To Heart7 第5話 物件王誕生? 投稿者:闘魂秋吉
このSSをご覧になる前に
えー、このSSはだなぁ、あれだ、要するに、その・・・
パクリだ。
だからな、いくら怒ったからって、闇討ちしたりな、首吊らせたりな、
訴えたりしないでくれ(←これが一番怖い)
頼んだぞ。な?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

前回までのあらすじ

浩之「戦争が・・・始まったのか?」
あかり「浩之ちゃん!?どこへ行くの!?」
綾香「浩之には何か考えがあるのよ、きっと・・・」
浩之「親父の形見のヴァルキリー、やっと使うときが来たぜ!」
矢島「何なんだ、一体・・・」
浩之「俺の唄を聞けぇ〜〜〜!!」
矢島「ルゥパァ〜ン、逮捕だぁ〜!」
浩之「あ〜ばよ、とっつぁ〜ん!」

第5話 物件王誕生?

トゥハート7船団と謎の敵との間に戦端が開いてから、3日。
「あんなオンボロヴァルキリーじゃあ、俺の唄を奴らに聞かせられねぇ!一体どうすればいいんだ?」
親父の形見も、使えないと分かったら浩之にとって用無しである。
かわいそうな親父。
ともかく、浩之は悩んでいた。
高校入試でもこんなに悩む事は無かっただろう。
それほどまでに、唄を聞かせたいらしい。
と、そこへ。
「浩之」
「うぉっ!!…何だ、綾香か…」
「私が何とかしてあげましょうか?」
「何のことだ?」
浩之は、あえてとぼけてみた。
が、
「あら、いいの?最新型のヴァルキリーを買う方法を教えてあげようと思ったのに」
「!!」
「敵の前で唄ったんでしょ?浩之が何をしたいか、私には分かるわ。言ってあげましょうか?」
「わかったわかった。教えてください。」
(う〜ん、こりゃ一生綾香に隠し事は出来ねぇな。)
「で?どうやって買うんだ?」
「ん?」
「ん?じゃねえよ。ヴァルキリー」
そこまで言うと、綾香はやっと思い出したように、
「あ、そうだったわね」
と言った。
「…お前な」
浩之は軽い怒りを覚えた。

「じゃあ、教えるわね。但し…」
「但し?」
何だろ?一生家来になれ…とか?
それは嫌だ。
とか考えているうちに、綾香が口を開いた。
「簡単な事よ。いまからちょっとだけ、今日中だけ、私の言う通りに行動する事。いいわね?」
「…あ、ああ。」
一生家来より一日いう事を聞いたほうがラクなのは決まっているので、
浩之はとりあえずOKした。
内心嫌な予感を感じたが。
「まず…」
「まず…?」
一瞬の沈黙。
ごくり。
「家と道路、ついでにヴァルキリーも、ぜ〜んぶ売っちゃいなさい」
浩之の脳が、その意味を理解するまで、3.2秒かかった。
そして、
「なにぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜ッ!!」
絶叫。
「冗談じゃねえ!お前にそんな権利があると…」
「ヴァルキリーいらないのね?」
「うっ…」
それを言われると、今の浩之は弱い。
しかしいくら一人で住んでいて、家の広さをもてあましていても、
それでも家を売るのは勇気がいる。
悩む事3分。
浩之は、家(その他)を売った。
あまり深く考えずに、感情のまま動く事がこの男の全てだとするならば、
至極当然の結果でもある。
ヴァルキリーは現在では競技用にも使われているためたいした値にはならなかったが、
家や道路は結構いい値がついた。
一般人ならこの大金を持って、戦争の無いほかのシティへと逃げ出すかもしれない。
だが浩之は、何処まで行っても浩之である。
ここで逃げたら男がすたる。
奴らに何としても俺の唄を聞かせてやる。
そういった想いが、今の浩之をこのシティにとどまらせているのだろうか?
それを知るのは、本人のみである。
「…で、どうすんだ?ヴァルキリーくらいは買える金が手に入ったけど、これじゃ住む家がねえぜ」
「まあ、黙って着いてきなさい」
そう言って綾香は歩き始めた。
歩く事40分。
熱い。
作られた真夏の日差しが、容赦無く浩之を照らす。
「おい、綾香」
およそ10分ぶりに、浩之が口を開いた。
「何?浩之」
「…何分歩いたと思ってるんだ?」
「ん〜、40分くらい」
「さらっと言うな!」
二人はまだ歩きつづける。
・・・更に20分。
いい加減浩之がブチ切れそうになった時、
「着いたわよ」
(やっと着いたか…ところで…)
「ここ、何処だ?」
あまりの暑さと疲れのため、浩之は自分の歩いたコースを思い出せないのであった。
「やだ浩之、夢遊病?」
「うるせー」
今の彼には、これが精一杯の悪態。
「で…結局何処なんだよ」
「悪所よ」
「悪所ぉ!?」
(そういや、聞いたことがあるな。
 勝手にシティにドッキングしてくっついてきた不法居住者の集まる船、悪所)
綾香が続ける。
「ここならどの家に住もうとタダよ。なんてたって、不法居住者の船だもの。
 但し、殆どの家は半壊してるけどね」
「それは別にいいけどよ。電力や水はどうすんだ?」
「それも大丈夫。全部シティから引いてきてるらしいわよ。違法に。」
「おいおい、こんなとこ住んで捕まらねえだろうな」
「私から姉さんのほうに行っておけば大丈夫よ」
「成程」
すげぇ。完璧だ。
だが、何で綾香はここの事にこんなに詳しいんだ?
まあ、いいや。些細な事だ。
「じゃ浩之、お好きな家をどうぞ」
「ん〜、じゃこれ」
俺は真正面の、見た限り一番住みやすそうなところに入った。
んん、前に住んでた奴の痕跡がだいぶ残ってるな。
おっ!クーラーがある。
つくかな?
ぴっ。
ぶお〜〜〜〜
ううっ、埃臭い。
「…臭いわね」
「…ああ。」
まあ、これは何とかなる。
クーラーが動くってことは、電気が通じてるってのもホントの事らしいしな。
水道もある。水も通ってるって事だ。
「よ〜し、ここに決めたぜ!!」
3階建て(半壊)。悪くないぜ。
「じゃ、一旦シティに戻って、ヴァルキリー買いに行きましょうか。」
なに?…って事は?
「もしかして・・・また1時間?」
「そう言う事になるわね。」
先にヴァルキリー買っとくべきだった…

                            To Be Continued・・・

==============================================

次回予告
あかり「レミィ…」
レミィ「アカリ…」
あかり&レミィ「ううっ!!」
浩之「何やってんだあいつら?」
綾香「出番無かったからねぇ。」
浩之「次回!ふたりきりのドライブ!(仮)」
3人「誰と?」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

闘魂「こんにちわー!」
影「そんな時間か!」
闘魂「今回は、質問コーナー開催です!」
影「俺が質問して」
闘魂「俺が答える!」
影「うわっ、寂しい・・・」
闘魂「ぐさっ。」

それではぁ〜第1回!
Q.(序章2から)志保(ちゃん付けで呼ぶあたり、雅史らしいわね〜)
   浩之(全くだ)とあるがよ、浩之もそうなんじゃねえのかい?ちゃん付けで呼んでねえかい?
A.別世界ですから!
影「きたねぇ。」
闘魂「うるさい!」
Q.(1話より)適性テストって何?
A.調査船は軍人、シティ住民関係無く500人を選び、調査先の惑星で2週間生活させます。
この500人を選ぶのが適性テストです。サバイバリティ、ヴァルキリー適性など、
様々なテスト項目の中から、見事優秀な成績を収めたものには、自宅に赤紙が届きます。
これが、合格の証です。
影「うわぁ、やだ。」
闘魂「いやだろうな。」
Q.何で浩之達は適性テストに落ちましたか?
A.浩之・・・フケた
  あかり・・・トロかったから
  レミィ・・・惑星の希少動物をハンティングしそうだから
  綾香&芹香・・・お嬢だから
  葵・・・綾香がのこったから手を抜いた
  マルチ・・・書く必要無し
  セリオ・・・今後の展開上、ロボットは行かせられない(おいおい)
影「ご都合主義も、ここまで来ると・・・」
闘魂「ははははははははは(力の無い笑い)

影「今回最後の質問だ。」
Q.何で登場人物(一部)の名字がカタカナ?
A.すいません!!次回からは漢字に戻します!!
  本当にすいません!!
影「で?なんでカタカナなのよ」
闘魂「なんか宇宙っぽいかなぁ…なんて思って…」
影「どこが宇宙っぽいねん!反省してるなら書きなおせ!!」
闘魂「やだ。面倒くさい。」
影「こいつは・・・」

闘魂「あ!そうだ!sphere様、久々野 彰様、イリュージョン様、
   感想ありがとうございます!!」
影「こんな駄文に…嬉しい限りだ。」