が近くに居るの?」 「・・・・・。」 気温は26度。 もう本格的に夏が近づいている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−− 自分のSS第一号は、ハズレの気高し。 つーか、ネタ遅れのような気がビンビンなのよね。 不安や〜・・・。