直訴 投稿者:ジーク・リーフ 投稿日:9月1日(金)10時05分
 今回は何気なく考え付いたSS。
 だから書く方も読む方もあんまり考えちゃいけないと思うの。
 「どーだか」
 
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 部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ


 デッキチェア―に深く腰を下ろし、セリオが充電している。
 そこにマルチが慌てながら、あっ、こけた。セリオに駆け寄る。
 「セリオさん、セリオさん。大変です。大変ですぅ」
 「マルチさんどうかしましたか?」
 「新しいHMが出たらしいです」
 「そんな情報は私は見てませんが」
 「これです」
 「こ、これは、A○ですね」
 「はい、○Xです。この記事を見てください」
 「どれどれ、ふーん」
 しばらくセリオは紙面にくぎ付けになる。

 「これがどうかしました? それに彼女達はHMではなくCDですよ」
 「あっ、そうでした。すみません。けど、セリオさん、考えてみてください」
 「何をですか?」
 「私達はとても全国放送とは言えない局の深夜枠の番組で、それも出たのが、えーと」
 「全放送の23%。 特典を考えてもそんなに出演していません」
 「それに比べ、衛星とは言え、あちらは全国放送、それにのうしゅくらべる」
 「ノンスクランブルです」
 「そう、のんすくらんぶるです。その上、この方々は出演率100%で、そのうち一人はヒロインです」
 「それにそれに、ううっ、私より胸が大きいんです」
 「・・・そうですね」
 「・・・セリオさん、今の間は?」
 「気のせいですよ。それでマルチさんは何をやりたいのですか?」
 「このままですと私達、来栖川製HM、はこけにされます」
 「そうでしょうか」
 「こうなったらセリオさん、行きましょう」
 「どこにです?」
 「K○Sです。K○Sにじきそに行きます」
 「何を要求するのですか?」
 「我々主演のアニメを作ってもらうんです」
 「しょうがありませんね(おもしろそうですね)。私も賛同します」
 かくして、セリオとマルチはK○Sに向かった。
 マルチが先頭に歩いているため、何度か道に迷って、京都や韓国にも行ったが、
セリオのフォローで何とか品川区のK○S(今もそうなんだろうか?)にたどり着く事ができた。


 「アニメですか?」
 「ハイ、私達主演のアニメです」
 「残念ですが、そのような予定は立てておりません」
 「それならこれから立てれば・・・」
 「もう無理ですな」
 「何故でしょうか?」
 「昨年は、大正時代を舞台にメイド服を着たロボットが主演の番組が、大手のポニー○ャニオンから出ていますし、
  初のDVDシングルでOVAが出ています。
  また今年は、これまた大手のパイ○ニアLDCメインのメイドロボの番組が始まっています。
  いまさら製作しても二度、三度煎じとしてしか見られません」
 「しかし、今のメイドロボブームは私達が先駆者のはずですが」
 「いまさら覚えてませんよ。それにアニメではゲストヒロイン扱いでしたからね。印象も・・・」
 「マルチさん、帰りましょう」
 「けど・・・」
 「マルチさん!」
 「ハイ」
 
 
 「マルチさん、私達はまだ考えが甘かったようですね」
 「はい」
 「所詮、私達は井の中の蛙。多くの人たちにちやほやされていても、それは一部にしかすぎません」
 「そうですね・・・、でも、みなさんの・・・」
 「そうですね、私達を見守っている多くの方々の声援が有れば」
 「ハイ、これからもがんばりましょうね」
 「ともかく帰ったら芹香様の部屋に行きましょう」
 
 マルチ、セリオの努力ははたして実るのであろうか・・・
 「ふっふっふっ、実らして見せますよ」
 
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 というわけでお送りしましたがいかがだったでしょうか。
 「なによこれ」
 見てのとおり。思いつきで書いたか。
 「作者に成り代わって、K○Sを始め、関係諸氏方々、本当に申し訳ございません」
 申し訳ございません。けど、マルチ・セリオ主演のOVAが有っても良いと思うけどな。
 「あんたは! かってにいってなさぁあい」

 どっかーん

 「もしこのSSで気分を害された方は是非メールで文句を言ってやってください。すぐに対処させますから」