東京という地、そこにある秋葉原という都市には魔物がいるという… すべての男どもを恐怖に震え上がらせるほどの魔物が・・・・・・ −遊撃宇宙戦艦セリオン第11.5話『薔薇の貴公子』− 「私の名前を言ってみろぉぉおおおおおお!!!」 「仮面慎太郎様でございますぅぅううううう!!!!」 ババーーーン!!! 薄暗い祭壇にスポットライトが光る、 「私は美しいぃぃいいいいいいいいい!!!!!!!!」 「きゃーーーーーステキィィイイ、仮面さまぁぁあああ!!!」 その部屋は狂気に満ちていた・・数十というマッチョの群れ、 その中心の祭壇でミッチーポーズを決めつつ踊りまくる男、異常である。 だがその祭壇で踊りまくるいかした人物こそ秋葉原に君臨する帝王 『仮面慎太郎』なのである!! ちなみにこの帝王の称号は政府公認のものなので国際的にも適用されている ものなのだ・・・非常にいやなことだが・・・・・・ 「うげぇぇええええええ!!!」 よく見ると部屋の端っこに女の子がいた、バケツを持って吐いているその娘の名は 『観月マナ』、軍の特殊工作部隊『ホワイトアルバム』のメンバーの一人である。 だがいくら特殊工作員とはいえ、マナは18歳の女の子である・・この状況に耐えられる ほど精神は病んではいなかった。 (くう・・・なんでみんながここにくるのを嫌がったか分かったわ・・・・うっぷ・・) 「おげぇえええ!!!」 (なんで初登場で吐いてなきゃいけないのよぉおおお!!) 「おやレディ・・その歳でつわりとはなかなか遊んでいるようだね・・(くねくね)」 「違うわ・・・って!?」 おもわず正面を向いてしまったマナの瞳に入り込んだものはすさまじい速度で 腰を振っている仮面様だった・・飛び散る汗が眩しい。 「うぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!」 もはや言葉はいらない・・・ 「おや、どうしたんだいレディ?・・・はははは、照れてるんだね・・ソーリー、 この紳士としたことが配慮が足らなかったようだ・・・(くねくね)」 そういった仮面様は服を脱ぎ、お得意のビガーパンツからビンを 取り出した・・・ 「?」 「ちゃんと正装せねば・・・」 タラタラ・・・ 仮面様はビンに入っていた油を自らの身体にかけ始めた。 「◎%&※▲!!!!!!!!」 瞬間、マナの意識は途絶えた・・・(注・本物の仮面慎太郎さんはこんな 人間ではありません・・多分・・いや絶対に・・・) 「上の、なんか濃いなぁ・・・」 「くまさんこういうの嫌いでしたっけ・・・」 「うん・・てーか仮面さん怒るんじゃない?」 前回、地球に降りた4人は秋葉原を満喫していた。 「じゃんがらラーメンって並ぶよねえ・・」 「はぁ・・・やっぱマックで正解だったか、ねえvladさん」 「こらESP君、ヤックといいなさい!これは一応leaf系SSなんだから・・」 「・・・これ食べたらソフマップでも行くナリ」 「はははは、iMacが128000円・・・新しいのが前回よりも安くて しかも五色だってよ離珠!」 「てめーらはギンガマンかってーのでし!!」 ガッシャンッッッ!!!! 「ちっがうだろぉおおおおおテメーラァァァアアアアアア!!!!」 「しっ、紫炎博士っ!?」 突如マックのテーブルをちゃぶ台返しして紫炎がやってきた! 「ああああああああ、早乙女博士なんてしぶといんだぁぁあああ!!!!」 本当に真ゲッターロボの早乙女博士はしぶとい・・・・ 「まるでバッファローマンのようナリ」 ・・・・・・・・・・・ 「で・・・紫炎博士・・・」 「ん・・・?」 「どーやってここまで来たんです?」 「え・・・スペースシャトルで宇宙から・・観光用の・・」 「じゃあ・・前回のオペレーション・メ●オの意味は?」 「ないねぇ・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・