To Heart7 余話  投稿者:闘魂秋吉


ある日の練習風景。
「どうせ生まれて死ぬなら〜♪」
「……」
「夢を盗んで見ないかぁ〜♪」
「浩之ちゃん、それ違う……」
「おおっ!しまった!!」
「もう、うっかり者なんだから、浩之ちゃんは」
「全くだ!」
「あははははははははははははははあはははあはははははははははははははははははははははは
ははははははあははははははははははははははははははははははあははははははははははははは
はははあはははははは」
キリが無い。
ところでこの唄、誰か分かる人いる?
ほら、やってたじゃん・・・
テレ東でさぁ……
でさぁ、唄ってるグループがさぁ・・・
……分かった?


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To Heart7 第7話 跳べ浩之!ダイナマイトヴァルキリー発進!! 投稿者:闘魂秋吉 投稿日:9月9日(木)22時54分 削除

「なぜこんな事に…」
綾香が呟いた。
「一体誰が浩之ちゃんにこんなひどい事を…」
あかりの声は、微かに震えていた。
「許せまセン!犯人は絶対ワタシが捕まえて見せマス!!」
レミィも怒っている。
そして俺は・・・。
「・・・!!・・・・・・・!!」
喉を狙われて、暫く喋れない。
(そこだ、そこの綾香が犯人なんだよぉぉぉぉぉぉっ!!)

二人きりになった病室。
「ごめんね浩之♪」
「・・・・・・」
(綾香、虫が良すぎる・・・)
「お詫びにあなたのヴァルキリー、言う通りに改造してあげるから」
(物で人を釣ろうってのか、綾香、俺はそんなのに・・・
乗ったああああああ!!!前言撤回!聞き流せ!!)
「それでいい?」
(こくこく)
「許してくれるの?」
(こくこく)
「ありがと、浩之…」
(よせやい、照れるじゃねえか)
「じゃ、まず具体的にどんなふうに改造するのか描いて」
(よーし、ここをこうして、これをこう…)
「ふんふん」
(それでここをこうやって、更に…)
1時間後。
「OK、分かったわ。じゃあ浩之、この図の通りに改造しておくから、
2週間後に、私の家に来てね。」
(うーん、綾香って本当にいい奴だ…)
もはや浩之の頭の中には、自分がこんな所で入院生活を送っている原因が綾香にあると言う事実は
キレイサッパリ抹消されていた。

そして、あっという間に2週間が過ぎた。

すっかり声の調子も良くなった浩之は完成したヴァルキリーを受け取りに、
綾香の家へ向かった。
綾香の家は広い。
いくら勘当されたといっても、さすがはお嬢、と言ったところか。
前の俺の家よりも広く、そして綺麗だ。
ピンポーン。
チャイムを鳴らした。
『は〜い、あ、浩之?ヴァルキリーなら完成したわよ。
ちょっと待って、今門開けるから…』
そういうと、やけにバカでかい門が、重々しい音を立てて開いた。

「はい浩之、お茶」
「おう、サンキュ」
俺は応接室に通された。
ずずっ…
お茶が美味いぜ。
くつろぐのもそこそこに、
「で、綾香。さっそくヴァルキリーを見せてくれ」
「はいはい、せっかちねえ。こっちよ」
「おう」

俺は綾香のあとを着いて行ったら、
庭に出た。
不意に、綾香が立ち止まったので俺はぶつかりそうになったが、
「おっとと…」
すんでのところで踏みとどまった。
「さあ浩之、とくと見なさい。これよ!!」
綾香が指差した先、そこには………
「お、おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
俺の設計図と寸分違わぬヴァルキリーが横たわっていた。
うう〜ん、ヴァルキリー1台分寝かせるスペースが庭にあるとは…
たとえ勘当されても、来栖川家侮りがたし!
感動だぜっ!!
……スマン。

その頃、あかりやレミィはというと・・・
「ほらほら見てレミィ」
「What?何?アカリ」
「じゃーん!熊ギター」
「Oh!ベリーキュートネ!!」
「えへへ、そう?やっぱり?」
幸せのようだ。

俺はヴァルキリーに乗ってみた。
いいね。
この、何とも言えない…
これだよ、これ。
素晴らしい!!
綾香が顔を出して、
「どう浩之、乗り心地は?」
「サイコーだぜぇ!!」
「ふぅ、良かった。やっと肩の荷が下りた感じだわ…」
「これなら、あの戦争屋どもに俺の歌をたっぷり聞かせる事が出来るぜ!!」
「ふふふ」
その時であった。
ウウウウウウウウウウウウウウウウ……ウウウウウウウウウウウウウウウウウウ……
街に警報が響き渡った。
「早速来たか!!行くぜぇ!!」
「浩之!ギター型操縦桿の使い方は覚えたの!?」
「何言ってんだ!俺が設計したんだぜ!?」
「ふふ・・・そうだったわね」
「よっしゃ、発進するぜ!下がってな!!」
「浩之、気をつけてね!」
「おう!!」
ぶぅおおおおおおおお………ん
出力は安定している…
行ける…
行けるぜ!!
「うおおおおおおおおおおおっ!!ダイナマイトヴァルキリーィィィィィィィィ!!
行くぜええええええええええええええええええ!!」
ばしゅううううううう!!

浩之を乗せたダイナマイトヴァルキリーが飛び立っていくのを見ていた綾香は、
家の電話が鳴っていることに気がついた。
「はいもしもし、あ…姉さん?」
『………』
「うん、こっちは上手く行ってるわ。私の勘が正しければ、浩之はきっとやるわ。」
『………』
「うん、お金の件は、ありがとう。じゃあね、姉さん」
かちゃ。
静けさが戻った部屋で、綾香は呟く。
「まさか、こんなに上手くいくとは思わなかったわね…」




時は20045年。
地球人類と異星人ぜんとらーでぃとの間に戦端が開いてから、30年以上の時が経った。
人は母なる地球を捨て、外宇宙に新たな安住の地を見出すため旅立った。
彼らの前には途中、幾多の困難が立ち塞がる事だろう。
だがそれでも、それだからこそ、

「俺の唄を……………聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

藤田浩之は、唄いつづける!!

最終話 跳べ浩之! ダイナマイトヴァルキリー発進!!

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影「おい!てめえ!!どう言う事だ!!」
闘魂「どうもこうも、終わり」
影「こんな中途半端な終わり方、納得できぃぃぃぃん!!」
闘魂「もう終わったけど、質問コーナー!!」
影「おおおおおおぃ!!」

Q.矢島はルパン3世マニアですか?
A.ルパンが青ジャケットの第1シリーズが特に好きな、筋金入りのマニアです。

Q.結局、このSSって何だったんですか?
A.駄文。

影「じゃあ最後に、これをやって見て分かった事や、感想などを」
闘魂「後半は超スランプ。4話が一番良かった。」
影「この話なんか見るからにそうだもんな。うむ、俺もお前と同意見だ」
闘魂「応援してくれた皆!ありがとう!!
   第2部でまた会おうぜええええええ!!!」
影「結局やるんかああああああああぃ!!」