セリオファイル番外編 投稿者:ジーク・リーフ 投稿日:2月27日(火)11時22分
 2月某日
 「セリオお姉ちゃん、今日友達のところにお泊りに行くから」
 「お帰りは明日で?」
 「うん」


 同日夕方
 「ただいまー」
 「お帰りなさいませ」
 「あれ、あの娘は?」
 「お友達の家にお泊りだそうです」
 「ふーん、そう」
 

 翌日未明
 「お誕生日おめでとう、セリオ」
 「ありがとうございます。しかし、こんな時間に、眠くありませんか?」
 「大丈夫よ。それよりも、はいっ、誕生日プレゼント」
 「ありがとうございます」
 「パーと開けちゃって」
 「ですが・・・」
 「遠慮しないでここで開けなさいよ」
 「わかりました」
 パリ。ガサゴソ
 「これですか」
 「うん、そうよ。気に入ってくれた? もちろん気に入ってくれたわよね?」
 「はい、ですがこちらの鼻メガネは綾香様の方がお似合いかと」
 「それが一番気に入ると思ったんだけどね」
 「・・・」
 「プレゼントとは本人が喜ぶ品も良いけど場に受ける事も必要なんだよね?」
 「まだ根に持ってるんですか?」
 「ううん。セリオがそれを望んでるから希望通りにしただけよ」
 「年寄りは余計な事はよく覚えてますしね」
 「ふっふっふっ、そんな年じゃないけどね」
 「もう○○歳ですけどね」
 「・・・」
 「・・・」

 
 「急にお泊りなんてどうしたの?」
 「ちょっとね」
 「明日お姉ちゃんの誕生日なんでしょ?」
 「それが問題なの」
 「どーして?」
 「家にいたら身が持たないの」
 「・・・大変ねぇ」
 「・・・そうだよねぇ」


 P.S
 「ただいまー」
 「おかえりなさいませ」
 「思ったとーりだね」
 「大暴れなさったそうですから」
 「人事みたいな言い方だね」
 「人事ですから」
 「えっ」
 「奥様とお姉様は警察署で絞られてるようですよ」
 「そんなにひどかったの?」
 「家から出たらしく、家の被害はこの程度ですんでいますが」
 「・・・」
 「公園で大暴れなさったそうで・・・」
 「・・・ごめんね、忙しいのに」
 「いいですよ。研究所もこんなもんですから」
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 セリオさん誕生日記念かなり遅れてSS。
 まあとりあえず前回を受けて今回の、ってなわけで
 
 久々野 彰様、感想ありがとうございます。
 私の書くセリオはあんな娘(娘じゃないかも)ですけど本当は・・・かわいい・・・かな?
 
 3月にはSSは書けないかもしれませんが、忘れないで下さい(笑)