ズルッまるちぱにっく第二回 投稿者:ジーク・リーフ 投稿日:7月22日(土)12時13分
 このSSは富士見書房刊「フルメタルパニック」似ているようで似ていません。
 むしろ少年画報社のOURSに連載中の「迷彩君(だったかな)」の方が近いかもしれません。
 また各キャラの性格、しゃべり方について、批判、ご意見は全て受け取らしてもらいますが、性格についてはコワレが入っている可能性がありますのでご注意を。

 部屋を明るくしてディスプレイから離れてみてネ。良い子とお姉さんとの約束ヨ



 ズルッまるちぱにっく第二回
    「洗われる神槍」

 「姉さんたち待っているかな」
 彼女は急いでいた。なぜか? 簡単である。約束の時間に遅れそうだからだ。
 「こういうときに限って込むわね」 
 商店街は人でいっぱいである。話しによると有名アイドルがCDのキャンペーンに来ているらしい。
 「まったく通れないじゃない」
 「ワタシが何とかしましょう」
 彼女の隣に一人の「美」女(作者は自分の立場をわきまえているようですね。ポイントを・・・ ゴホッ、ゴホッ。なんでも有りません。先進めてください)が出現した。 
 「せっ、セリオ。捲いたはずなのに」
 「ワタシにはGPS機能も(発信機も)有りますから。ともかく下がってください」
 「ちょっとセリオ、一体何するつもりなの」
 「大丈夫です。いきます。目からビィィィィムゥゥゥゥ」

 ビィィー チュドォォォーン

 そのとき商店街に閃光が放たれ、悲鳴が交差した。

 「さっ、どうぞ綾香様」
 「何やっとんだおまえはぁぁ」

 振り上げた踵を再び重力に乗せる。

 ゴキッ

 「ウッ、あっ、綾香様(ポクリ)」
 「まったく油断す気もありませんな」
 「セバス、あんたも」
 「何をなさる綾香さっ(どげし)」

 がたいの良いジジイと「美」女が仲良く横たわる事になった。

 「また、時間食ちゃった。いそがなくちゃ」



 「ごっめぇーん。遅れちゃって」
 「綾香遅いぞ」
 「浩之に言われたくないわね」
 「そうそうヒロに言われたくないわよねぇ」
 「そこ茶々入れない」
 「・・・」
 「その人はまだ召還はできません。って芹香先輩言ってられます」
 「センパイ・・・」
 「・・・」
 「・・・っと、ともかく。今日は何のために呼んだのよ」
 「セリオおかしくないか?」
 「なっ、何で知っているのよ」
 「やっぱりセリオもか」
 「綾香さん、実はマルチちゃんが・・・」


 「なるほどねぇ。それでセリオもおかしいかも」
 「セリオは何をやらかしたんだ」
 「私の靴箱爆破した」
 「・・・てんで想像つかんが・・・」
 「朝、登校したら、私の靴箱に何か入っているらしくて・・・

   『綾香様、開けられた形跡があります。異物がは言っている可能性大です。処理しますので少々お待ちください』
   『いいわセリオ、そんな事しなくても。私はどんな試練も受けたつから』
      『トラップですかね、開けたら危険ですね』
   『ちょっとセリオ聞いてるの』
   『少しお下がりください。爆破処理します』
   『何てことするつもり、ちょっと、やめなさい』
   『3・・・2・・・1・・・0』
 
 ちゅどぉぉぉぉぉぉぉん

 盛大に吹っ飛ぶ靴箱

   『少しばかり量が多すぎたようですね』
   『冷静に状況を判断するな! どうするつもり?』
   『皆さんの安全を考慮すればこの方法しかありませんでした。綾香様、報告お願いします』
   『何で私が?』
   『我々は影で人間の皆さんを支える者です』
   『セリオぉぉー、待ちなさいよ』
   『来栖川君。お茶でも飲まないかい? 職員室で』
   『えっ、私ですか』
   『君以外誰がいるかな。ともかく説明してもらおうか』

・・・と言う事が有っただけでなく・・・」

 その後冒頭の事まで延々話し続けた。

 「どうやら二人とも何かにかぶれたようだね」
 「セリオさん・・・。危険ですね」
 「エクストリームの女王がレズか・・・。スクープ、スクープ、っと」
 「ちょっと志保! 今はそんな事関係無いでしょ」
 「え〜、だってこんな特ダネよ。男子が喜んで・・・」

 MS−07 もとい グフッ

 「葵ちゃん。ひ・ど・い」
 「綾香さんがそんな事有るはずありません。もし有ったとしたら先に私が・・・モガァ」
 「はいはい、それ以上言ったらアカンから」
 「・・・ともかく俺たちが要因ではないようだな」
 「となると考えられるのは」
 「「「「「「「「「「長瀬さん(馬づら)」」」」」」」」」


 「それで私を呼んだんですか」
 「あんたなら知ってると思って」
 「確かにあれはうちが関与している」
 「なんて事をセリオにしたのよ」
 「まぁ、うちの研究所と言うよりは来栖川警備の方の仕事だがね」
 「何をやったんですか?」
 「HMで護衛ができるかどうか。って事らしい」
 「どうしてそんな事をするのですか」
 「12型も13型も、まぁ、特に13型だが、購入した個人ユーザーの多くはある種の人々で、その人と行動をともにする事もある」
 「そのときその人が事件に巻き込まれる、そのとき・・・。ということやね」
 「うん。一番気をつけたいのが誘拐だね。特に子どもや老人。ちょっと前にもあっただろう?」
 「たしかに・・・。でもそれってロボット三原則に違反するような事も・・・」
 「もちろん。ある程度の実力行使で抑えるようにするさ」
 「それでそう言うプログラムを作って、マルチとセリオにインストールということね」
 「いや違うよ」
 「えっ、そうじゃないんですか?」
 「SSS使えばすぐに・・・」
 「そう言う動作をプログラムしようとしたさ。しかし、我々は研究者だからその基本動作もできなかった」
 「それなら向こうの人に頼めば良かったじゃない」
 「自分のパターンを覚えられたくないそうだ。難しい職業だからねぇ」
 「来栖川はいつの間に傭兵や暗殺者を雇うようになったんや」
 「来栖川の知られざる闇の世界かぁ〜。いいネタになりそうね」

 MS−08 もとい、ドムッ

 「これ以上言ったら命無いわよ」
 「志保、おまえ馬鹿だろ。学習能力無いなぁ」
 「やられた後で言わないでぇ・・・ バタン」

 「話し戻すわよ。ここのスタッフじゃモーションキャプチャできない、現場の人間はやってくれない。それで」
 「そう、それなら本人たちに経験させるのが一番だと思ってね」
 「それでセリオおかしかった。という事ね」
 「セリオがおかしくなったのは、我々は関与してないですね。やったのは指定された場所に送り出しただけですし」
 「そう・・・」
 「わかったわ。後は来栖川警備にあたってみるから。セリオを元に戻す努力をしてね。長瀬主任」
 「それは・・・」
 「主任! 敷地内に無断侵入されました」
 「どう言うことだ」
 「侵入者は二人」
 「ガードは?」
 「排除されています」
 「動かせるのは?」
 「ステルスバイパーが二機、ガイザックが一機」
 「捕獲せよ」
 『了解・・・。敵の正体がわかりました』
 「なんだって」
 『12型と13型です』
 「マルチとセリオが?」
 「どーしてマルチとセリオがこんな事を・・・」

 
 それについては一時間近く前になる・・・


 「浩之さんたちどこに行ったのでしょうか」
 どうやら一人だけ仲間はずれにされているマルチは浩之たちを探しているらしい。
 「あっ、セリオさん。どーしたんですか」
 「マルチさん。いえ、綾香様に折檻されただけです」
 「そうですかぁ〜(折檻とはなんでしょう?)。そうそう、浩之さんたち見かけませんでしたか?」
 「綾香様の信号を辿ってきただけですので。もしかして」
 「もしかして?」
 「綾香様たちと一緒かもしれません」
 「流石、セリオさん。すごい推理です」
 「マルチさん。現在目標は移動中です。何とかして追いかけましょう」
 「はい、セリオさん」


 「目標が停止しました」
 「どこですか?」
 「来栖川電工HM研究所です」
 「なんだぁ〜、主任さんのところに行ったのですか」
 「安心してはいけません」
 「どうしてです?」
 「あの研究所は危険です」 
 「へっ?」
 「ニタ研かもしれません」
 「と言われると、確か日本にあるのは」
 「「ムラサメ研究所」」
 「浩之さんが強化人間にされてしまいます」
 「あのメンバーの中には芹香お嬢様をはじめ、姫川琴音さん、宮内レミィさんとニュータイプと思われる人がいます 多分長岡志保さんもニュータイプでしょう」
 「他の方々も強化人間にするほど体力は有り余っています」
 「急ぎましょう。皆さんが心配です」
 「そうですね、セリオさん」


 「どうやって入ります?」
 「正面突破あるのみです」
 「えっ、それは無謀ではないでしょうか」
 「大丈夫です。マルチさんが囮になれば」
 「えぇ〜」
 「がんばってください」
 「ひぇぇぇぇ〜」
 マルチが盛大に飛んでゆく


 『一体捕獲しました』
 「どっち」
 『12型です』
 「セリオは?」
 『見当たりません。電探にも・・・ うわぁぁ』
 『どうした斎藤三尉。チィッ、こっちに来たか』
 「セリオなの!」
 『この赤毛の悪魔め、矢島上等兵後は頼む』
 『オレ、このバイト始めたばかりなんですよ。できるわけ・・・』
 「矢島、おまえだけが頼りだ」
 「矢島君がんばって」
 『藤田に神岸さん。よーしぃぃ、やぁってやるぜぇ』
 
 ポン、ベシャ

 「あっ、踏み台にされた」
 『俺を踏み台にするなぁぁー』
 「目標二階から侵入します」
 「所詮、矢島か」
 「矢島君だしねぇ」
 「あんたらひどいわ」

 
 ゴシャッ

 「かなり近くまで来たようですね」
 「綾香、おまえ説得してこいよ」
 「そんな事言ったって」
 
 ドス

 「綾香様ご無事でしたか」
 「セリオ、あんた一体何やってるの!」
 「綾香様が強化人間に改造されるのを阻止しにきました」
 「そんな事有るわけ無いでしょうが!」
 「いや、綾香様はなみいるライバルたちを倒すために・・・」
 「セリオちゃぁぁぁん、今日はゆっくり話そうかぁぁ」
 「綾香様、ごまかそうとしてもだまされません。あれは確か・・・」
 「さっさとついてこんかい」

 ドカッ

 「これで終わったのだろうか」
 「・・・」
 「私の台詞が無かったような気がします。来栖川先輩、気を落とさずに」
 「エクストリームの女王、メイドロボをもてあそぶ。これは大スクープだわ」
 「志保こりないねぇ。後でどうなっても僕は知らないよ」


 かくして、セリオ、マルチの奇妙な行動の原因は判ったようかにみえた。
 しかし、誰が彼女たちを仕立てたのか?、彼女たちの持ち物の秘密は?
 なぞは深まるばかりだ。
 はたしてマルチに翻弄される浩之たち一行はどうなるか?
 子悪魔的セリオに綾香はどう立ち向かうのか?
 志保は無事に大スクープを広める事がでくるのか?
 数々の謎を残しつつ、次回(あったら)に続く

 

 次回予告

 マジックアイテムを探しに骨董市に出かける芹香さまご一行。
 彼女たちの前に刺客が巧妙な罠を放つ

 次回 ズルッまるちぱにっく第参回
    「極楽寺の弘法 前編」

 次回も楽しみにしてTVの前に待っててネ


 

 というわけで今回は導入篇の続きをば書かしてもらいました。
 途中で台詞が無い人や台詞がこんがらがっている人がいますが、まぁ気にしないでください。
 今回、ZOIDSを出しましたが、昔はステルスバイパーでなく、スネークスで、
その上780円シリーズでは一番最初に生産中止になったのに、今のゾイドでは復活ですか。
まぁ、昔より値段安くなってるからいいんですけどね。
 グスタフ買ってザクタンカーに改造したいなぁ 

 皆さん感想ありがとうございます(実は読んでないんです。今日はログをとって
帰ります) ほんとーにそのうち書きたいと思いますので・・・言い訳に過ぎないかなぁ 
 次回、かなり後になると思いますが、あまり期待しないで待ってください。