−遊撃宇宙戦艦セリオン・第8.5話「打ち切りによる最終回編.」− 投稿者: 紫炎
1999年11月21日…

その日が彼の終わりの日だった…
冷たい夜…不幸な事故……
自動車との衝突…救急車のサイレン、
そして彼が目を開けたのは白い部屋…
「息子は…息子はどうなんですかっ!!」
「…残念ですが……」
その日、植物人間として認識された彼は夢を見続けていた…
現実にはありえない宇宙を…冒険を…そうセリオンの夢を……
その中で彼は笑っていた…楽しそうに…

だけど現実に彼が笑うことはない、その夢のなかだけが彼の笑いあえる居場所…
彼の世界…そうセリオンは夢だった……彼の望んだ夢そのものだったのだ…

そして今日も彼は夢を見続けている…病院の一室、一人でただ静かに……

終わることのない永遠と孤独のなか…一つの物語は幕を閉じた

−遊撃宇宙戦艦セリオン−

『完』








「終わったぁぁあああああ!!!!」
「って嘘を書くなぁぁあああああああああ!!!!!」
ズガァアアアアア!!!
「ぐはっ!?」
くまのメガトンパンチが紫炎に炸裂した!!
「貴様の夢で離珠と離されてたまるかっ!!」
「そうでし!」
「ザクタンクはどうするナリ!!」
「私の野望ぅぅぅうう!!」
ガス、バキ、ドガッ!!!!!
紫炎は仲間から袋叩きにあっていた…
グイッ
裏科理緒が紫炎のムナグラをつかんだ
「で、今回の始まりはなんなんだい?」
「う…打ち切りの気分を味わってみたくて……」
「味わうなぁぁあああ!!グレートホーンンンンン!!!!!!」
裏科理緒から黄金のコスモがほとばしり、ピッカピカのおウシちゃんが紫炎を襲った!!
「うがあああああ、たっタイトルぅぅうう!!!」

−遊撃宇宙戦艦セリオン・第8.5話『オペレーション開始』−

「というわけで今地球はエルクゥたちの侵略により危険にさらされている!!」
「さっきのふりとまるで違う唐突な感じナリが…エルクゥってなんナリ?」
ここは裏科理緒の要塞『キングオブ裏科』の作戦室…そこではすでに会議が始まっていた…
「ふむよい質問だ…アクシズ君、君にはこの紫炎のキッスをあげよう」
「いらないナリ…」
会議は紫炎を中心として動いていた…そう、ようやく紫炎は自分の役が博士だということに
気がついたのだ!!
「うーーん、エルクゥというのは一種のエイリアンだ…ヨークという宇宙船に乗り
人を襲って暮らす典型的なキ●ガイだな」
「納得ナリ」
……そうかなあ?
「で、地球がピンチなのは分かったから…それが私たちにどう関係があるのよ?」
「ふう、裏科理緒様…あなたの夢はなんですかな?」
「えっと…世界征服…?」
「そうです…今その夢が奪われようとしているのですよっ!!!」
「なんですってぇぇえええ!!!」
裏科理緒の顔は+7濃くなった…
「あんなキチ●イどもに地球を盗られる前に今っ!!私たちがっ!!!世界を手に入れるの
ですっっっ!!!!!」

「はくしょんっ!!」
「どうしました耕一さん…?」
ここはエルクゥの本拠、旗艦ジローエモンのブリッジ…
「いや、千鶴さん…なんだか今すごく殺る気があがったよ」
「そうですか…」
「そうなんですよ…」
この後、耕一の狂気がよりいっそう高まったという…


「よってこれより地球降下作戦『オペレーション・メ●オ』を実行する!!」
「お…オペレーション・メ●オ……?」
「そう、地球上を各マシンで降下して我等が力を見せ付けるのだぁああ!!」
「「「おおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」
なんの意味がある?…とそんなことは無視してみんな盛り上がった!!!
「あの…紫炎博士?」
「なんだい八塚君!!」
「名前…オペレーション・パティオ…ってのは駄目かな?」
「パティオ……なんだそれは?」
「中庭って意味なんだ…」
「中庭……」
「おおお、八塚さんそれいいでし!ナイスでし!!!」
パチパチパチ……
たえまない離珠の拍手が八塚に送られた!!
「いやーーー照れるじゃないか離珠!!!」
「保留…」
「「えっ!?」」
盛り上がる八塚、離珠の顔がこっちを向いたまま固まった…
「さてと…次いきます」
「ま…待てぇぇえええいい!!!」
「は…?」
「この八塚様の意見をはねようたぁどういう了見だっ!!」
「そうでし!!」
コンビである…
「まあまあ…八塚さんも落ち着くナリ」
「アクシズさん…」
「我慢も大切ナリよ…」
「しかし…くっ…分かりました、今回は譲ります……」
しかしこのパティオのことがやがてこの紫炎と八塚の間にヒビをもたらす始まりとなる
のである…
「紫炎博士…それで落下ポイントは?」
「…『聖霊都市・スーパー秋葉原』……」
「「「「!?」」」」
スーパー秋葉原……そこはすべての始まり、超絶無敵の言語道断の最強都市である…
地球上でもっとも濃く、もっとも深く、来る者の意志を捻じ曲げ浪費させるまさしく『魔都』!!
(なんにでもスーパーとかつければいいってもんでもないだろ…)
そんなつっこみもお構いなしだっ!!!!
しかーしそのとき、
「ちょっと待ちなぁあああ!!!!」
「ふふ…ようやく出番だ……」
ダンッ!!!!!
「なんだお前等はっ!?」
突如現われた謎の二人組、一体その正体は?そしてその目的はっ?

多くの謎とともに疾風怒濤の次回に続くぅぅううううう!!!!!!!!!!!!!!



巻末付録『SS作家たちの迷走・予告変』

それは紫炎の気まぐれから始まった

「うう…気まぐれで、ただの気まぐれで私の身体を弄んだのね!!!」
「紫炎さん、そーいうセリフ好きだねえ」
「うん…」

狂ったストーリー、リーフキャラのいないSS

「私はリーフのぉぉお!!」
「裏科理緒は…ゲームにでてないでしょ?」

裏切りと愛憎、

「オペレーションパティオ…やるしかない…もうこんなSSはいやだ!!」
「どこまでも着いて行くでし八塚さん」

みゆりちゃんは一体のみ…

「うーーん、送るべきか…止めるべきか?」
「スーチー買うかどうかの方が問題ナリよ…くまさん」

そして悪夢の始まり…

「サン●イズです…お宅のSS、ちょっと調べさせてもらおうか」
「に…逃げて、みんな逃げてぇぇえええええ!!!!」

新たなる敵の存在…

「貴様はまさかっ!?」
「ハーイル、イルパラッツォ!!!!!」
「違う漫画だそれはぁああ!!」
「髭友達…ですか?」

すべての謎は秋葉原にある!


『遊撃宇宙戦艦セリオン ザ ムービー』

1999年 春後悔予定…


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オペレーション・メ●オ前編です(笑)
HPにもぐらたたき型志保ぼこりゲーム作ったんで見てみて下さい!!
でわーーー

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/5164