「……………」 夕日を見る、一人の男。 彼の目から零れ落ちる涙は、沈み行く太陽の光を受け、紅く輝く。 夜は、まだ来ない。 「どうした?」 もう一人、男が現れた。 彼は質問の答えを待たず、男の隣に腰掛ける。 夕日が、沈もうとしていた。 「……あのな」 男が、ふっ、と声を出した。 その言葉に、もう一人の男は顔を上げる。 「うん?」 男の目には、すでに涙は無かった。 「あのよ、うちのクラスによぉ、岡田と、松本と、吉井って女3人組がいるじゃんか」 もう一人の男は、暫し思案して、「ああ、いたな」と答えた。 「俺よ、あいつらとつきあってたんだよ」 もう一人の男は、その過去形のセリフを聞き、口元を緩めた。 「仲間だな。フラレ仲間」 皮肉では無かった。 それを分かっていたのか、男も口元を緩め、「ああ、仲間だ」 と、明るい顔で答えた。 ひゅっ。 そして男は、目の前の川へ、石を投げ込んだ。 石は何回か水面を跳ねたが、夕日の反射によって、見えなくなった。 もうすぐ、日が沈む。 「なぁ」 もう一人の男が口を開く。 続けて、 「なんでフラレたんだ?」 男は、がっくりと肩を落とした。 やっぱり聞いてきたか、といった感じの反応だ。 が、暫くすると、男は下を向いたまま、ぼそぼそと語り始めた。 「…あのな。俺は一人であの3人全員と付き合ってた」 もう一人の男は、ヒュウ〜、と口笛を吹き、「やるじゃん、3マタか?それがばれたからフラレたのか?」 と言った。 「…いや、3人同時に付き合ってるのは、あいつら自身も知ってた。そうじゃなくてな…」 もう一人の男は、その言葉に顔を顰め、「じゃあ何でだよ」と、機嫌悪そうに聞いた。 「…あいつらにも、名前がついたんだ」 「…」 今度は、もう一人の男が泣く番だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はい、久々野さんから『3人のお名前は?』と聞かれてでももう一個SS書くのにはちょっと 時間掛かりそうだからいいやここに書くために1回消して名前部分をココで説明する為にもう一回書きこん じゃえという卑怯者の闘魂です今晩は。ちなみにヨーク(洒落)考えたらこれって 『PS版トレカにおける〜』の続編かしまったってな感じ。 いいから名前を教えろ?ハイ分かりました俺って今暴走気味ですね。 えっと、俺も友達(俺以上のマニア・ビデオも買っている)から聞いただけなんですが、 それぞれ、岡田メグミ・吉井ユカリ・松本リカと言うらしいです。何でも、 ビデオをアニメ○トで買ったら付いてくる資料集に書いてあったそうです。 しかし18禁が増えてきて内容を見ずに感想だけ拾うというのはなんだか悲しい。 http://www5.freeweb.ne.jp/play/jhfdhufd/