シホリロ−天使降臨の章−図書館編 投稿者:紫炎
シホリロ−天使降臨の章−図書館編

ここは南海に浮かぶ子島…マルチラ王国、世界でも指折りのダイヤモンド鉱山を
持つマルチラは小さいけれど裕福な国です…

早朝
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
「URYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
ここはマルチラ王国の王城のラウンジ
「今日は調子がいいわ」
「志保殿下、朝の発声練習はおすみですか?」
「終わったわ」
『志保=ナガオカ8世』……マルチラの王女である…性格ムチャクチャ悪し
「んもーー、ほっといてよっナレーション!!」
「殿下っ殿下っ!!」
奥からバタバタと志保を呼ぶ声がしてきた
「もう何よっコミケで爆破事件でもあったの?」
「ええ…それはもう早く犯人が見つかればいいなって違いますよ、お父上がっ!!」
「父上がっ!?」
ダッ
志保はその話を聞いた途端、飛び出していった

ガチャッ
「父上っ」
「殿下っ!?」
ここはマルチラ国王理緒ちゃんの寝室…
「殿下遅かったです…もうすでに国王は……」
国王理緒ちゃんはすでに死んでいた
「父上……元々心臓が弱かったのにお嬢様特急なんてやるから……」
「松浦 愛が出ないことをずっと気にしてましたからな…SS版はバグなのではと…」
「いうな…私情だ……」
「はっ、ではさっそく告別式の用意を…」
「…いやその前にロンドンにいってくる」
「イギリスへ…?護衛官をおつけしましょうか?」
「いやいい…ボディガードなら心当たりがある」
「あのーーー」
「んっ?」
そのとき、死んだはずの理緒ちゃんが喋りかけてきた
「私の出番、これで終わりですか?」
「うん」
「そんな…お金持ちの役って聞いたからやったのに…お料理…楽しみにしてたのに」
がんばれ理緒ちゃん…これは君が悪いんじゃない…みんな貧乏が悪いんだ…

ここは英国情報部MI6の本部の中…
カツカツ
その本部の通路を歩いているのは情報部随一の腕利き、浩之=藤田少佐である…
彼は目の前のドアに歩み寄った
「委員長お呼びですか?」
  カチャッ
「やっヒロ」
  そこにいたのはここMI6の委員長(部長クラスと思ってくれ)と志保であった
「失礼しました」
「どこへいくんや藤田くん?」
「急用を思い出したんで」
「まあこっちにくるんや」
「そーそー上司の言うことは聞くもんよ!」
「…てめー志保っ、お前がなんでここにいんだよっ」
志保はへらへらとにやけていた
「ちょっと藤田君失礼やでっ、国王の理緒ちゃんが死んだ今、彼女はマルチラ王国の
次期国王なんや!」
「ふふーんわかったかしら平民」
「やかましい」
浩之は以前志保のボディガードをつとめたことがあり、その折に浩之は志保に
さんざんおちょくられ、えらい目にあったのでした…そのため浩之は志保を
むちゃくちゃ苦手としているのです
「ともかくなにか用があって英国にきたらしいんや…またボディガードを頼むわ」
「んなのお断りだぜ委員長っ!!」
「命令やで藤田君…」
「ぐっ……」
浩之はその言葉に弱かった
「いやーサラリーマンは辛いわね、ヒロ!!」
「くってめーは…」
だが……浩之は少し考えて
「まあお前も父親を亡くしたばかりだしな…理緒ちゃんには悪いことをした」
「ただでさえ目立たないのにねー、お香典でも貰わないと……」
「でっ何しにきた?」
「ハッ?」
浩之は率直に志保に聞いてきた
「なにをしにきたと聞いてるんだっ」
「あーーら、愛しいヒロに会いにきたに決まってるじゃない」
志保はぬけぬけと言い放った
「冗談はよせ…」
「あっそういえばアンタ、女に興味がないんだっけ…いっしょに暮らしてる雅史は元気?」
「お前が雅史の名を使うな…俺は真剣に雅史を愛してるんだ、志保ごときに汚されたくない…」
もはや言語道断なセリフを浩之は言い放った…横で委員長もげっそりとしている…
「相変わらずね…美少年キラーの名は伊達じゃないわね」
「ふん…」
「まあいいわ…  用事というのは他でもない…ヒロ、あなたのケツを貸してほしいの」
「はっ?」
「いや…だから、ケツを……」
ドガッ
「いったーーーい!?」
浩之のかかと落としが見事に決まった
「あほかっ、なんで仕事でケツ貸さんとならんのじゃ!?」
頭に直撃を受けた志保は猛烈に反発した
「ほんのジョークじゃないっ」
「てめー今のホントにジョークか?」
「……んーーー予定はあるわよ…政界のお偉さん方って結構そーいうの多いのよね、
見る?…リストは上がってるけど」
バキッ
「あうっ!!」
「だあほぉおお!もおいい…てめーの事情なんざ知ったことか…」
「いつつ…んっヒロ…あんた、そんな勝手が通る世の中だと思っ……」
そのとき、志保は気付いたのだ…浩之の不敵な笑いとガラス窓にへばり付く
異様な数の人影を……
「なっなによ…そいつら何?」
「ははははは、知ってるか志保…原作のパタリロには護衛のタマネギ部隊というのが
いるのをっ!!」
「それがどうしたのよって…その人影……まさか」
志保の顔が青ざめていく…当然であろう、その人影とは……
「さあでてこいっセバスチャン部隊!!!!!」
ガシャーーーーーン
「カアアアアアアアアアア!!!!!」
「お嬢様あああああああああ!!!!!」
「ふんぬうううううううううう!!!」
ずだだだだだだだだだだだだだだだだだだだっ
途端、窓を破って数十を超すセバスチャンたちが部屋に入ってきた
「こんなこともあろうかとお前を連れ戻す様に連絡しておいたんだよっ、このターコ!!」
いつ連絡したんだろう…そんなそぶりもなかったのに……
「おのれーーールゥパァンン逮捕だあああああああ!!!」
ずだだだだだだだだだだだだだだだ…………
こうして志保はマルチラに帰っていった、意味不明のセリフをはいて
そして浩之は満足そうにこう言った
「あばよとっつぁん、お達者でえええええ!!」
委員長さん…あの一言……
「なんでルパンなんや?」

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オ…オチがない……どうも紫炎です!
ここの投稿ははじめてですね
普段は本家転載のとこでやってます!!
うーーーん俺はホモじゃありません
でも続き書いたらきっと浩之は暴走して
しまうんだろうな・・・
因果なもんや・・・
んでわまたこんどをを!!!