To Heart7 第2話 久しぶりのライブ!トゥハート7危うし!? 投稿者:闘魂秋吉
注意!
この下から始まる駄文は、よほど精神力の強いお方以外は、
見ると人体に悪影響を及ぼす場合があります。

最も、そんな人いたら、の話ですけど、ね。



バンド再結成から2ヶ月が経った。
いよいよ明日は新生ダイナマイトボンバーの初ライブ。
場所は、前から使っていた大通り公園のステージ。
「うー、緊張してきた」
あかりが言った。
「バーカ、前の日から緊張してどうすんだよ」


第2話 久しぶりのライブ!トゥハート7危うし!?


夜が明けた。
「・・・・・・・・」
あかりに何だかんだいっておいて、結局俺は一睡も出来なかった。
情けない事だ。
眠い。
眠いが・・・
とりあえず、ギターの調整しとくか。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
はっ!!
・・・居眠りしちまったのか。
今何時だ?
俺は体をのろのろと動かし、部屋の隅にある時計を覗きこんだ。
・・・5時半。
「ヤベぇ!!」
もう出ないと、間に合わないぞ。


たっ、たっ、たっ。
遠い。
俺の家から大通り公園までは、全力で走っても20分はかかる。
「あーくそ、まだ着かねえのかよ。」
愚痴をこぼしながらも、俺は走る。
走って走って、走りきった。
「あー、やっと、ついた・・・」
なんで唄うまえから、こんなに疲れなきゃいけねえんだ。
「よう、久しぶりのライブだな。上手くやれよ。」
ギャラリーから、声援が送られた。
う〜ん、
たとえ数が少なくても、俺の歌を聞いて喜んでくれる奴がいるってのは嬉しいぜ。
「あ〜、やっと浩之ちゃん来たよ〜」
あかりが駆けよってきた。。
「遅いわよぉ、浩之。」
綾香ももう来ていた。
「遅刻は良くないネ、ヒロユキ」
「うるせー、遅刻じゃねえだろ」
レミィももういる。
「う〜ん、緊張するぅ〜」
あかいが、昨日と同じような事を言う。
「昨日も同じこといってなかったか?」
「う〜、だって緊張するんだもん」
「そう言う浩之は緊張してないのかしら?」
綾香が聞いてきた。
「俺は緊張なんかしてねえっ!・・・って言ったらウソになるな。
だけど、あかりは極端過ぎるんだよ。」
「う〜ん、その通りネ。アカリ、ちょっと緊張し過ぎネ」
「だって〜」
「ほれ、時間だぞ。」
「人、人、人・・・ぺろり。」
あかりが、お馴染みのまじないをしている。
「不思議と効くんだよ〜」と、前々からあかりは言っていたが、
なるほど、あかりの奴、さっきより肩の力が抜けて、いい感じだ。
これなら大丈夫そうだな。
「じゃ、行くぞ!」
ステージに立ったら、まずはマイクパフォーマンス。
「皆、久しぶりだな!!」
100人程度の観客から、歓声が上がった。
俺のマイクパフォーマンスは続く。
「早速だが、新メンバーの発表だ!綾香=クルスガワ!キーボード担当だ!
雅史の穴は、コイツがバッチリ補うぜ!それともう一人、レミィ=ミヤウチ、
ドラム担当だ!」
「はぁ〜い、皆さん、たっぷり聞いていってね〜」
「ファンの皆サン、これからよろしくネ!」
おおおおおおおおおっ!
綾香&レミィにスポットライトが当たると、観客(特に男)から、一斉に歓声が上がった。
まあ色気の点では、この二人はあかりとは比較にならないからな。
まあ、まだ客はこの二人をそういう目でしか見ていないだろう。
だからこのライブで、こいつらにはちゃんと実力も伴ってるって事を証明してやるぜ。
「よ〜しぃ!!盛り上がったところで、1曲目いくぜぇ!!」
その時だった。
ウウウウウウウウウウウ・・・・・・。
「何だ?警報・・・?」
観客もどよめいている。
ドゴォォォォォォンッッ!!
遠くで、爆発音が響いた。
夜景が、紅く染まる。
「何?何?なにがおこったの!?」
あかりがおろおろしている。
いや、あかりだけではない。
「何なのヨ、一体!?」
レミィも、
「一体何が起こったっていうのよ!」
珍しく綾香も。
「・・・・・・」
何だってんだ、一体。
「浩之、あれ・・・」
綾香は空を指差した。
その指が差した先、
遥か上空、シェルを隔てた向こう、宇宙空間に、
軍のロボット、ヴァルキリーが出撃していくのが見えた。
ドゴォォォォォォン・・・・・・
また爆発音が響いた。
逃げ惑う人々。
その光景を見て、俺は・・・
「戦争が、始まったのか・・・・・・」
と、呟いた。
                       To Be Continued・・・

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次回予告!!
あかり「これから私達、どうなちゃうの?」
浩之「あ〜うるせえっ!戦争なんてくだらねえゼ!
   俺の唄を聞けぇ〜〜〜ッ!!」
レミィ「ワタシ、出番少ないネ・・・」
綾香「次回!ファイヤーヴァルキリー立つ!!」
あかり「見て下さい!」
*    *    *    *    *
うぎゃ〜〜〜!前回の『To Be Continued』の、
『n』が抜けてる〜〜〜ッ!!!
あ〜あ、やっちゃった・・・。