抱き合うと、浩之さんのかすかな胸の鼓動が伝わってきます。
貴方の優しさ、貴方の強さ、貴方の温もり----。
全てが愛しく、全てが哀しみの色に包まれています。
だけど、貴方にはあかりさんがいて、私はあの人の変わりになることが出来ません。
今日も、私を抱いた後に、あの人の所へ行くのでしょうか。
そう考えると視界はセピア色に染まり、強い哀しみで、私の細い方は小刻みに震えてしまうのです。
せめて、私があの人を憎めたとしたら、どんなに楽なのでしょうか。
でも、それも出来ないまま。
そして私は、貴方を繋ぎ止める事もできないままに。
貴方は、彼女の所へ行ってしまうのでしょう----。
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と、いう訳で人物不定なお話でした(^^;ぉぃ
久々野 彰さんの『Solitude(吉田由紀編)』を読んでたら、なんとなく、散文詩
みたいなのが書きたくなったんですけど、なかなか難しいですね。
それに、これじゃ浩之が完全に悪者だし(笑)
>ゆきさん
ありがとうございます♪
でも、最初は何を想像されたんでしょうか?(笑)
>ジン・ジャザムさん
感想をありがとうございます♪
まだまだ未熟者ですけど、よろしくお願いしますね(^^)