鳩鳩・いいんちょー編 投稿者: 鯖人
どうもはじめまして、鯖人といいます。
こちらには初めて書かせてもらいます(といっても鳩鳩ネタですが。長くなっちゃたったのでこちらに書きました)。以後よろしくお願いします。

>鳩鳩10・保科智子編

突然背後から葵ちゃんに組み付かれた委員長は、身の危険を感じて葵ちゃんを振りほどこうと暴れはじめた。しかし濡れていて滑りやすい浴場で暴れたもんだから、葵ちゃんと委員長は思いっきりコケて互いの頭を強打してしまった。

(はい、もう解りましたね。そう、委員長と葵ちゃんの体と中身が入れ替わっちゃったんですね。お約束ですね)

互いの体を元に戻そうとする委員長であったが、それに対して葵ちゃんは妖しげな笑みを浮かべて言った。
「まあまあ、焦らないでよーく考えてみてください。こんなこと滅多に体験できることじゃないですし。しばらくお互いの体を入れ替えたまま、いろいろと試してみてもいいんじゃないですか? それに私、保科先輩の巨乳に憧れてたし・・・」
委員長が何か言おうと考えを巡らしていた時、葵ちゃんは自分(ってゆーか委員長の体)のオッパイを揉んで、「これが夢にまで見た保科先輩の胸なのね〜〜、あっは〜〜ん・・・」と色っぽく悶えはじめた。
「こらーーーーーーっ!、何やっとんねん!、勝手に他人の胸を触らんといてやーーーっ!」と止めようとする委員長(体は葵)。
「他人?、他人じゃないです! 今は私の胸です! 自分の胸を触って何が悪いんですかっ!」
「その体自体、私のモノやないか!」
「いいえ!、今は私の胸です!、だから私が自由にしていいのよーーーっ!」
むにゅむにゅむにゅむにゅむにゅむにゅ・・・。
「はあ〜、いい気持ち〜〜・・・」
「こ、このアマ・・・」

そのときだった。
突然そばで、「ひっ」と息を飲むような音がしたので、委員長が声の方向に視線を向けると、そこには目を見開き、体を硬直させたあかりの姿があった。
「ううっ、神岸さん、聞いてえな。実は私と葵ちゃんの体が・・・」
だけどあかりは、何やら驚いた表情のまま、一点を見つめて凍りついていた。目線の先を追っかけていくと、その先には自分の胸を揉みながら恍惚の表情を浮かべる委員長(中身は葵)の姿が。拙いっ!、これは誰がどう見ても、委員長が○○○○している様にしか見えないっ!
「ほ、ほ、保科さん・・・そ、そ、そそそそういうことは、お家でやった方がいいと思うよぉーーーーーーーっ!」ダッ!
「かっ、神岸さん、ちっ、違うんや! これには、ふかーい事情がーーっ! ねえ、神岸さん、神岸さんたらーーーーっ! ・・・うぅっ、神岸さん〜〜、違うんや〜〜〜、誤解なんや〜〜。それもこれも、全部こいつが・・・って、ええっ!?、いっ、いないやん!?」
ふと目を向けると、側で悶えてたはずの葵ちゃんは、忽然と姿を消していたのだった。

風呂から出た委員長は鶴来屋の中を捜しまわって、ようやく葵ちゃんを見つけたが、葵ちゃんは既に委員長の体を心ゆくまで楽しんだあとだった。怒りに我を忘れた委員長は葵ちゃんに心意六合拳の頭突き(どうやら葵ちゃんの体が覚えていたようだ)を食らわした。その時の衝撃で運良く元の体に戻ることができたのであった。
しかし不幸はこれで終わった訳ではなかった。この一件は志保ちゃんニュース号外によって、その日のうちに皆の知る所となっていたのであった。委員長がいくら真実を話しても、葵ちゃんが「保科先輩ったら、いきなりあんなこと始めちゃうんで、私、止めようとしてたのに、私のことレズ扱いなんてひどいですぅーーーっ」てな事を言い出して、結局有耶無耶にされてしまった。

取り敢えず騒ぎは収まったものの、次の日から委員長はまた新たに妖しい気配を感じるようになるのであった。振り返るとそこには妖しげな目付きで委員長を見つめるかおりさんの姿が・・・。